「思い込み」と「決めつけ」をやめて心をラクに!私の実践方法

佳見 そら

突然ですが、以下のような言葉が口癖になっていないでしょうか?

  • 「~すべき」
  • 「~しなければ」
  • 「絶対に~」
  • 「~はダメ」
  • 「~になって当然」

これらは「思い込み」や「決めつけ」を招きやすくする口癖。 実は私も、ついつい出てしまう~( ;∀;)

私は「気にしすぎる性格をどうにかしたい!」と、さまざまな本を読み、さまざまな実践をしてきました。

今回取り上げるのは、「思い込み」や「決めつけ」を減らすこと。

思い込みと決めつけを減らせば、心がラクになるかも‥‥と考えて実践してきました。

ここでは、思い込みや決めつけがよくない理由と、減らすために私が実践している方法をご紹介します☆

思い込み・決めつけは何故よくない?

どうして「思い込み」や「決めつけ」がよくないのか。私の考えも含めて、まとめます。

視野が狭まるから

「年をとると思い込みが激しくなる」とよく聞くもの。これはどうしてなのでしょう?

さまざまな要因があるとは思いますが、その一つに「年齢と共に、多くの経験や知識を得ている」ことがあると思います。多くの人ともかかわってきたことでしょう。

そのことにより、

  • 「以前こうだったから今回もそのはずだ」
  • 「〇〇の知識から、こうなって当然だ」
  • 「AさんはBさんと似ているから、こう考えているに違いない」

などと思い込んだり決めつけたりしやすい、と言えるのではないでしょうか。

これは「年齢」だけでなく、勤続年数や何かを続けている年数などでも、同じことが言えますね。

得た経験や知識は役に立つこともあるでしょうが、それだけを頼って「決めつけて」しまうと、視野が狭まる可能性があります。

どんなに本を読んでも、どんなに経験を積んでも、それらは決して「すべて」ではないですね。人間は機械ではありませんので、何から何まで同じということもないでしょう (‘_’)

加えて、

  • 情報や知識自体が古くなっている
  • 以前の経験が今回の状況とは合わない
  • 見方や角度・価値観を変えれば、正しくない

そんな可能性も‥‥( ゚Д゚)

福島の原発事故や想定外の台風被害。「おそらく想定内でおさまるだろう」という最初の思い込みが、対応の遅れにつながったとも言えます。

「経験や知識から自分はこう思うが、違う可能性もある」という柔軟な考え方ができると、早い段階で軌道修正もしやすいのではないでしょうか。

高齢や経験年数が長い人でも柔軟な考え方ができる方もいらっしゃいますので、念のため補足いたします…。

自分にも他人にも厳しくなるから

法律やルールがある以上「~しなければならない」「~してはいけない」ということは当然ありますよね。

でも、あらゆる場面で「~すべき」「~しなければ」と思いがちな人は、完璧主義になる恐れがあります。

完璧主義には長所もありますが、

  • 自分に厳しくなりがち
  • 他人に厳しく不満や批判が増えがち
  • 物事に必要以上に徹底しがち

なことから、「楽しい」「ラク」「幸せ」という気持ちになりにくくなります (‘Д’)

完璧主義の程度にもよりますが、心が苦しくなることもあるかもしれません。

  • 完璧にできない自分や他人に「イライラ」
  • 思うような結果が得られず「不満・自責」
  • 他人と基準が違い、環境に適応しにくい etc.

完璧主義の傾向がある人は、決めつけを減らし「まっいいか」「これぐらいでいいや」と思えることを増やす。それが心身をいたわり、本来の実力の発揮や、人間関係をよくすることにつながると言えると思います。

私の実践方法

思い込みや決めつけを減らすための「私なりの実践方法」を、3つご紹介します☆

口癖が出た時に「ん?」

私はネガティブ口癖や、冒頭で述べた「思い込み・決めつけを招きやすくする口癖」が多い…( ;∀;)

口癖なので、つい出てしまうのですが、出た時に「ん?」と頭の中でフィルターにかけ、言い直しています!

