はじめましての方。このブログは、私が「ネガティブ」や「気にしすぎ」を改善した経緯についてご紹介しています。
さまざまな本・サイトを参考に、方法を独自に組み合わせ、実践し続けてきました。
実は「付き合う人を選ぶ大切さ」は、脳科学や心理学、成功哲学、論語の教え、スピリチュアルなど、さまざまな分野で言われていること。
私も、約2年かけて自分を変えてきた経験から、強く感じています。「普段よくかかわる人」「よくいる組織」を選ぶ大切さを‥。
この記事では、ネガティブを改善するために「なぜ付き合う人を選ぶのが大切なのか」を簡単にまとめ、私なりに強く実感した理由と、経験から感じたことをまとめていきます。
なぜ付き合う人を選ぶのが大切?
一般的に言われている「付き合う人を選ぶのが大切な理由」を、分野別にスピード解説します。
脳科学・心理学の分野から
脳科学・心理学の分野からは、3つの根拠で簡単に解説します。
RAS
RASとは、自分が意識・関心を向けていることの情報を、無意識のうちに探すという脳内の機能のこと。
ネガティブな言葉や感情をよく口にする人と付き合えば、そのネガティブ言葉や思考・感情が、嫌でも脳に刻み込まれます。よって、ネガティブな情報を勝手に探す脳になってしまうわけです。
ミラーニューロン
ミラーニューロンは、人間の脳にある神経細胞のこと。別名「ものまね細胞」とも言われており、他人の行動や口癖を鏡のように映しとり、他人の感情を予測したり、行動の意図を理解したりするものです。
すなわち、ネガティブな行動や思考が多い人と付き合うと、自分にその意思がなくても、行動様式や考え方が似てくると言えるのです。
認知的不協和
RASやミラーニューロンの働きで、ネガティブな人と付き合うと「自分もネガティブな考え方や発言が多くなる」と言えます。
心理学では、自分の認知と行動のつじつまを合わせようとする性質があるとされていて、これを「認知的不協和」と呼んでいます。
すなわちネガティブなことを考えたり口にしたりすると、頭がそれに合わせようとし、ネガティブな行動も増える、というわけなのですね。
心理学の分野からもう一つ。一度無理だと思ったら今後も挑戦しようとしない「学習性無力感」。これもネガティブな人と付き合うことで多くなると言えるでしょう。
成功哲学の分野から
「聞いたことがある」という方もいらっしゃるかもしれませんが、「自分は最も多くの時間を共に過ごしている5人の平均値」だということ。
アメリカの起業家、JimRohn氏の言葉ですね。
- 自分の考え方や価値観
- 自分の行動
- 自分の年収
- 自分の服装や持ち物
- 自分の周りの環境
など、あらゆることが、自分とよくかかわる人たちの平均だという法則です。これは、前述のミラーニューロンも関係しています。
成功者の周りには成功者が多い、ネガティブな人の周りにはネガティブな人が多い、というわけです。
スピリチュアルの分野から
ネガティブな発言や行動からは、よくない波動(エネルギー、周波数、オーラとも言えます)が出ています。
ネガティブな人同士でいると、「よくない波動」が共鳴する。つまり、お互いのネガティブが、どんどん強まっていくのです。
これで終わればまだしも、ネガティブな意識や思考は潜在意識に刻まれ、さらにネガティブな出来事や現実を引き寄せやすくなるとも言われています。
ネガティブな発言や感情である「愚痴」「怒り」などは、発せば自分に返ってくる。このことは仏教の教えやことわざなどで、昔から言われていることでもありますね。
私の実践から感じた、付き合う人を選ぶ大切さ
「ネガティブ」や「気にしすぎ」を改善させてきた経験から感じたことを、話していきます。
「類は友を呼ぶ」の罠
飽くまで私の場合、ネガティブを改善するために以下のような実践を続けてきました。
- ネガティブな思考を減らすための方法
- 上手に切り替えができるための方法
- 前向きな考え方を選ぶ方法
無理のない範囲で少しずつ…。加えて精神的によい効果をもたらすと言われる「掃除」「運動」や、運気を高める行動なども組み合わせています。
しかし幼少期から40歳まで、ネガティブ思考の自分と過ごしてきたわけで。
周りの友人・知人も、ほとんどがネガティブな人たちでした。
せっかくネガティブを改善するための実践を始めても、その友達とかかわることで自分が染まる。なんていうか、元に戻ってしまうような感覚が、すごく多かったのです。
かといって、友人・知人を「一気に切る」ようなことは、できませんでした。
今思うことは、本当に少しずつ少しずつネガティブな人と距離を置いていったなぁということ(反対に距離を置かれることもありましたし、一緒に変わってくれた友人もいました)。
職場や近所、子どもの学校関連の人も‥。「完全に縁を切る」ではなく、最低限の挨拶や会話はできる、ほどよい関係です(^_^)
さまざまな実践を始めてから約3年半立ちますが、最近は他人のネガティブ発言を聞いても「気にならない」「さっと流せる」までになりました。コロナ禍の影響で、他人と距離を置きやすくなったのも大きいかな。
今は「なんか友人がすごく減っちゃった」感覚もありますが、そのうち今の自分と合う友人ができると信じています(^_^)
ありのままの自分でいい?
