「気にしすぎる性格をどうにかしたい!」。さまざまな本を読み、さまざまな実践をしてきました。
今回取り上げる実践は、自分の感情を大切にすること。
ん? なんか漠然としていますよね‥。自分の感情ばかりを優先させていたら、ただの「ワガママ」になりそうだし ( ;∀;)
実は、これからお伝えする内容は「感情には2種類あるのだ」ということ。「理由のある感情」と「なんとなくの感情」。
私は感情の「理由」を考えがちで、今では笑っちゃうぐらい難しく生きていた…。「なんとなく」の感情を大切にし始めたら、以前よりも心がラクで楽しくなったのです(*’▽’)
そのメカニズムと、私の実践例やポイントを、ご紹介していきます☆
感情には2種類ある
感情って?‥‥「楽しい」「悲しい」「~をしたい」「好き」「嫌い」など、いろいろありますね。
よく考えてみると、理由がある感情とない感情に分けられるのです!
理由のある感情とは
特に意識はしなくても「理由のある感情」は多いもの。
- あの人は優しい雰囲気だから「好き」
- あの人は言い方がきついから「嫌い」
- 仕事でミスをしたから「悲しい」
本を買いたいから本屋に行きたいなど、目的がある「~したい」も多いですよね。
これらは、他人や状況に応じて起こる感情。目に見える具体的な理由があるのですね (‘ω’)
理由のない感情とは
では「理由がはっきりしない感情」とは、どんな感情のことなのでしょう?
- 言葉で理由が表せないけど、なんか「好き」
- どうしてなんだか、あの人「大嫌い」
- なんとなく、カフェで「一息つきたい」
これらは、なんだかフワフワしている感じ。そのように感じた理由が、よくわからないのです (^-^;
理由のない感情が大切な理由
なぜ「理由がはっきりしない感情」が大切なのでしょうか。なるべく簡単に、解説します☆
自分の純粋な感情だから
少し難しいかもしれませんが、理由のある感情は
- 一般的に言われていること
- 他人の価値観や性格・素質など
- その時の状況
などに反応して、自分の感情を決めていることになります (顕在意識と言います)。
対して理由がはっきりしない感情は、自分の「純粋な気持ち (潜在意識)」です。他の影響を受けていないので「揺るがない」とも言えますね (*’ω’*)
たとえば、私はラベンダーの香りが好きなのですが、そもそも香りを利用したきっかけは「眠りにつきやすくなる作用がある」ことでした。
しかし今では、仮に眠りにつきやすくなる作用がなくても、ラベンダーの香りが好きだと言えます。理由がなくても、その香りが大好きなのですね (*‘∀‘)
そういう自分の潜在意識 (目に見えない無意識の部分)を大事にしてあげることが、自分の本当の「楽しい」や「喜び」「充実感」につながっていくのです☆
幸せそうな人、成功者も…
自分の周りの「人生、充実してます!」的な人も、純粋な「楽しい」「好き」、反対に「これはやりたくない」などの感情を大切にしている印象です。
また、さまざまな成功者が書いた本を読んでいると、
- なんかワクワクする
- とにかく楽しい(楽しそうだった)から
- なんとなくやれそうな気がした
などの「理由がはっきりしない感情」が多いように感じたのが意外でした。
堀江貴文氏は、著書で「成功している起業家は、根拠のない自信を持っている人が多い」と言っています。スポーツ選手にも指導しているメンタルトレーナーの方も、「一番大切なのは根拠のない自信」だと言います☆
理由や根拠って、なんとなく「あった方がいい」ように思っていました。しかし理由や根拠があることで、感情が「揺らいでしまう」ことがあるのですね。
たとえば「東大卒だから」と自信がある人は、「ハーバード大学」の人に囲まれたら自信が揺らぐ。「前回の大会では無敗だったから」と自信を持つ人は、「1敗すると」自信が揺らぐ、ということなのだそうです。
本当の愛情にも理由がない
たとえば、彼氏(彼女)や旦那さん(奥さん)に「自分のどこが好き?」と聞き、特に言葉が出てこなかった (‘_’)
「ショック~」と思う人が、一般的に多いと思います。
では、仮に「優しいところが好き」と答えてもらった場合…。じゃあ疲れていて優しくできない時の自分は、好きではないのかなぁ。
理由のある感情は、時に「決めつけ」や「甘え」にもつながるのでは? そう考えると、言葉にはできなくても「とにかく好きなんだ」「あなたそのものが好き」が一番嬉しいことになりますね (*^-^*)
親が子どもに対して感じる愛情も、基本的に理由はないですよね。何かに失敗しようと可愛げのない態度をとろうと、結局のところ愛おしいもの☆
もし、
- 言うことを聞かない子どもは愛せない
- 優秀でない子どもは愛せない
- 男の子(女の子)は愛せない
などの感情があったら注意。子どもの自己肯定感が育ちにくく、子どもが自信や意欲を持って生きていくことができにくくなります。
私の実践について
感情に「はっきりした理由」や「正当な理由」がなくてもいい! 私は、自分の「なんとなく」の感情を大切にし始めました☆
すると、少しずつ人生がラクで楽しくなってきたのです (#^.^#) その実践例とポイントを、4つご紹介します。
好きなものは好き
「何か(誰か)が好き」と言うと、「なんで好きなの?」と聞かれることがありますね。
その時に、理由があれば答えればよし。なければ自信を持って「なんとなくね」「理由はないけど好きなんだ」と答えるようになりました (*’ω’*)
「理由のない感情こそ大切なんだ」と知り、自信がもてるようになった感じです。
苦手なものは苦手
周りにこんな人、いませんか?
