誹謗中傷が怖い,落ち込む。心がラクになる考え方を集めました。

佳見 そら

ネット上の誹謗中傷に落ち込む女性のイラスト

誹謗中傷とは?

  • 「誹謗」= 他人のことを悪く言うこと。
  • 「中傷」= 根拠のないことを言いふらし、他人を傷つけること

怖いのも落ち込むのも、仕方ないよね (´Д`)

でも、ずーーっと落ち込むのはツライし、誹謗中傷を恐れすぎたら、やりたいこともやれなくなるかもしれないし。

ここでは、ネット上の誹謗中傷が怖い&落ち込みやすい人へ、心がラクになる考え方や名言をご紹介。「批判」「非難」など、似た言葉との違いも解説します。

誹謗中傷が怖い&落ち込む。心をラクにする考え方

ふっと心が軽くなる (かもしれない) 考え方を、5つご紹介します。

誹謗中傷する人間はほんの一部

誹謗中傷に動揺して

  • 「あの人もこの人もそう思ってるのかも」とか
  • 「多分、これは多くの人の代弁だ」とか
  • 「ああ、世の中は悪い人ばかり」とか

どんどん悪い方に偏った見方になってない? (気持ちはすごくわかります)

でも、そんなふうに「根拠のない悪口」を言う人って、ほんの一部だと思うんです。

実際に「炎上書き込みをする人」は、ネットユーザーの0.5~1%とも言われています。

世の中のほとんどは、誹謗中傷しない人たちなのです。

自ら狭いニワトリ小屋に入る必要はない

北野武さんは著書で、ネット上の誹謗中傷に傷つく人を「狭い小屋の中にいるニワトリ」に例えていました。

狭い小屋で、周りからつつかれて傷ついている (>_<)

小屋から出れば、広い広い「誹謗中傷なんてない世界」で生きられる。

すなわち、誹謗中傷なんて「見なければいい」「見に行かなければいい」だけなのです。

橋下徹さんも著書で「誹謗中傷に耐え抜く必要はなく、さっさとブロックし、それでも続くようなら自分のアカウントを削除してSNSとは距離をとるのが一番」と仰っています。

でも、見ざるを得ない場合もあるよね…。

そんな場合は、仏教の教えにもある通り「こちらに向けられた悪意も、受け取らなければ相手のもの」と思うこと。

そうすれば、悪意のエネルギーは、ブーメランのように相手に返ります。

「誹謗中傷なんて受け取らない!」と強く決めたり、相手に投げ返すイメージをしたり、お守りになる物を持ったりするのもよいかもしれません。

誹謗中傷に落ち込むのは自分だけではない

当たり前だけど、ネット上で誹謗中傷されたことがあるのは自分だけじゃない。

「誹謗中傷 被害 割合」で調べると、けっこう多いんだなぁと思ったり。

他人への誹謗中傷を見て傷つく人だって、きっといっぱいいる。

思えば、スポーツ選手や芸能人など、誹謗中傷をいちいち気にしたらやっていられないと思います。

でも、同じ人間。

  • すごく傷つき落ち込んで、病んでしまった人もいるだろうし、
  • 「傷つくからエゴサーチはしない!」と決めてる人もいるだろうし
  • 傷ついてるけど「やるべきことに集中!」と頑張る人もいるでしょう。

「有名人やインフルエンサーの方々に比べたら、一般人が受ける誹謗中傷の数や程度は大したことない」と考えるのも一つかもしれません。

相手はかわいそうな人だから仕方ない

誹謗中傷の加害者になりやすい人は

  • サイコパスなどの人格障害を持つ人
  • ストレスや不満が多い人
  • 劣等感や嫉妬心を抱きやすい人
  • 優越感や正義感にひたりたい人
  • 精神年齢や魂の成長レベルが低い人

であると思います。

もう単純に「かわいそうな人なんだ、仕方ない」と考えてラクになるのなら、それもヨシ。

ヒマな人を相手にしても仕方ない

ネット上に誹謗中傷の書き込みばかりしているような人は、はっきり言ってヒマです。

(もちろん、暇を感じている人の中でも、誹謗中傷を書き込むような人はごく一部)

ヒマな人を相手にして (クヨクヨ傷ついたり落ち込んだりすることも含め) 自分の周波数を下げるより、

  • 自分のやるべきことに集中したり
  • やりたいことや好きなことに夢中になったり
  • 日常生活を丁寧に味わい尽くしたり‥‥

できるだけ切り替えて自分の周波数を高めることが、誹謗中傷を寄せ付けにくくなることにもつながりますよ!

