すべての物事には「いい面」と「悪い面」がある。
最近、人に期待しないことが増え、心がすごくラクになりました (*‘∀‘)
でも「人に期待しないデメリットもあるなぁ」とも思っている。
ということで、ここでは、人に期待しないメリットとデメリットを考え、まとめていきます☆
人に期待しないメリット
3つに分けてまとめます。
ネガティブ感情が減る
「人に期待する」とは? たとえば
- 自分の頑張りを認めてほしい
- 褒めてほしい、感謝してほしい
- 自分のことをわかってほしい
- 喜んでほしい、それを表現もしてほしい
- 〇〇してあげたのだから見返りがほしい
- (子どもなどに) いい成績や賞をとってほしい
- このぐらいの仕事をしてほしい
- こういう表情・態度・行動をしてほしい
- この役割を果たしてほしい etc.
といっても、その通りになるとは限らない (どころか、むしろ少ない?)
人はそれぞれ価値観・能力・特性などが異なります。「自分の思い=相手も同じ思い」とは限らないし、相手は頑張ってもできないのかもしれないし、周りとの兼ね合いから「いい結果」は出せないのかもしれない。
でも、期待をすることで、期待通りにならなかった時に
- がっかり、落胆、落ち込み
- イライラ、怒り、腹立たしい
- 嫉妬、罪悪感、自己否定
などの「ネガティブ感情」が湧いてきます (*´з`)
そう、そもそも人に期待しなければ、このネガティブ感情が顔を出さなくなる (^.^) 期待の度合いを低くするだけでも、湧いたネガティブ感情が引っ込みやすくなります☆
できた時・やってくれた時に嬉しい
期待はしていないけど、周りの人が
- 自分のことを認めたり、感謝してくれたり
- 自分が望むような態度や行動をしたり
- よい仕事をしたり、よい結果を残したり
すれば、やっぱり嬉しいもの (^-^)
前述の通り「ネガティブ感情は引き算」され、代わりに「ポジティブ感情が足し算」されるのです。期待していない分、喜びや嬉しさが増すというケースもあるでしょう!
心がラクで穏やかでいられる
禅に、以下のような言葉・教えがあります。
- 受けた恩は石に刻み、与えた情は水に流せ
- 悟無好悪 (さとれば、こうおなし)
- 柔軟心 (にゅうなんしん)
だいたいの意味は
- 自分がした善いことや与えた情は忘れよう。見返りは求めるな。
- 悟れば「善し悪し」「好き嫌い」「是か非か」はなくなる ⇒ 人の場合「そういう人なのだから仕方ない」と受け入れる感じ
- 柔らかい心、こだわらない心、偏らない心
「それができりゃあ苦労しないよ!」というイラ立ちは、ひとまず置いておき‥ (;’∀’)
人に期待しないで「そういう人なのだ」「できないのだ」「やらないのだ」と、そのままを受け入れることができると、心がラクで穏やかでいられます (自分の仕事は増えるケースもありますが…) 。
人に期待しないデメリット
こちらも、3つに分けてまとめます。
願望通りになる確率が下がる
たとえ人に期待はしなくても、
- こうしてくれると嬉しい
- こうなったらいいなぁ
などの願望は、多くの人が持っているもの。
人に期待しないことの最大のデメリットは、それが叶いにくくなること。
(ただ、その期待は「相手のため」「周りのため」というより「ただ単に自分のため (エゴ的)」ということも多い。ということは頭に入れておきたいです‥)
根拠➀:心理学のピグマリオン効果
これは「心から期待をかけると、相手の仕事や学習などの能力が向上する (確率が上がる)」ということ。
たとえば、子どもや部下などに対し「期待してるよ」と声をかけると、期待に応えようとする可能性が高まる。相手は行動をし始めたり継続したりし、よい結果を生み出す確率が上がるのです。
自分に置き換えて考えてみよう。
「あなたならできるよね」「期待しているよ」などと声をかけられれば、
- 前向きに「頑張ろう!」と思えたり
- プレッシャーを感じて「やらなきゃ」と感じたり
- 「めんどくさいなぁ」と思いつつも、仕方なくやったり
という可能性が高くなると思いませんか?
