自分のためにもなる!一日一善の効果。一善の具体例もご紹介!

佳見 そら

落とし物を届ける人と受け取る人のイラスト

一日一善。一日に一回は「善い行い」をして、それを積み重ねましょう、という意味。

この「善い行い」って、人のための行動 (利他)と思われがちだし、実際にその部分もあるのだろうけど…。

実は、すご~く「自分のため」になるんです (*´▽`*)

偽善って思うのも自由だけど、「自分のため」って思った方が、無理なく続けられるかも!  「ありがとう」が返ってこなくても気にならなくなるし (^-^;

ここでは、一日一善の効果と、「善い行い」の具体例をご紹介していきます☆

一日一善の5つの効果

一日一善の効果は、意外にも「自分への効果」が多いことに気づくでしょう。

基本的に自分も人も「いい気分」になる

よく言われる一日一善の効果です。

人のために何かをし、人が喜び、人から感謝されることで、自分も喜べる。

直接的な人のための行動でない場合も、誰も見ていないことでも、

  • 「善い行いをした」ということが自分の心を豊かにしたり
  • 後々、それが人の役に立ったり
  • 周りの空気や世の中の空気をよくしたり

するのですね (^_^)

「人に与える」「人の役に立つ」ことが、幸福度を高めたり仕事への満足度を上げたりする。アメリカのデューク大学のチームなどで行われた、複数の実験・調査結果にも示されています。

また、アドラー心理学では「『自分は生きている価値がある』ということを実感するためには『人のために自分は何ができるか』を考えることが大切」という教えがあります。

人のためにできることを考え、実践を続けていくことで、自分の「自己肯定感」も高まるのです☆

人を思って行動すると、脳と体が健康になる

人を思いやることで、オキシトシンという別名「幸せホルモン」が、脳に活発に分泌されます。

このオキシトシンは、

  • 記憶力・学習能力の向上
  • やる気・集中力のアップ
  • 体の免疫力が高まる
  • 不安やストレスの緩和
  • 前向き・幸せな気分になりやすくなる

など、実にさまざまな効果あり! しかも相手が喜んでくれれば、相手にもオキシトシンが分泌されるそう☆

オキシトシンの他にも、

  • 他人に共感して心から思いやることで「インターロイキン6」や「コルチゾール」という、体によくない物質の分泌が抑えられる
  • 脳の活性化と体の免疫力向上に役立つ「ベータ- エンドルフィン」という物質が分泌される

など、一日一善で人を思いやることで、自分の脳と体の健康にもつながるという効果が期待できるのですね (*‘∀‘)

自分ができる「善い行い」に気づきやすくなる

脳には、自分が意識を向けていたり自分に必要だったりする情報だけを、自然と探しやすくする機能があります。

このブログでよく書く「RAS」という機能 (*‘∀‘)

  • 妊娠を意識していると「妊婦マーク」がよく目に入るとか
  • 大好きなキャラクターのグッズを持っている人が目に入りやすいとか
  • タバコが大嫌いだと喫煙所や自販機に目が向きやすいとか‥‥

よって「一日一善」を心がけるだけで「自分が善い行いをできる場面」に気づいたり「誰かが善いことをしている場面」が自然と目に入ったりしやすくなる。そんな効果もあります (^_^)

自分が人から親切にしてもらえることが増える

一日一善の効果。シンプルに、

  • 自分が人のために何かをする
  • ⇒ 人に喜んでもらえる
  • ⇒ その人から同じように親切にしてもらえる

ということが増えます。心理学で言う「返報性の原理」。

稀に「自分は人のためと思って行なったけど喜ばれなかった」「ただの自己満足やおせっかいだったかも」ということもありますが、意識して一日一善を続けていれば、基本的には上記のように言えるでしょう。

ただ一日一善は、その場限りの人や、間接的に行うこともありますよね。

それでも、自分に返ってくるのです 出したエネルギーは、自分に返るという法則があるから。

心から人を思いやって行動すると、自分から優しい周波数 (エネルギーや波動とも言う) があふれます。その周波数は外の世界にも反映され、他人からも親切にしてもらえるようになるのです!

ここでは、エネルギーや周波数についての説明は省きます。ご興味のある方は、以下の記事を読んでみてくださいね。

量子力学がよくわからなくてもOK。利用だけさせてもらっちゃおう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

また、スピリチュアル的にはなりますが、神や宇宙、天などの「大いなる存在」は「人にしたこととされたことが同じになるよう調整する (足りない部分は補い、余分は取り上げる)」とも言われます。

これを心から信じるか信じないかは別として、「きっとそうなんだ」と思い込むのも一つでしょう (^-^)

他人からの親切に気づきやすくなる

前述と重なる部分もありますが、実際に一日一善を心がけ続けることで、

  • 人に優しくする気持ちがわかってくる ( or よりわかる)
  • 「善い行い」の引き出しが増える
  • 人に何かをしてもらえる「ありがたみ」がわかってくる ( or よりわかる)

ことでしょう。

このことにより、今までは気づかなかったような「他人からの親切」にも、敏感に気づきやすくなると言えます。

また、同じ行為をしてもらっても「親切」ととらえるのか「借りをつくった?」「どうせ株を上げるためでしょ」などととらえるのかは心しだい。「親切」ととらえ、喜んで感謝できる方が紛れもなく幸せでしょう (‘ω’)

心からの「一日一善」を習慣づけていくことで、少しずつそれらが可能になる。一日一善の大きな効果だと思います☆

一日一善の具体例

一日一善の具体例を、私の学びと経験からご提案します。「自分なりの一善」を考えてみましょう!