誹謗中傷と批判・非難は違う

一応、誹謗中傷と、それに似た言葉の意味をまとめます。

  • 誹謗中傷‥根拠のない悪口やダメ出し、悪質な嫌がらせ (「死ね」「消えろ」など)
  • 批判‥物事の判定・評価をすること、欠点や過失を指摘しつつ改善すべきであると論じること。
  • 非難‥根拠のある相手へのダメ出し (人の欠点や過失を取り上げて責めること)
  • 意見‥あることについて持っている考え
  • 感想‥あることについて感じたことや思ったこと

誹謗中傷は「名誉棄損罪」「侮辱罪」に該当しうる犯罪行為なのに対し、他の4つは「表現の自由」として原則認められています。

でも、見分けがつきにくいことも多い (-ω-)

書き込んだ側は「正当な批判」や「ただの意見」のつもりだったのに、書かれた側は「誹謗中傷」ととらえたり。

同じ「批判」でも、愛と思いやりを持った上で書き込む人もいれば、「相手を痛めつけてやりたい」という悪質な気持ちのもとで書き込む人もいる。言葉だけでは理解できないこともあるでしょう。

悪く言われた書き込みであっても、まず冷静に読んでみる。 で、明らかな誹謗中傷でない限りは

  • 今後に生かせる部分は生かしたり
  • 「こういう意見や感想もあるんだ」と参考にしたり
  • 自分を成長させるために必要な書き込みだと考えたりし、

ありがたく受け取れるといいですね。

書き込みからいただくことだけいただいたら、後はクヨクヨせずに切り替えられるのが理想かな、と思います (なかなか難しいんだけどね…)。

心がラクになる名言をご紹介

最後に、心がちょっと軽くなる (かもしれない) 名言を5つご紹介します。

★「批評は、すべて分厚い『称賛』のパンにサンドするもの」メアリー・ケイ・アッシュ (アメリカの実業家)

⇒褒めてくれる人や賛同・応援してくれる人の存在に、しっかり目を向けたい。「そんな人いないし…」と思う場合も、陰で応援してくれている人が意外といるもの。

★「人々は多く語る人を非難し、少ししか語らない人を非難し、黙っている人を非難する」ブッダ

⇒何をやっても、誰かしらには非難される。時には、誹謗中傷の矢が当たることもあるでしょう。

★「世の中、何をやっても、だいたい半分半分。だったら自分の好きなようにやった方がいい」野茂英雄 (日本とアメリカで活躍した元プロ野球選手)

⇒自分がいいと思っても、批判や誹謗中傷もあるし認めてくれる人もいる。どんな考えも行動も、賛成者も反対者もいる。だったら、無理に自分を曲げる必要はないのでは?ということ。

★「黙々と自分がやるべき仕事をする、それが悪口に対する最上の答え」ジョージ・ワシントン (アメリカ初代大統領)

⇒何を言われても、自分の仕事に集中する。成果を出したり認められたりしていくうちに、応援・味方してくれる人がどんどん増えるでしょう。

★「偉大になればなるほど悪口を言われやすくなる。凡人には罵倒の矢さえなかなか当たらない」ハインリッヒ・ハイネ (ドイツの詩人)

⇒偉大になったり、有名で影響力が大きくなればなるほど、誹謗中傷も多くなる。嫉妬もされるし。「注目されている証拠」と前向きに捉えるのも一つ☆

まとめ:悪質すぎる場合は何らかの行動も

「誹謗中傷が怖い」「誹謗中傷に落ち込みやすい」と感じる人へ、心がラクになる考え方や名言などをご紹介してきました。

誹謗中傷は「スルー」が一番。 でも、そうも言っていられない書き込みもあるでしょう (>_<)

その場合は

  • SNSや掲示板の運営会社、管理者に削除を依頼する
  • 投稿者に削除を依頼する
  • 弁護士などの専門家に相談する

などの方法もありますね。

身近な人に相談するのもよいでしょう。そういうことに詳しい人、同じ経験をしたことがありそうな人に相談できると、得られるものが多いと思います。

でも相談相手の選び方には気をつけて。以下の記事もご参考に…。

悩みを軽くする!相談相手の選び方とコツを基礎から教えます。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

最後に、以下の関連記事のリンクも貼っておきます。

他人からの批判・否定に傷つく…この方法と考え方で長引かせない! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

誹謗中傷に傷つくのも落ち込むのも仕方のないこと。優しく自分に寄り添い、決して自分を責めないであげてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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