「気づくと一人反省会」「もうやめたい」‥‥私もいつもそう思っていました。
「急にやめることなんてできない」‥‥けれども時間や頻度を減らすことならできそうですよ (*^-^*)
ここでは心理カウンセラーの資格を持つ立場からも、「一人反省会を減らすコツ」を3つに分けてお伝えします。
一人反省会は、悪いことばかりではなし。上手に反省して、もっとラクに生きていきましょう!
コツ①:一人反省会の時間を短くする
一人反省会のよくないところ。ダラダラ、ネガティブ‥‥。
これからは、短い時間で、意味のある一人反省会に (^-^) これなら自分の成長にもつながりますよ☆
反省の内容を紙にまとめる
ダラダラ反省会をしていると、
- 同じことがずっと頭から離れない
- あれもこれも過去の反省点なども出てくる
- 頭が「うわ~」ってなる
‥‥何もいいことがありません。そこで反省点を、以下のように紙に書いていくワークをしましょう!
【1】今日の反省点
例:〇〇さんにキツい言い方をしてしまったかも
例:職場で慌ててしまい、変な行動をとってしまった
【2】今後どうするか
例:人と話す時は「穏やかに」を心がけよう、〇〇さんに明日さりげなくフォローを入れようetc.
例:予想外のことがあったら一度深呼吸をしよう、ゆっくり行動を心がけようetc.
反省や後悔していることは、いくつあるのか。紙に書くことでハッキリしますし、気持ちの整理もできます☆
中には「人を怒らせた」「仕事上の大きなミス」など、とても凹むこともあるかもしれません。しかし長時間落ち込んでも事態が変わることはなく、次に気をつけるしかないのですよね。
「自分は今落ち込んでいる」と優しく気持ちを受け入れた上で、今後どうするかを紙に書きましょう。少なくとも、同じ失敗を繰り返す可能性は減らせますよ。
他人のことを考えてもキリなし
紙に書いても、解決しないことがあります。それは「相手がどう感じたか」「周囲にどう思われたか」という点です。
これは考えてもキリがありません。なぜかと言うと、
- 相手がどう感じたかは、相手に聞かない限りわからない
- かと言って相手に聞いても本音を言うかはわからない
- いや、もしかしたら相手自身も「自分の気持ち」がよくわからないかもしれない
からです。多少は相手の表情やしぐさから読み取れたとしても、完璧には難しいでしょう。
また、同じ人が同じ言葉を発しても、相手によって受け取り方が違います。
- 自分が「失言した」と思い込んでも周りは何も感じていない。
- 心から褒めたつもりだったけど「嫌み」ととらえられた。
- 完璧に説明したつもりだけど相手はボーっと聞いていた。
そんな可能性もあり、もうこれは考えてもどうしようもない‥。同じ相手でも、体調や気分によって変わることもあるかもしれません。
日々人とかかわっていれば、無意識のうちに傷つけてしまうことも、自分の方が傷つくこともあるでしょう。それは仕方のないこと。仮に嫌われたとしても、単に合わないだけかもしれませんし、人の気持ちなんてまた変わることもあります。
もし誰かと関係が上手くいかなくなっても、縁がなかっただけと考え、これから生かせる部分は生かすのみ。自分が悪い場合は当然謝り、後は今いる友達や家族、周りの人を大事にしましょうね (^-^)
切り替えスイッチを入れる
ここまでのワークで、
- 一人反省会の内容を紙に書きました。
- 次はどんなことに気をつければよいのかがわかりました。
- 他人のことは考えてもキリがないと確認できました。
はい、終了です☆
「終わり!」「まっいいや!」と声に出し、今日の一人反省会を締めてください。一本締めのように、両手をパチンとたたくのもよいでしょう。
ここで切り替えて他のことに集中できると、生活が本当にラクで楽しくなります(*’▽’) 「といっても切り替えが下手で…」という人は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。
コツ②:よいことを考える時間をつくる
どうせ「頭で何かを考える」なら、自分の心が喜ぶことを考えませんか?
自分の頑張りを褒めて認める
一人反省会をしがちな人は、自信がなかったり他人の評価ばかり気にしたりする傾向があります。
そこで「今日、自分が頑張ったことを思い浮かべる」というワークを行なってみましょう。たとえば、
- すごく緊張したけど初対面の人と会話できた
- 満員電車に耐えた
- 誰からも評価されなくても仕事や家事をこなした
- 嫌な言われ方をしたけど態度に出さずにいられた
- 今日も一日、頑張った~ etc.
