「今に集中すること」が大切。と言われても、難しい…。
私は超ネガティブな自分を変えるため、4年前から本気で! あらゆる実践をし始めました (*’ω’*)
その一つ「今に集中すること」は、なかなかコツをつかめませんでした。不安や後悔など、余計なことを考えてばかりで‥。
少しずつネガティブが改善されてからも、「今に集中って、なんかよくわからない」( ;∀;)
でも最近なんとなくわかってきて、コツもつかめたと感じます。ようやく(笑)
ここでは、なぜ「今に集中すること」が大切かを簡単に解説し、日常生活の中で「今に集中するコツ」をつかむ方法をお伝えします。
なぜ「今に集中する」が大切なの?
今に集中することが、心に「ラク~」や「幸せ~」を与えてくれるのって、なんで? 簡単にお伝えします。
頭も心もネガティブにならないから
たとえば、おもしろい話を聞いてゲラゲラ笑っている時。→「今」に集中しています。
反対に、つまらない長話を聞いている時はどうでしょう。→ つい別のことを考えたりしてない?
人間の脳は、1日に6~10万もの思考をしていると言われています。
しかも個人差はあれど、意識しないと「ネガティブな方向」に考えがちになるとか‥(危険回避などの「本能」により仕方ないそう) (‘Д’)
「ネガティブな方向」って? たとえば
- 人や物事に対する批判・否定
- 過去の嫌なことや後悔
- 今後の心配、不安なこと etc.
こんなことばかり考えていては、心も「どんより」、もしくは「イライラ」。
「今していること」に集中ができれば、頭も心もネガティブにならないのです。仮につまらないことでも、そこに集中すれば「余計なこと」は考えずに済むわけ (つまらないことをやり続けるのがよいかは別問題 (笑)。
仏教の教えや幸福学でも言われている
仏教でも「今、ここに集中して生きる大切さ」が説かれています。
今に集中することで、心が過去にも未来にも引っかからない。時の流れは「今」の連続で、過去にどんなことがあろうと、今の生き方次第で未来は変えていける。だから「今」が大切、ということ。
もちろん仏教で言う「今に集中すること」を深めるには、より深い学びや実践が必要にはなります。
また、幸せを科学的・客観的に追究する「幸福学」の分野でも、調査や研究から「今に集中することが幸せにつながる」と言われています (^-^)
日常生活で「今に集中」を練習する方法
「今に集中する」って? 私がどんなことで、どう練習し、どうコツをつかんだのか、お伝えします。
行動をしっかり感じる・味わう
今していることに対し、しっかりと「感じよう」「味わおう」と意識する方法です。
以前の私は、何をしていても
- 「明日の仕事、不安で仕方ない」
- 「自分って、ダメダメだな」
- 「〇〇さん、どう思ったかなぁ」
などと、余計なことを考えてばかり (~_~)
今やっていることに対し、きちんと「感じる」「味わう」ことをすれば、余計な考えを浮かばなくさせることができる、というわけです。
きちんと「感じる」「味わう」ためには、五感を意識するのがコツ☆
音、におい、手触り、肌触り。食事の場合は、料理の味、舌触りなど。
ただ呼吸をするだけでも、鳥のさえずりや虫の声、雨の音、空気のにおいなどを、しっかりと「感じよう」「味わおう」としてみる。目を閉じた方が、視覚以外が働きやすくなりますよ (^-^)
難しい場合は「ブッダの教え一日一話 (アルボムッレ・スマナサーラ著)」に載っていた、一つ一つの行動を「動詞」で区切って確認するのがオススメ。
たとえば、
- 料理‥‥「(皮を)向く」「切る」「(油を)ひく」「炒める」
- 食事‥‥「座る」「箸でつかむ」「口に運ぶ」「噛む」「味わう」「飲み込む」
- 散歩‥‥「歩く」「景色を見る」「音を聴く」「匂いを嗅ぐ」etc.
「この行動には、どんな動詞があるだろう」と考えたり、その動詞の感覚をしっかり味わったりすると、その行為だけが進んでいくのです。不安も悩みも苦しみも、消えてくれます☆
ゆっくりと、丁寧にやってみる
前述と重なる部分もありますが、一つ一つの行動を「ゆっくり、丁寧にやろう」と意識する方法です。
武田双雲さんの著書「のびのび生きるヒント」を参考に、私もたまに取り入れています。
時間に余裕がある時に限りますが、普段テキトーにやっていることを、あえて超丁寧にやってみる!
- 洗濯物をきっちりたたむ
- きちんと泡立てて丁寧に体を洗う
- 一本一本の歯をゆっくり磨く etc.
ゆっくり丁寧に行おうとすると、五感で「味わう」こともしやすくなります。今まではさらっと流していた感覚をしっかり味わい、いい気分で実践しています☆
また「感謝できることを探して感謝しながら行う」のもオススメ。たとえばトイレ掃除の時に「休まず働いてくれてありがとう」「水で流してくれてありがとう」など。余計なことを考える隙なしですっ!