- 多くの人から好かれている
- 多才で性格もよい
- よくないところが思い浮かばない
それなのに、自分は「なんか苦手かも」と思ってしまう人がいました。
今までは「妬みなのかな?」「私がおかしいのかな」‥と考えすぎていましたが、「苦手な人は苦手でよいのだ」と思うと、すごくラクになったのです (*‘∀‘)
誰が何と言おうと、私は苦手なのだから、うまく距離を置くようにしました。
物や場所も同じ。
- 理由はわからないけど嫌い
- なんか落ち着かない場所
- なんとなく入りにくいお店
このような物や場所は、自分の「居心地のよさ」や「楽しさ」にはつながりません。必要でない限りは、選ばないようにしました (^-^)
悲しい時は悲しんでよい
私は現在、なるべく物事をよい方に解釈する実践もしています。
それでも「悲しい」「つらい」という感情を抱くことがあります。 中には
- この年で、こんなことで悲しんで情けない
- 他の人なら、こんなに悲しまないのかもしれない
- いつもなら、こんなに悲しまないのに
と思うこともありました。そんな時の私の悪いクセが、
- やっぱり私のメンタルが弱いからなのかなぁ
- 今日はホルモンバランスが悪いのかなぁ
- 疲れがたまっているのかもしれない
などと、いちいち理由を考えていたのです。しかし、
- 理由は考えなくていい
- 悲しいものは悲しい
- 私は今、悲しんでいる
と感情を素直に認めてあげることで、逆に立ち直りが早くなりました (^-^)
生きていれば、しんどいことや悲しいこともあって当然。理由があろうとなかろうと、自分の感情を自分の心の中で素直に認めてあげる。これが大切だと感じます。
したいことを極力する
理由はない。メリットもないかもしれない。でも「したい」「行きたい」「食べたい」‥‥。
以前の私は、とにかく「心のブレーキ」が多かったです (>_<)
- 「こんなことをしても意味がないし」
- 「毎回同じお店に行くのもなぁ…」
- 「栄養価が低いから、やめとこう」 etc.
それを、自分の感情を優先させた選択に、変えたのです☆
- 意味がなくても、自分が「したい」のだからする
- 毎回同じお店でも、自分が「好き」なのだから行く
- 栄養価が低くても、今自分が「食べたい」から食べる
理由やメリットがない、自分の「したい」という感情には、もれなくワクワクの感情がついてきます (*’▽’)
これは「いいこと」や「ワクワク」がさらに引き寄せられることにも、つながっていくのですね。
もちろん、バランスをとりながら。時間やお金、立場的にも許される範囲で、です。 当然ですが、犯罪や人に多大な迷惑をかけることはNGですよ!
まとめ&取り入れポイント
「気にしすぎる性格を改善したい!」今回の記事のまとめと、実践ポイントをお伝えします。
★今回のまとめ★:自分の感情を大切に! 特に「なんとなく」の純粋な感情を大切にしよう!
★実践ポイント★
- 自分の感情に「理由」を考えず、素直に認めて受け入れてあげよう。
- できる(許される)範囲で、自分の感情を優先させてあげよう。
- 自分の「好き」「ワクワク」「楽しい」を特に大切にしよう。
初めに記したように、そもそも目的や理由がある感情もあります。「感情に理由があってはダメ」と言っているわけではありませんので、念のため…(^-^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。