たとえば人と会話している時に

  • 「こうするしかないよね!」
  • 「絶対ダメだよ~!」
  • 「〇〇すべきなんだよね」

などと言いがちなのですが、気づいたら言い直す (*‘∀‘)

  • 「…まあ、こうした方がいいと思うんだ」
  • 「…あっ、やめた方がいいと思うなぁ」
  • 「…〇〇した方がいいと思うんだよね」

っていちいちウザイかな(笑)? まあウザイと思われても「まっいいや」。やんわりな言い方に直しています☆

独り言で「掃除をしなきゃ」「行かなきゃ」などと口にしてしまうのも「あっ、掃除をしよう!」「よしっ行こう!」などに言い換えています。何事にも「~したい」と思えるような楽しみを見つけられるよう、心がけてもいます (^-^)

自分にツッコミを入れる

思い込みや決めつけは「思考の癖」なので、つい思ってしまうもの…。

  • 「〇〇すべきだよなぁ」
  • 「絶対こうだよなぁ」
  • 「ダメに決まってるわ」

こんな時は、自分で自分にツッコミを入れています!

  • 本当に〇〇って「すべき」なの?
  • 「絶対」?そんなことないだろ(笑)
  • 本当に「ダメ」?しかも「決まってる」のかよ?

サンドウィッチマンの伊達みきおさんのツッコミが大好きで、頭の中に登場していただくこともあります (伊達さんに突っ込まれる姿を思い浮かべる)。楽しみながら実践できますよ(*‘∀‘)

人間関係のストレスを感じた時に「ん?」

ストレスの大半は「人間関係」とも言われるほど。

他人に対して不満を感じることもあると思いますが、その時に「ん?」と自分の思考を見直すと‥‥意外と多いんです、思い込みや決めつけが。

  • 「上司なのだから~すべき」
  • 「あんなことをするのはおかしい」
  • 「女性が~をするのが当然でしょ」

相手が多大な迷惑をかけているケースなどは除いて、このような考えに固執していると、余計にストレスが大きくなります。良好な人間関係も、築きにくくなりますよね (~_~)

私はなるべく

  • 世の中には、いろいろな人がいる
  • 相手にも事情があるのかも…
  • あの人にも良いところはある

などと考えるようにしてきました。長く続けるうちに心から思えるようになり、ラクになりましたよ☆

以前の私はネガティブ街道まっしぐらで、

  • あの人に嫌われているに違いない
  • あの人にこう思われたに決まっている
  • あの人は絶対こういう人。私とは合わない

など、相手に対するネガティブな決めつけも激しかったです、恥ずかしいぐらい…(*_*;

先に「決めつけて」しまうと、脳がその情報を探し始め、物事が本当にそのような方向に進みやすくなります。自分で自分を苦しめてしまうし、もったいないとも言えますね (´Д`)

「え~…でも根拠があるし」という場合も、そこに思い込み・決めつけがないかどうか再度確認してみます。他人の事情や心はわからない部分も多いですし、今後変わるなんてこともあるかもしれません。

まとめ&取り入れポイント

今回の記事のまとめと、実践ポイントをお伝えします。

★今回のまとめ★:「思い込み」と「決めつけ」はもったいない。なるべく柔軟に考えられるよう意識しよう。

★実践ポイント★

  • 「思い込みや決めつけをしているかも」と気づいただけでも素晴らしい一歩。
  • まず口癖を見直し、「思い込み」や「決めつけ」につながる口癖を減らそう。
  • 無理のない範囲で、こまめに地道に思考を見直し、少しずつ考え方の癖を変えていこう。

イラストレーター&アートディレクターの兎村彩野さんの言葉より。「好奇心をもって『思い込み』を壊していくとワクワクできるんです。」

私もワクワクしながら少しずつ、思い込みや決めつけをやめていきたいと思います (*’▽’)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2件のコメント

    1. 亮太様、このたびは記事をお読みいただき、コメントをくださり、ありがとうございました。3点ほど、伝えさせていただきたく思います。
      ➀思考は湧き出るものですので、どんな思考が出ても、自分を責めたり否定したりする必要はありません。
      ➁無理してなおす必要もないと思います。「ああ、今こういう思考が出ているなぁ」と自分の思考を眺め「でも、違う考え方もあるみたいだ」「こう考えるとラクなのかもしれない」などと考えてみる。それを続けることで、いつかその人のタイミングで思考が自然と変わる日が来るかもしれません。(でも来なくてもOK)
      ➂どうしても思考を変えたい場合は、➁に加えて「心にいいこと」の実践をお勧めしています。たとえば断捨離・掃除・瞑想・自然に触れる・日光浴・軽い運動など。いろいろ調べ、無理のない範囲で実践できるとよいでしょう。多少の時間はかかりますが、続けるうちに湧き出る思考が変わる期待ができます。一応私も実践の方法などを記事にまとめていますので、よかったらサイトマップもご覧になってみてください。

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