これは、どんなに小さなことでもかまいません。他の人が「あたりまえ」にできることであっても、「自分なりに頑張った」と感じることならOK (^-^)
思い浮かべながら「自分は頑張った!」と笑顔で声に出して褒めてあげましょう。ノートに書き貯めていくのもオススメ☆
これをしている時間は、少なくとも「一人反省会」をしなくて済みますよね (^-^)
こうして自分を認め続けていくことで、「自信がない」「自己否定ばかり」の改善につながります。自分を満たしてあげることができ、本当の幸せにつながっていくのです(*‘∀‘)
毎日ちょっとした「頑張ったご褒美」をつくるのもオススメ!
- 好きなスイーツを食べる
- お気に入りの入浴剤でお風呂に入る
- お酒や飲みたい飲み物を買って帰る
ご褒美を味わいながら「幸せ~」と感じることに集中しましょう (‘ω’)
感謝する
「~がない」「~ができなかった」という思いは、自分を満たすことにつながりません。
今日ありがたいと思ったこと、今の自分にあるものに、感謝する時間をつくりましょう。最初のうちは形だけでもOK!
- 1日健康に無事に過ごせた、ありがとう
- 〇〇さんがペンを貸してくれた、ありがとう
- 昼休みが楽しかった、ありがとう
感謝には、幸せにつながる驚くべき効果があるんです。ご興味のある方は、以下の記事をどうぞ☆
「あたりまえのこと」「すごくありがたいとは思えないこと」でも、積極的に感謝するイメージです。感謝をしている時間は、やはり一人反省会をしないはずです (^_^)
コツ③:自分に合う考え方を見つける
心の底から「ダラダラと一人反省会をしても仕方がないのだ」と思えれば、「一人反省会をするよりも好きなことをしよう☆」などと考えられるかもしれませんね (^-^)
「一人反省会ムダだったノート」をつくる
今までに「一人反省会したけど、結果的に大丈夫だった」という経験、どれぐらいありますか?
- 謝ったら「えっ?何のことだっけ?」と言われた
- 「嫌われたかも」と思ったけど今は普通に仲がよい
- 仕事でミスしたが、翌日には問題なくなっていた
できれば、すべてノートに書き出してみましょう。たくさん書き出せる人も多いはず(*‘∀‘)
紙に書き出すと、その「成功体験」が一気に見られますよね。スマホでスクロールするより、量がわかりやすいというメリットがありますよ☆
1ヶ月後もクヨクヨしてる?
一人反省会は、やめたいと思ってもなかなかやめられない(>_<)
でも「一人反省会ムダだったノート」をつくることで、「今日のクヨクヨもいずれ大丈夫になる!」と自信を持つことができます☆
果たして1ヶ月後も、同じ内容でクヨクヨしているのか‥‥。1週間、いや、明日には大丈夫になることもあるかもしれないし、深刻な内容だとしても1年後も悩んでいるでしょうか?
しかも「1ヶ月前に一人反省会していた内容を思い出してみましょう」と言われても、よほど印象的な出来事でない限り思い出せないものですよね (^-^;
大切な経験になっているかも
中には「いまだに、ちょっと大丈夫とは言えないよ」という出来事もあるかもしれませんね。
- 本当に嫌われてしまって今も関係が悪い
- 自分のミスがいまだに何かに影響している
- 深刻な事態が、長い期間続いている etc.
同じ内容で長期間、クヨクヨしてしまっているようなケースです。
けれども、人生を長い目で見た時、こういう経験が「自分をより成長させてくれた」と気づくものなのです。
よく「辛い経験が転機になった」とか「辛いことの後には大きな幸せがくる」という言葉も聞きますよね。
また、たいていの失敗は、次に生かせれば失敗になりません。なぜなら、同じような失敗を繰り返さずに済むという点で「成功」だからです。
ぜひ、自分が前向きになれる考え方を見つけてみてくださいね (^-^)
まず、やってみよう!
一人反省会をやめたい人へ、一人反省会を減らすコツをお伝えしてきました。
大切なのは、まず生活に取り入れてみることです。無理のない範囲で少しずつ、試してみてくださいね☆
特に寝る前に一人反省会をしそうになったら「自分を褒める」「感謝する」に思考をチェンジすることをお勧めします。脳の仕組みからいっても、寝る前に何を考えるのかって大事なのです!
少しずつ一人反省会の時間が減り、ポジティブな気分や幸せでいられる時間が増えることを願って‥‥。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。