許せない。
- 仕返しをしたい
- 相手に不幸になってほしい
- なんとしても謝らせたい‥‥
そう考えるのは仕方ないけど、自分の心が「ラクでも」「楽しくも」「幸せでも」ない (´Д`)
だから私は「許さなくていいけど、相手と距離をとること」をお勧めします。
ここでは、許せない時に「相手と距離をとることを勧める理由」「距離をとる方法」「でも心をラクにする方法は人それぞれ」というお話をしていきます。
許さなくていいけど、距離をとることを勧める理由
許せない人を許すって、けっこうハードル高いと思うから‥‥。
「今」をよりよく生きるため
人生って、結局「今」の積み重ね。
幸せに生きたいなら、「今」を幸せに生きるのみ。
100%を「楽しい」「心地いい」にできなくても、今をできるだけ「嫌な気分」にはならないようにしたいもの。
でも、意識しないと、ついネガティブなことを考えたり、嫌な気分になることをしたりしがちです。
許せない人のことを考えている時間も、そう。
許せない人を許さなくていい。ただ自分が「今この瞬間を心地よく過ごすために」許せない人とは距離をとること。少しでもいいので、今の「嫌な気分」を減らし「いい気分」を増やす工夫をしたいですね。
自分の心身や幸せのため
許せない人のことを考えている時は、ネガティブな思考と感情になっていますよね。
もちろん、ネガティブな思考や感情は「勝手に湧いちゃう」ものだから仕方ない。
また、ネガティブは人生に必要な側面もありますし、ネガティブがあるからこそ対極のポジティブもあるのだから、必ずしも「ネガティブ=悪」と言うつもりはありません。
ただ、ダラダラとネガティブでいると、心がすさんできます。
体の免疫力も下がってきます。
しかも脳科学や量子力学的には、考えたり意識を向けたりすることで
- それに関することを、脳が勝手に探したり
- 許せない思いがさらに強まる出来事が起きたり
- 同じような別の出来事が起こったり
しやすくなるのです (/ω\)
よって、幸せに生きたいのなら、やはり今をできるだけ「楽しい」とか「心地いい」という気分で過ごすこと。何も考えないニュートラルな感じでもいいでしょう。
また「許せない人のことを考えている」=「心の中でその人と一緒にいる」わけで‥。心は自由なので、誰と一緒にいても一人でいてもいい中、許せない人と共存しているのです。
理想は、許せない気持ちが自然と薄れること
私にも、許せない人がいました。
もうその人と会うことはないのに、毎日その人のことばかり考えて、腹立たしかった。
でも、いろんな本をきっかけに、自分を変える実践や、毎日をできるだけ「いい気分」で過ごすことに取り組むうちに、自然と許せない気持ちが薄れ、5年以上過ぎた今では感謝できるまでになりました。
中には「許したいのに、許せない」と悩む人もいるかもしれません。
許したいと思うのは悪くないのですが、「許したい」と思っているということは「今、許せていない」ということ。
「許したい」と強く願えば願うほど、残念ながら今と同じ現実 (=許せない) を引き寄せやすくなる側面もあり。
「許したいのに許せない」ので、自己否定や自責につながりやすくもなる (._.)