最近よく見かけるのが「ありのままの自分でいい」という言葉。「ちょっと変」な私もこの言葉に助けられることが多く、自己肯定感にもよい影響を与える言葉だと思います。
ありのままの自分で他人と接すれば、それにふさわしい相手が寄ってくる。反対に自分をつくって他人と接すれば、そのつくった自分にふさわしい相手が寄ってくるわけで。
すなわち、ネガティブな人がありのままの自分で他人と接すると、ネガティブな人が寄ってきます。もう、一生ネガティブなまま…。
正直、私はネガティブを改善した今の方が、「幸せ度」はぐんとアップしています☆
私は、自分の性格や気質、考え方、個性などの中で「ありのままでいい部分」と「改善(緩和)させたい部分」を分けて考えることを提唱しています。
いきなりネガティブ思考や気にしすぎの気質を「変える」ことはできなくても、今より幸せに生きられるよう「少し改善(緩和)させる」「工夫する」ことはできるはずです!
付き合う人の選び方
本気でネガティブを改善したいのであれば、何らかの一歩を踏み出す必要があります。その一つが「付き合う人を選ぶ」ということ。
まず、距離を置いた方がいい人とは、ズバリ
- かかわると、なんかネガティブな気持ちになる人
- 愚痴や人の悪口、不満ばかり口にする人
理由はわからないけど「この人と会うと、なんか世界が暗く見える」「自分のネガティブな部分が湧き出てくる」という人が、私にはいました。
「突然、縁を切る」は難しいにしても、徐々にフェードアウトできるのが理想です。
また、ネガティブ思考や気にしすぎゆえに「人当たりがよい」人もいると思います。
人当たりがよいと、どうしても人が寄ってくる。これ自体は決して悪いことでなく、むしろ「強み」なのですが…。
なんと、相手がネガティブ感情を吐き出す「受け皿」になってしまいがち、とも言えるのです。
ネガティブな話には「毒」「悪いエネルギー」がたっぷり。「口を開けばネガティブな話ばかり」という人とは、まず距離を置いた方が身のため(*´ω`)
このような人との距離の置き方、対処法については、以下の記事が参考になりますよ☆
じゃあ、どういう人と付き合えばよいのかというと。
普通の人なら、普通に付き合って大丈夫。ってわかりにくいですね(;’∀’)
人間です。多少の愚痴や悪口は仕方ないと思いますし、中には愚痴を言っても「なんか毒が感じられない」という人もいる。自分がそう判断すれば、私は普通に付き合っています。
「積極的に付き合いを増やしたい人」という視点から考えれば、
- 物事を前向きに考えられる人
- 「ネガティブな話」を口にしない人
- 笑顔や感謝が多い人
と言えるでしょうか。
ちなみに、ネガティブな人がポジティブな人と付き合うと、最初のうちは疲れるかもしれません。「私はやっぱりネガティブ」「あの人のようにはなれない」とネガティブな部分が出ることもあります。
けれども「少しずつ慣れてくる」もの。自然とポジティブな人の考え方や発言は、脳に刻み込まれています。ふとした瞬間に「あっ自分も同じような考え方ができた!」なんてことも、あるかもしれません☆
まとめ:無理なく少しずつ
特に「頑張り過ぎてしまいがち」な人は気をつけてください。
ネガティブな自分を改善したいからと「付き合う人を急に厳選!」「無理やりポジティブ!」などは、後で心が悲鳴をあげてしまうことがあります。
明日明後日、来週、来月に、すぐ改善できるものではありません。環境や状況、体調により「寂しさ」や「強いネガティブ感情」が出る日もあることでしょう。
焦らずに長い目で‥。ネガティブをほんの少しでも改善し、今よりも「幸せ度」をアップさせられることを願っています。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。