(プレッシャーや「めんどくさいなぁ」などと感じさせてでも願望を叶えたいかは、時と場合によるでしょう。)
根拠➁:心理学のラベリング効果
これは「相手に対し『〇〇な人だ』とレッテルを貼ることで、その人が実際に〇〇な状態になりやすくなる」ということ。
たとえば、
- 部下に「仕事が丁寧だね」
- 子どもに「どんどん上達しているね」
- 配偶者に「ほんと優しいよね、ありがとう」
などを定期的に言うことで、本当に相手がそうなっていく確率が上がるのです☆
私の経験値として、自分自身も「相手の〇〇な部分を見つけやすくなる」と感じ、心地いい (^-^)
全く相手に期待しないで「どうでもいいや~」と思っていると、どんどん望みとは違う方向にいってしまう可能性もあるのです。(自分の周波数によっても起こることが変わるので、一概には言えません)
根拠➂:量子力学や引き寄せの法則的に
少し前に流行った「引き寄せの法則」。
これは簡単に言うと、以下のような確率が上がる、というもの。
- 意識を向けていることが現実化する
- 考えていることが現実化する
- 今の感情と同じ感情になるような出来事が起こる
意識や思考、感情は「より多く」「より強く」なるほど、現実化する確率が上がります。でも自分でわかる「顕在意識」だけでなく、自分で気づけない「潜在意識 (無意識の部分)」も影響するので少し複雑。
「引き寄せの法則=スピリチュアル」と捉えられがちですが、現代物理学の「量子力学」で説明が可能です。
ここでは詳しい説明は省きますが、人に期待する時に
- ワクワクしながら、相手を信頼する感じで
- 「きっとやってくれるぞ~」と前向きな気分で
- 「期待通りになれば嬉しいけど、ならなくても大丈夫」という大らかな気持ちで
など、いわゆる「いい気分」でいると、期待通りになる確率が上がるのです☆
ちなみに「どうせ期待に応えてくれないだろう」「期待に応えてくれなきゃ困る」などの、いわゆる「よくない気分」を持っていると、期待通りにならない確率が上がります (‘_’)
相手に冷たい印象・寂しさを与えるかも
「人に期待しない」という気持ちを、言葉・表情・態度などで出すと、相手に
- 「自分、見放されちゃったのかな」
- 「自分のことは、どうでもいいんだな」
- 「この人、無気力状態なのかな」
などと思われやすくなると感じます。
人間関係を円滑にしたいのなら、今のところ「人に期待しない」ということを言葉・表情・態度に出し過ぎないようにした方がいい気もします (属する組織にもよりますが‥) 。
人生の面白さが減るのかも
「私たちは、いろんな体験をするためにこの世に生を受けた」という説があります。
それが本当なら、日々の
- ポジティブ感情も、ネガティブ感情も
- 好きな人とのかかわりも、嫌いな人とのかかわりも
- 嬉しい出来事も、イヤな出来事も‥‥
すべてが、人生を彩る貴重な体験。
「嫌いな人やイヤな出来事なんて、人生にいらないよ」
と思うかもしれないけど、嫌いな人から学びを得れば、今後の人生に生かすことができる。
イヤな出来事があるから、嬉しい出来事を「嬉しい」と感じることができる。
好きなプロ野球の球団が「毎年ダントツで優勝⇒日本一」では、きっと面白くない。 (人による?)
これは全くの想像だし、今の私にはわかり得ることでもないのですが‥。中途半端に悟りみたいなものを得ると「心はラク」になっても「楽しさ」「面白さ」が激減するのではないかと思うのです。
人生はゲームのようなもの。「誰かに期待をする」のもゲームだとして
- 期待通りになって喜んだり
- 期待ハズレや、期待を裏切られてガッカリしたり
- なかなか思うようにいかなくてイライラしたり‥‥
いろいろあるからこそ、面白いのかも。
簡単すぎるゲーム、すべて思い通りになるゲーム (人生) は、面白くないはずです。
人に期待しない。欲も願望もほぼない。ただ流されるままに生きる。この状態になれると「心がラク」ですが、夢中になれる何かがない限り、人生の面白さが失われるとも思います。
まとめ:楽しかったので皆さんも考えてみませんか?
人に期待しないメリットとデメリットを考え、お伝えしてきました。
私が思いつかない、他のメリット・デメリットもあるかもしれませんね (^o^)
人に期待しないメリットとデメリットを把握した上で、場面ごとに
- いい意味で人に期待したり
- 人に期待するのをやめたり (度合いを減らしたり)
- 人に期待するフリをしてみたり
と調整できると、より心が「ラクで楽しく幸せに」生きられるようになる☆
といっても、そう簡単にはいかないか (;’∀’)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。