子どもの頃、父親に「使ってはいけない言葉」を説かれたことがあった。
「でも」「だって」「どうして」 (「どうせ」ではない…) の3つ 。
よくも悪くも、自分の意見を主張しなくなったなぁ。
「俺の言うことは素直に聞け」って感じで、父親が大嫌いだった (-“-)
でも (笑)。「でも」と「だって」って、言われたら嫌な気分になる人が多いのかも。
相手を不快にさせない言い方をしたいなぁ、お互いのために (^-^)
ここでは「でも」「だって」を言い換えて相手を不快にさせない方法やコツと、こういう「でも」「だって」は使ってもいいんじゃない? というお話をしていきます☆
「でも」「だって」が言いたくなるのは普通のこと
この記事で取り上げる「でも」と「だって」の意味は‥‥
- でも‥‥相手の意見を否定し、自分の意見を言うために使う接続詞
- だって‥‥相手に逆らい「そりゃそうだけど、こんな事情もあるんだ」と言い返すために使う接続詞
神様仏様みたいな人でない限り、否定されたり逆らわれたりすれば、いい気分はしない。
でも (笑)。
相手と反対の意見や、ちょっと事情を言い返したい時って、普通にあるよね。
正直「でも」と「だって」を使えればラクなのに!! て場面も多い。
でも (笑)、人は人と共に生きています。相手をなるべく「嫌な気分」にさせないで意見や事情を話せれば、自分も相手も嬉しいですよね ヽ(^o^)丿
「でも」「だって」を言い換え、相手を不快にさせないコツ
そもそも「思いやりの心」があれば、相手を不快にさせる言い方にはなりにくいです。
でも(笑)、思いやりって難しかったりするし、そんな心を持てない時もあるから‥‥
「スキル」として、「でも」「だって」の言い換えのコツを覚えておこう!
一度、相手に同意する
これは、たとえ面倒であっても‥‥
一度、相手に同意すること。きちんと言葉で表すことが、コツ。
人は、さらっとでも同意してもらえると、不快になりにくくなります。
★同意の言葉は、たとえば
- おっしゃる通りですね
- よくわかります
- なるほど、そういう意見もありますよね
★もうちょい軽い感じだと、
- うんうん
- ああ、たしかに!
- そうだね~ そうだよね
- ああ、そうかもしれないね
- なるほど~
ちなみに「うなずきながら」聴くのもコツ。相手は「自分の話を聴いてくれている」「いったん同意もしてくれてる」という気持ちになります (‘ω’)
「だって」は、こう言い換える
ここで示す「だって」という言葉は、たいてい
- 人から叱られた時
- 人から注意された時
- 人から指摘を受けた時
に、それに反論する言葉として使われるもの。
「だって」を使うと、ただの言い訳に聞こえるだけでなく「感情的な言い方になりやすくなる」という点でも、使わない方がいいかも (>_<)
実は「一度、相手に同意する」だけで、自然と「だって」という言葉は出てこなくなります。
たとえば、
- 「どうして、あんなやり方をしたの?」
- ⇒「だって時間がなかったから!」
という会話のやりとりは、以下のように答えてはどうでしょう?
- ⇒「そうだよね‥ 時間がなかったからやむを得ずって感じかなぁ」
- ⇒「言いたいことはわかるけど、時間がなくてつい‥」
- ⇒「はい‥‥ 時間がなく、あの方法が最善だと思ったんです」
「絶対に同意なんてしたくない」というケースでも、相手は注意・指摘をしているわけで‥。一呼吸置いて冷静に答える方が、相手を不快にさせにくいですね。
「でも」は、こう言い換える
「でも」の言い換えの言葉としては、一度相手に同意した上での
- ~だけどね
- ところで
- まあ
などが、あると思います。
それぞれの例文を示しましょう。
★~けどね
- 「〇〇さんって美人だよね」
- ⇒「そうだね~ ちょっと性格に難ありだけどね」
※すぐに「でも」と言い返すより、毒々しくない (笑)
★ところで
- 「私は一番目の案で進めた方がいいと思います」
- ⇒「一番目の案も、こういう面ではよさそうですよね。ところで私の考えなのですが、二番目の案も〇〇の面でよいかと思います」
- ⇒「あっ、そうなんですね。ところで私の意見もお伝えしてよろしいでしょうか? 実は二番目の案も〇〇の面でよいと思っていまして‥」
※「相手の考えを否定する」という感じが、だいぶ薄れます!
★まあ
- 「オーディションで〇〇さんが受かってよかった~」
- ⇒「うん、決まったねぇ。まあ裏がありそうな気もするようなしないような‥」
※「でも裏がありそう」とすぐに言うより、さりげない感じに!
でも (笑)、正直「まあ」は、あまり意味を持たない言葉。
よって「特に言い換えない」のも一つです。
たとえば、以下のような感じ。
- 「〇〇って美味しいよね~」
- ⇒「へ~〇〇が好きなんだね。私は少し苦みを感じるから△△の方が好きかな」
「でも苦いから私は嫌い」とハッキリ言うと、相手を不快にさせる場合もあります。「でも」と「だって」は、「言い換える」のではなく「使わない」だけでも、だいぶ印象が変わるでしょう。
表情や言い方も工夫しよう
と、ここまで書いてきましたが‥‥
言葉そのものだけでなく、表情や言い方も工夫するのがコツ。
心理学の「メラビアンの法則」でも示される通り、言葉そのものよりも、表情・しぐさ・視線・口調などの方が相手の印象を決めやすいからですね (‘ω’)
仮に「でも」「だって」を使っても、表情や言い方によっては相手を不快にさせにくいとも言える!
ここでは、詳しく触れませんので‥
コミュニケーションが上手な友人知人、店員さん、ドラマの中の俳優さんなどを参考にしてみましょう。イメトレしたり鏡の前で練習したりすると、実際の会話でも上手くいきやすくなります☆
でも、使ってもいい「でも」「だって」もあるよね
たとえば、相手が「自分ってダメだなぁ」って言ってる時。
- 「でも、あなたには、こんないい面があるよね」
- 「私はそうは思わない。だって、あなたは〇〇も△△もできるんだから」
など、相手が喜ぶ「でも」や「だって」はOKだよね (*’▽’)
また、心の中で、前向きな「でも」「だって」を、たくさん使おう!
- 誰かの悪口を聞いたら「でも、いい部分もいっぱいある」
- 嫌な出来事があったら「でも、気づきや学びがあったぞ」
- 自責や自己否定で苦しい時「そんなに苦しまなくていい、だって自分なりに一生懸命やったんだから」etc.
だって、みんな本来「ありのままで価値がある」し「宇宙の采配は完璧」なんだ☆彡
まとめ&父親に感謝!
「でも」「だって」を言い換える方法やコツについて、主にお伝えしてきました。
ってエラそうに書いても、私も使っちゃう時、あります (笑)
そんな自分を責めず、ダメ出しせず、ゆるくやっていこう(;’∀’)
紆余曲折を経た上で、父には感謝してるし、父のいい面も素直に見えてきています。
この記事ネタも、突然思い浮かんだし。お父さん、ありがとう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。