そのことについて考える・試す
何かをしながらも、ネガティブな後悔や不安が頭から離れない (>_<)
そんな時に、今していることについて、とことん考えたり試したりする方法です。たとえば、
- 家事や仕事など‥‥もっと効率的かつ質を高める方法を考えよう
- 子どもとの会話‥‥育児書に書かれていた声がけを試してみよう
- 散歩‥‥(周囲を観察し)あの看板は、何か意味があるのだろうか?
- 野球観戦‥‥ピッチャーが次に投げる球はストレート?フォーク?
- ルーティン作業‥‥いつもと違うやり方を試してみよう etc.
そのことについて「とことん考えよう」「試そう」と思うと、意外と楽しいですよ☆ 楽しければ、ネガティブな考えも浮かびませんしね (*‘∀‘)
家事や単純作業は絶好の機会!
そう。家事や単純作業、ルーティン作業って、今に集中する練習に最適!
「家事大嫌い」だった私も、そう思うと楽しくなったのです (*‘∀‘)
佐藤伝さんの「ほっとする習慣」という本の中では、家事を「動的瞑想」と表現しています。今まで家事をしたことのなかった男性が「無になれる感覚がいい!」と言って家事にハマった、という実話もあるとか。
- 家事や単純作業ってメンドクサイ
- なんで自分ばっかり…
- もう、やりたくないよ~
と考えがちな方は、「今に集中する練習」と考えてみてはどうでしょうか?
瞑想を実際にやってみる
3年ぐらい前から、瞑想を1日2回やっています。
不安や気にしすぎばかりの自分を変えたくて始めました。実際に効果を感じていますし、
- 集中力を高めるトレーニング
- 「今ここ」を感じて気づく練習
- 頭をからっぽにする練習
として、瞑想は今に集中するコツをつかむための方法、だとも強く実感しています。
瞑想中、雑念(集中を妨げる余計な思い)が浮かんでもOK! 雑念に気づき「雑念がわいたなぁ」と思い、そっと雑念を追いやって、また呼吸に集中する。これを習慣にすることで、瞑想の効果を感じられるようになってきますよ☆
と偉そうに言っても、私はゆるく続けているだけ。よかったら瞑想の効果とやり方、私の実践などをまとめた以下の記事も、読んでみてくださいね (*‘∀‘)
瞑想の効果。怪しくてもゆるいやり方でも、まずやってみよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
ちなみに「瞑想の経験年数が長い人ほど不安感が少なく、集中力が高い」という実験結果もあるそうです!
何かをじっと見つめてみる
以前の私は、脳が多動。いつも何かを考えている‥‥(ほとんどがネガティブなこと (-“”-)
でも考えすぎて疲れて、たまに頭がボケーっとなる。
頭がボケーっとなった時、どうやらどこか一点を、じっと見つめているのだそうです。壁とか自分の手のひらとか(笑)
そこから思いついたのが、どこか一点をじっと見つめて、今に集中する方法!
そういえば、あのイチローさんも「ボーっと金魚を見ていると頭が空っぽになりリラックスできる」と言っていたそう。
ネガティブで頭がいっぱいの時には、物・文字・絵・生き物‥‥。何かをじーーっと見つめてみると、頭が空っぽになり、今に集中できるかもしれませんよ☆
「今に集中するとラクで幸せ」は本当!
今に集中することが「よくわからない」「上手くできない」という方は‥‥
まず方法を試し、今に集中する感覚や、余計なことを考えていない状態を「知る」ことが大切です。
ネガティブなことで頭がいっぱいの時間より、心がラクで快適なはず☆
「知る」ことさえできれば、あとはその時間を増やすようにすればいいだけですよね (*’ω’*)
でも、力みすぎると、かえって集中しにくくなるかも。
集中できなくても自分を責めたりダメだって思ったりせず「まあいいか」と考え、無理のない範囲でやっていきましょう。そのうち自分なりの「今に集中するコツ」がつかめる日が来ると信じて‥ (^-^)
この記事をお読みいただき、ありがとうございました。
素晴らしい記事をありがとうございます! 確かに、心を今という瞬間から、ほんの少しずらしてみると、煩悩が湧き上がってきます。 例えば「明日の仕事はうまく行くかな?」とか「死んだらどうなるのか?」などの妄想が湧いてきます。常に心を観察してサティ(気づき)を入れることで安心が得られる気がします。あとは練習あるのみですね!感謝。
テルシママサユキ様、このたびは記事をお読みいただき、コメントをくださり、ありがとうございます。素晴らしい気づきを得ていただいたようで、とても嬉しく思います。
私もまだ、心が今という瞬間からずれて「煩悩」「妄想」「望まない考え・感情」が湧き上がることがあります。お互いそんな自分も受け入れつつ今に集中する練習をし、仏教の「正念」や「定」に少しでも近づけるといいですね。