しかも許したくて相手と対話しても、思うように相手が変わってはくれず、さらなる怒りや悲しみ、恨み、絶望感などに打ちひしがれることもあるかもしれません。
よって私は、許せない人と積極的に距離をとり続けることで、結果的に
- 許せない気持ちが軽減されたり
- 気づいたら、どうでもよくなっていたり
- いつのまにか許せていたり、感謝できたり
ということが理想だと思うのです。
そう。 頑張って、許さなくても、いいのです。
相手と距離をとる方法
相手との距離のとり方は「見ない」「会わない」などの物理的な方法と、心の中で線を引く精神的な方法があります。
物理的に距離をとる方法
とにかく
- 相手に会わなくていいなら会わない
- 相手と話さなくていいなら話さない
- 相手を見なくていいなら見ない
を徹底させます。
会わざるを得ない、話さざるを得ない相手でも、かかわる時間を一分一秒でも減らす工夫をする。
見ざるを得ない場合「相手との間にパーテーションや観葉植物などを置く」「視力が悪い人はメガネをかけない」など、自分ができる範囲で相手が見えにくくなる工夫をする。
可能であれば「許せない相手と、つながりのある人」とのかかわりも、減らしましょう。
また、
- 許せない人が写っている写真、画像、動画
- 許せない人を連想させる物
は処分するなり目に見えない所に保管するなりし、その人を思い出す場所にも行かないようにします。
許さなくていいので、とにかく、その人のことを考えることにつながる人や物とのかかわりを減らす。その人と距離をとる自分なりの工夫をし、実際に試してみることです。
精神的に距離をとる方法
物理的に距離をとれない場合は、心の中で。
ワタナベ薫さんや浅見帆帆子さんなど、多くの作家の方も仰っています。
仮に目の前に許せない相手がいても、
- 自分と相手との間に鉄壁や氷の壁をイメージする
- 自分にモコモコのバリアが張られているイメージをする
- (難しいけど) 相手がそこにいないものと思い込む etc.
心の中で「許さなくてもいい、でも自分と相手は、もう関係ない」とかつぶやくのもいいと思います (自分の心がラクになる言葉を考えてみましょう)。
また、前述の通り、許せない人が目の前にいなくても、頭で考えていれば同じこと。
どうしても、心 (感情) もネガティブ方向に動きますし…。
よって、頭の中から許せない人を排除する「自分に合った方法」を探すことです。
すでに好きなことや夢中になれることがある人は、それを徹底的に楽しむのがいいと思います。
ない、という人にお勧めなのが、
- 運動、ダンス、体を動かすこと
- 断捨離、片付け、掃除
- 料理、手芸、工作、DIYなど
- 歌を歌う、音読など、声を出すこと
- 楽器を演奏する etc.
「どうしても許せない人のことを考えてしまう」「集中が難しい」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
今に集中するコツがやっとわかった。日常生活で練習しラクで幸せに。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
「何かに集中している時には、許せない人のことを忘れられる。でもまた思い出す。」という繰り返しになるとは思いますが、それでOK。 変化は「ゆっくり少しずつ」でいいのです。
でも心をラク&幸せにする方法は人それぞれ
ここまで「許さなくてもいいから、相手と距離をとろう」という内容でお伝えしてきました。
でも許せない人がいる時に、心をラクにする方法、少しでも幸せに導く方法は、人それぞれです。
(相手の性格やタイプによるとも言えますし、状況によっての違いもあるでしょう。)
ネットで調べるだけでも、いろんな方法がありますね。
- 心の奥底の怒りや悲しみを、きちんと感じ取る
- 怒りや悲しみ、恨みなどの気持ちを吐き出す
- 怒りや悲しみ、恨みなどの気持ちを相手にぶつける
- 許せない人に謝ってもらえるよう、話しに行く
- ただ頭に浮かぶままに怒り、悲しみ、恨み、時が過ぎるのを待つ
- 「もう自分は相手を許したんだ」と思い込む
- 許せない相手のいいところを探したり感謝したりする
- 相手を「許す」「手放す」と強く決める
- この世は「空 (くう) 」「実体は何もない」ことなどを学ぶ
- この世は「夢の世界」「仮想現実」と思い込む etc.
許せない家族と話し合いなどを重ね、紆余曲折を経ながら、数年かけて許すことができた。ようやく霧が晴れ、明るい自分の人生が始まった、という人もいます。
本当に、それぞれなのです。
ぜひ、自分にしっくりくる方法を探してみてください。
私も人生で許せない人が何人かいましたが、とてもお勧めできない方法も含め、その時々で違う方法をとりました。今は、お伝えしてきた内容が一番いいと、私は思っています。
まとめ:許せない自分のことは、許してもいい
誰かを許せない時は、許さなくてもいいので距離をとるのがいいのでは?という内容でお伝えしてきました。
もちろん「許せないこと」の内容や程度にもよりますが、許すのって難しいと感じます。
「許さなくていいや~」と思うだけで、私は少しラクになりました。
許せない自分もOK。 みんな「今ここで生きてる自分」を、もっと存分に認めてあげていいのだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。