前回の記事で、職場の人や友人・知人が悪口を言う時の対処法をお伝えしました。
でも家族や彼氏・彼女が悪口ばかり言う場合、状況や気持ちがちょっと変わってくると思うのです。
私自身も、悪口ばかり言う彼氏とつきあったことがあり、両親から悪口を聞くこともけっこうあり‥(‘ω’)
そんな経験も元に、今回は家族(両親、義両親、夫、妻、きょうだいetc.)や彼氏・彼女が悪口ばかり言う場合の対処法をご提案! ぜひ一緒に考えていきましょう。
対処法①適当に聞く
一概には言えませんが、家族や彼氏・彼女が悪口を言う場合「全く聞かないわけにはいかない」という状況も多いのでは‥?
適当に聞くことをお勧めしたいのですが、この「適当に」には意味があります。
- 自分が悪口の「毒」に染まりにくいように
- 真剣に聞いてあげると、悪口が長引く可能性が高いから
- 真剣に聞いてあげると、今後も悪口が増える恐れがあるから
といっても「適当に聞く」って、難しい??
相槌だけは打ちながら、あまり気持ちを入れないで聞く感じでしょうか。
自分が悪口の毒に染まりにくい聞き方としては、「『繊細さん』の本 (飛鳥新社・武田友紀著)」に載っていた方法が参考になると思います。
- テレビ画面に映っている人が話していると思い込む
- 相手との間に分厚い透明アクリル板があるとイメージする
- 相手との間に物を置いたり、相手からできるだけ体を離したりする
当ブログは「気にしすぎで悩む」という方に向けてつくりましたが、そもそも些細なことを気にしすぎる人は、相手の話に感情移入したり受け止めすぎたりすることが多いように感じます。
人の悪口は「毒」。聞きたくもないのに聞いていると、ぐったり疲れ、幸せからも遠ざかる~(-_-)
中には「自分さえ聞いてあげれば」と思う人もいるでしょうが、あまり親身になって聞いたり同調したりすると「この人にはいつでも悪口が言える」と思われます。
- 少しずつ「聞きたくない」を態度で示したり
- 穏やかな口調で「あまり悪口を聞きたくない」と伝えたり
- 「悪口を聞くのは〇分まで」と時間を設定したり‥。
長いつきあいになる(かもしれない)人には「自分は悪口を聞くのが嫌なのだ」という本音を知ってもらうことも大切ではないでしょうか?
ただ、あまりにもストレートに伝えると「愚痴一つも言えないのか…」と落胆されるケースも。様子を見ながら徐々に伝えるのがオススメです(‘ω’)
対処法②話題を切り替える
「え~~悪口を聞きたくないなんて相手に言えない」という方もいらっしゃるでしょう。
前回の記事と重なる部分もありますが「話題を切り替えてしまう」のが一番です。
「相手がある程度話せたかなぁ」「一区切りついたかな」などのタイミングで、別の話題を振るのです☆
成功しやすい方法としては、
- 「パン」と手を鳴らしてから「そういえばさぁ」などと話し始める
- 相手への質問から入る
- お互いの趣味や共通点などをの話題を振る
などがありますね。
両手で「パン!」と手を打つと、相手が一瞬音に気を取られ、区切りをつけやすくなります。質問から入ると相手がそれに答える流れになり、自分のペースに持っていきやすくもなりますよ!
対処法③悪口はよくない理由を教える
注意点として、この対処法は失敗のリスクが大きい方法です。
たとえば、私の元カレや父親に言った時点で「マジ切れ」されて終わるでしょう。相手がプライドの高いタイプの場合、まず成功しません。
比較的成功するかもしれないのは、
- 相手が普段から人の言うことを素直に聞くタイプ
- 相手があなたのことを好きで好きで仕方がない
あっ書いていて思いましたが、人の言うことを素直に聞くタイプの人って、そもそも人の悪口ばかり言うなんてことがないかもしれないですね(笑)
でも「好きな人」や「尊敬する人」の言うことと、そうでない人の言うこと。同じ内容でも、聞くか聞かないか、取り入れるか取り入れないかって、だいぶ違うと思いませんか?
たとえ正しいことであっても、どこの誰が言うかが大事なのです(;’∀’)
もし「悪口ってよくないのだよ」と言う場合は、相手が穏やかでいる時にしましょうね。本やサイト、体験談なども交えながら話すと、より説得力が増すでしょう☆
ただ「人を変える」って、心理学者でも難しい‥。基本「できない」と思っておき、期待はしない方が無難です。
対処法④普段から相手を認める
けれども「悪口はよくないよ」と伝えずに相手が変わるかもしれない方法が、一つだけあります!
普段から相手を褒めたり認めたりしておくことです。小手先の褒め言葉でなく、心からです。
歴史的ベストセラーでもあるカーネギー著の「人を動かす」の中でも、相手を自ら主体的に動かすためには、褒める・認めることが有効だということが書かれています。
悪口ばかり言う人の心理として、
- 自分に自信がない
- 人に褒められたい、認められたい
- 自分にかまってほしい
などがあります。誰か一人でもいい。自分のことを頻繁に褒めて認めてくれる人がいれば‥。心が満たされ、悪口が徐々に減っていくことも期待できなくはありません。
また普段からよく褒めて認めておくと、相手が悪口を言うのをある程度聞いたら、
- 「でもその中でよく頑張っていると思うよ」
- 「あなただから対応できるんだよ、すごいね」
などの言葉が、スラスラ出やすくなります!
その流れで、上手く相手の「特技」や「よくできること」のネタに話を変えてしまうのも一つ。相手が嬉しい気持ちになり、話題の切り替えが成功しやすいとも言えるでしょう☆
対処法⑤距離を置く選択肢
まず「悪口を聞かされるだけではない。モラハラやDVもある」という場合は、専門の相談窓口に行っていただくようお願いします。
ただ、そうでない場合で、対処法を慎重かつ根気強く試しても改善が見られない‥‥。最終手段として「距離を置く」ことを考えるのも一つです。
もちろん、関係性によっては「最終手段」でも何でもなく、最初から距離を置けばよいケースもありますね。
悪口ばかり言うのは「癖」のようなもの。でも相手が聞くのを嫌がっているのであれば、ゼロは難しいにしても「減らす努力」をすると思うのです。
悪口ばかり言う人の中には、心に闇を抱える人もいるかもしれない。その支えになりたいという人もいるかもしれませんが、聞く側が疲弊しきっては元も子もありません。
彼氏・彼女なら別れ話をしてみるのも一つ。夫婦であれば可能な範囲で距離を置いて、相手に考える機会を与えるのも一つだと思います。
まとめ:悪口のない世界の方が幸せです。
このブログ、気づいたら6回連続「悪口ネタ」になっていました(;’∀’)
私は「余計なことを気にしすぎる自分を改善したい」とさまざまな実践をし、その一つが「悪口や愚痴を減らすこと」でした。
全く言わなくなるまで約2~3年かかりましたが、自分が悪口を言わないと悪口を聞く機会も減りました。その分、自分も周りの人も「よいこと」「楽しいこと」に目を向けられるのです。
「悪口」のない世界の方が、幸せだと実感しています。
もし、納得のいく「できそうな」対処法があれば、悪口ばかり言う家族や彼氏・彼女に試してみませんか? 少しずつ根気強く試すことで、結果的に「悪口」が少しでも減り、互いの幸せにつながることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。