人に直接する一日一善

普段つきあいのある周りの人には、

  • 何か手伝えることを手伝う
  • 「困っていそう」「心配そう」な時に声をかける
  • 相談に乗ったり話を聴いたりする
  • 相手が必要であろう情報を教える
  • 笑顔と思いやりの気持ちを持って接する

などがあるでしょうか。躍起になって「何かをする」よりも、黙って見守る方がよいと思えばそうする (^_^)

また、その場限りや通りすがりの人にでも

  • バスや電車内で席を譲る
  • 落とし物に気づいたら声をかける
  • 困っていそうな人に声をかけ、必要に応じて手伝う
  • 道を譲る (車の運転中や狭い道で徒歩ですれ違う時など)
  • 口角を上げて穏やかな表情で過ごす

など、いろいろあると思います。もちろん、地域などで募集しているボランティア活動に、できる範囲で参加するのもよいでしょう。

間接的にする一日一善

目の前で直接でなくても、後々お役に立てたり人の気分をよくすることにつながったりする行いもあります。

  • コンビニなどの募金箱に、1円でも10円でも募金する
  • 支援団体などに、何かを寄付する
  • 献血をする
  • 落ちているゴミを拾う
  • 洗面台を使ったら、水気を拭いておく
  • 落とし物を交番や駅員、サービスカウンターなどに届ける
  • 自分と他人の幸せのために祈る時間を持つ
  • 自分と周りの人、生きとし生けるものすべての幸せを願う etc.

「外のトイレも含め、トイレに入ったら必ず掃除をしてから出る」という方や「駐車場でネジや釘を見つけたら端っこによけておく」という方もいます!

「よいと思ったモノを広める」「応援のために何かを買う」などもあるでしょうか。今はパソコンやスマホでもできるので、自宅で可能な一善も増えましたね (^-^)

当たり前に思うことでも…

前述で挙げた具体例の中で、「えっ当たり前だよね」って思った行いもあるかもしれません。

また、以下のようなことも、人によっては「当たり前」だと思います…。

  • 家族を含め、誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」と言う
  • メール・LINE・お店のご意見箱などで、お礼の言葉をきちんと伝える
  • 飲食店を出る時に「ごちそうさまでした」と言う
  • 清掃員の方や店員さんなどに「ありがとうございます」と言う
  • 他人の良いところを見つけたら、その場で褒める etc.

「普段していない (or あまりしていない)」という人は、意識してやってみるのも「一善」となるでしょう☆

「当たり前でしょ?」という人は、たとえば「笑顔で」とか「より真心をこめて」言ったり行なったりするのもよいと思います。「おはよう (ございます)」などの挨拶も、不愛想でするのと明るく笑顔でするのとでは、全く異なりますしね (^-^)

エコにつながる行動でも…

地球に優しい「小さな行動」もよいでしょう。

  • 洗剤やシャンプーなどは「詰め替え用」を買う
  • できるだけ「マイ〇〇」を持参したり使ったりする
  • 使い捨ての物でなく、繰り返し使える物を使う
  • 缶やペットボトル入りの製品を買わない
  • 資源化できるゴミ (牛乳パックや食品トレーなども) を分別して出す
  • 食器洗いや歯磨きの時など、水を流しっぱなしにしない
  • トイレの温水便座の設定温度を変えたり、夏期は切ったりする
  • 使っていないテレビや照明をつけっぱなしにしない
  • 冷暖房の設定温度を意識し、上げすぎ下げすぎに注意する
  • 歩ける距離であれば車を使わず、自転車や徒歩で移動する etc.

エコにつながる行いであれば、今すぐにでもできることが多いですね。

すでにしているエコ活動もあるとは思いますが、自分がしていなかったエコ活動をしてみる。誰でも取り組みやすいと言えますし、二善も三善もできる日もあるかもしれませんね☆

まとめ:一日一善。実際に始めてみよう!

一日一善の効果や、一善の具体例をご紹介してきました。

前述の通り、最初は「形から (心があまり伴わない)」でもいいと私は思っています。

なぜなら、仏教で言う「身心一如」の通り、まず行動してみて、そこに心も伴うよう努め続けることで、本当に心も伴ってくると言えるからです (^-^)

一日一善、自分のためにも始めてみませんか? で、続けやすくする「自分なりのコツ」を見つけつつ、ぜひ習慣化させていきましょう☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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