心が疲れやすい人は、目・耳から取り入れる情報を減らそう。

佳見 そら

スマホを使うペンギンのイラスト

心が疲れやすい (*´ω`*)

原因の一つは、多くの情報を見聞きしていること。

何かを見たり聞いたりすれば、何かを感じる。感じた後に行動して、また考えたり感じたりする。

だったら、見聞きするモノを減らせばいいんじゃない?

減らした枠で、心にいいことをしてみない?

ここでは、なぜ心が疲れやすいのかを考え、減らした方がいい目・耳から入る情報と、ぜひ取り入れたい「心にいい習慣」について、お伝えします。

なぜ心が疲れやすいのか

すぐ心が疲れちゃう。それは、なんでだろう (*´з`)

心が疲れやすい原因の例

ここでは、箇条書きで挙げるだけにしますが…。

心が疲れる原因として、以下のようなことがあるでしょう。

  • 自己否定、自己卑下をする
  • 自分を責める、後悔する
  • 落ち込む
  • 過去のつらいことを考える
  • 不安や、未来への心配事について考える
  • 緊張する、焦る、パニックになる
  • 怒る、イライラする
  • 「嫌だな」「しんどい」などと考える
  • 嫌いな人や動物などとかかわる
  • 人とかかわる時やかかわった後に、あれこれ考える、気づかう
  • 起きた出来事について、あれこれ考える
  • 最近、よく眠れていない
  • 食生活が乱れている
  • ホルモンバランスが乱れている
  • 自律神経のバランスが乱れている
  • 忙しすぎて、全体的に余裕がない etc.

これらが多ければ多いほど、また日数が長かったり度合いが強かったりすればするほど、「心が疲れやすい」と言えるでしょう (~_~)

自分の心が疲れる原因を考えるのもいい

「いま心が疲れている」人も、「普段から心が疲れやすい」と感じる人も。

自分の心が疲れる原因は、なんだろう?

ちょっとだけ

  • 自分の気質、性格
  • 考え方の癖
  • 暇な時に、何をしているのか
  • 最近の自分の生活、環境
  • 日頃の習慣

などについて考えると、わかるかもしれません。

前述の例を参考にしてもいいですね。

原因がわかれば、対処や工夫ができます。時間はかかるかもしれないけど、長年の習慣を変えたり、自分を変えたりすることだって可能です!

仏教の「五蘊盛苦」から考える

ここからが、今回の記事のテーマ。

仏教に「五蘊盛苦 (ごうんじょうく)」という言葉があります。

お釈迦様が定めた、8つの「人生で苦しいこと」の中の1つ。

「五蘊 (ごうん)」とは次の5つを言い、それが苦しみを生み出している、ということ。

  • ‥目に見えるモノ、形のあるモノ
  • ‥何かを感じて受け止めること
  • ‥何かの思いが生じること
  • ‥何かの行為・行動をすること
  • ‥何かを認識すること

最初の「色」があるから、何かを感じ (受)、考え (想)、行動し (行)、その結果を頭の中に入れる (識)、というわけ。

考えや行動をつくる元となる「色」は、形あるモノすべて。たとえば

  • 自分の姿
  • 他人の姿や行動
  • 動物・植物
  • 物・物質
  • 目の前や、世の中で起こった出来事 etc.

無意識の部分も含め、これらを見聞きするたび、何かを感じたり考えたりしてる。

おそらく、この教えで言いたいことは「色について、どう感じ、どう行動するかで、心の苦しさが変わる」ということだと思います。とらえ方しだいで、苦しみは減らせる。

たとえば、同じ「異動」でも

  1. 「嫌だな」と思う人
  2. 「チャンスだ」と思う人
  3. 特に何も考えない、感じない

という人がいます。

最も心が疲れやすいのは 1番。 2,3番は疲れにくい (最も疲れないのは3番)。

でも、1番のような考え方の癖を持っている人が、2番3番に変えるためには、時間がかかります。

なので、次章からは「そもそもの『色』を減らせばいいんじゃない?」というお話をします。色があるから、感じたり考えたり行動したりして、心が疲れちゃうのだから。

減らしたい「目・耳から取り入れる情報」

私たちは、実に多くの情報を目や耳から取り入れています。

無意識のうちに入ることも多く、それにより自動的に「何かを感じ、考え」「行動し」「それにより、また何かを感じ、考えて」心を疲れさせてる (/ω\)

さあ、目や耳から取り入れる情報を減らそう! 見聞きする時間を減らそう!

具体例を、箇条書きで挙げてみます。

  • スマホやテレビ (特に嫌な気分になるモノ)
  • 人とのかかわり (特に嫌いな人、苦手な人)
  • SNSなど (特に嫌な気分になるモノ・交流)
  • ニュース番組 (大半がネガティブな内容)
  • 自宅やオフィスの机にある不要な物
  • その他「自分の心が疲れる原因」と思ったモノ etc.

また、以下のようなモノも、意外と心を疲れさせる原因になっています。

  • 街中の看板、ネット上の広告
  • 人工的な光、点滅する光
  • 大きな音、少しでも不快に感じる音
  • お店に陳列されたたくさんの物
  • 人ごみ、行列 etc.

はっきり言って、何かを見たり聞いたりするだけで、脳も心も働く。

物がごちゃごちゃしているほど、音ならガヤガヤしているほど疲れますし、あとは自分が「嫌だな」「不快」と思うモノの方が、疲れは増します ((+_+))

ゼロに近づける必要はない。ほんの少し減らすだけでもいい。

以下のようなこともいいでしょう。

  • 休憩時間や電車の中などで、少しだけ目を閉じて深呼吸
  • 耳栓を使う、心地いい音を聞くことなどで、嫌な音を消す
  • 少しでも、自宅で無音でボーっとする時間をつくる etc.

毎日5~10分でも「瞑想」するのも、超オススメ。

長く続けるほど心が疲れにくくなります。 実証済だし、体験談も多数!

以下の記事も参考にしてみてくださいね。

瞑想の効果。怪しくてもゆるいやり方でも、まずやってみよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

増やしたい「心にいい習慣」

じゃあ極端な話、目・耳から取り入れる情報をゼロにすればいいの?  ずっと瞑想してればいいの?

と言われれば、それは現実的じゃないし、人生に楽しさもなくなるでしょう。

何事も「ほどほど」がいい。

「目を閉じて深呼吸」なども取り入れつつ、減らした枠には「心にいい」と言われることをしてみませんか?

「心にいいこと」とは、たとえば

  • 自分の好きなこと、心地いいと感じることをする
  • 自分の好きな音楽や、ヒーリングミュージックを聴く
  • 日光を浴びる (特に午前中。直視はNG)
  • 自然に触れる、野菜や花を育てる
  • 観葉植物、生花を見る
  • 散歩、軽い運動をする
  • 楽しいことを想像したり計画したりする (笑顔や幸せな気分になれる場合)
  • 片付けや掃除をする
  • 睡眠の質を高める (工夫をする)
  • 今日あった「いいこと」「感謝できること」を書く etc.

他のことは考えず夢中になってできると、心にいい効果がアップします! といっても、体も疲れている時は「体を休ませながらできる方法」を選んでくださいね。

まとめ:まずは一つ二つから

なぜ心が疲れやすいのか、減らした方がいい目・耳から入る情報、心にいい習慣について、お伝えしてきました。

  • 目・耳から取り入れる情報を減らすことも
  • 心にいい習慣を取り入れることも

まずは一つ、二つから。

楽しみながら試し「よさそう」「心をラクにしてできる」「自分に合う」と思ったことだけ、ぜひ無理のない範囲で続けてみてくださいね (^-^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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