ホークスのドキュメンタリー映画の中で工藤公康元監督が
「自信と慢心は紙一重なんですね」と仰っていました。
なぜか、この言葉が頭から離れず、一つ記事を書くことにした (;’∀’)
自信は持った方がいいけど、慢心はしない方がいい。でも難しいのかなぁ。
ここでは、自信や慢心の意味をまとめ、ちっぽけな「自信」「慢心」「やっぱ自信ない」を行ったり来たりする主婦が「慢心しないための方法」を考えてみました (^-^;
「自信」「慢心」の意味
「自信」「慢心」「紙一重」とは。
「自信」とは
辞書による「自信」の意味は、以下の通り。
- 自分の才能・価値などを信じること
- 自分の考え方・行動などを信じること
自信がある人の方が、イキイキ輝いて見えます☆
リーダー的立場の人に「自信」があると安心するし、物事も前に進むことが多い。
また自分自身としても「自分には能力・価値がある」「きっと自分の考え方や行動は間違っていないのだ」などと思える方が、幸せに生きられるでしょう (*’▽’)
「慢心」とは
対して「慢心」の意味は、以下の通り。
- おごり高ぶること。また、その心のこと
- 自慢して、いい気になること
- 謙虚さを失い、思い上がること。
「自信がある」とは逆に、一般的に「悪いこと」とされている。
仏教でも、根本の煩悩の一つ (慢) だし。
慢心していると
- 人をバカにする、上から目線
- 他人よりも自分がすごいと思いすぎる
- 他人を認めない、褒めない
- うぬぼれて相手を見くびる、油断する
- 人に迷惑をかける、不快感を与える
などが多くなる印象です (´Д`)
「自信と慢心は紙一重」とは
「自信はあるけど慢心はない」が理想だけど「自信」と「慢心」は紙一重 (わずかな差) なのです。
たとえば、
- 気づかないうちに自信が慢心に変わっていたり
- 普段は慢心がないけど、何かを機にひょっこり現れたり
- 慢心したくないのに、心から勝手に慢心が湧いちゃったり‥‥
その慢心に自分で気づき、その都度戒めて取り払う人もいるでしょう。
逆に全く気づかずエスカレートし、多大な迷惑行為に発展させてしまう人もいる。
ちなみに「本当は自信がないのに、慢心の態度を見せる人」とか「心の中は慢心だらけだけど、うまく表には出さない人」などもいたりします!
慢心しないための7つの方法
心に湧く慢心を、エスカレートさせない方法を考えました。
「起こる事には必ず複数の要因あり」と心得る
何事も「自分の力だけではない」と心得れば、慢心しません。
たとえば野球の完全試合も、ピッチャーの実力やその日の調子だけでなく、
- キャッチャーの配球
- 野手の守備力
- 打撃力、その日に得点できたか
- 監督の采配
- 相手チームの調子
- 天候、気温や湿度
- 観客の数や応援
- その他、目に見えないエネルギー
などが絶妙に重なり合った結果と言えるのです☆
仏教の教えの一つである「縁起」を心得る。=どんなに小さな出来事であれ、すべてのことは「原因や条件 (他のモノや人の動き) が、見えない部分も含めて関わり合い起きた結果」なのです。
感謝を習慣にする
上記の「縁起」を心得ていると、感謝の心が生まれます。
成功しても「自分も頑張っているけど、周りのおかげ様もある」などと考えられるから慢心しない。
日頃から感謝できることを探し、毎日ありがたく思う習慣をつける。コツコツ続けるうちに、どんな時でも慢心しにくくなると言えるでしょう。
感謝できることを探すコツは、以下の記事に☆
一人で感謝探しゲームをやってみた。心が乱れた時にオススメ! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
自分を省みる習慣をつける
こういう記事を読んでいる方々は、ひどく「慢心」しないでしょう。
多くの「慢心さん」は、それに気づかずエスカレートさせているのだろうから。
だから、日頃「自分の言動や考え方に慢心がないか」振り返る習慣をつける。
毎時毎瞬では疲れるから、一日一回とか、休日のみとか。
「目を閉じて深呼吸しながら」「自然の景色を見ながら」などは、より効果的!
周りの人に「慢心しているように見えたら教えてほしい」と頼んでおくのもよさそう。メンタルコーチのワタナベ薫さんは、実際そのような実践をされているようです。
「慢心すると自分が損する」と考える
前述の通り、慢心は人に不快感を与えます。
そのエネルギーは、自分に返ってきます。
大きな不快感を与えれば与えるほど、自分にも大きく返ってくる (‘Д’)
最近は、こういうことが「量子力学」という科学で、ほぼ説明されつつあります。
要は「慢心していると、自分が損する」ということ。 皆、できれば損はしたくないのでは?
最近は「慢心ゆえの迷惑行為」に、きちんと制裁を加えられることが多いとも感じます。あっ、山川選手は「自分が慢心している」と気づいていたのか否か、ちょっと興味はあるけど。
相手の話をしっかり聴く
「慢心がある人=謙虚でない」というイメージがあります。
謙虚でいるためには
- 相手の話や意見をしっかり聴いて受け止めること
- 他人から学んだり、よいと思うことは取り入れたりすること
- 周りの人を褒めたり感謝したりすること (決して見下さない)
- 「自分がすべてを知っていることなんてあり得ない」と心得ること
- 「自分の力だけで何でもできるわけではない」と心得ること
などがあると思います。
(仮に自分の中に「慢心」が潜んでいても、上記のような態度をすれば、人からはそう見られない)
最も取り組みやすいのが「人の話をしっかり聴くこと」だと思います。工藤公康さんの著書では、現役時代に年下の選手から謙虚に話を聴いていたことなども書かれていました。
「人の話をしっかり聴く」とは、
- 相手の話を、うなずいたり相槌を打ったりしながら聴く
- 耳の痛いことを言う人の話も、きちんとした態度で聴く
- 反対意見を言う時は、相手の意見を一度受け止めた上で行う
などのようなことだと考えます。 (時と場合にもよるけど)
他人のよいところを見つける習慣をつける
「慢心がある人=人を下に見てバカにする」と言うイメージもあります。
日頃から、人や物事の「よいところ」を探し、意識的に目を向けるようにすると慢心しにくくなる。
以前の私は、人や物事の「悪いところ」を見つけてばかり。でも意識的に「よいところ」を探すことを積み重ねるうちに、自然と「よいところ」に目が向くようになりました。
だから、練習次第で誰でもできると思う (^-^)
前述の「感謝」も、心から抱きやすくなるのです☆
「人は誰もが価値のある存在」を腑に落とす
でも、そもそもは「一人一人が、それぞれの才能・使命を持ち合わせている」のだと思います。
自分も、他の人も。 誰もが本来、素晴らしい存在。
自分が「上」、周りの人が「下」だと思うから慢心する。
本当は、上も下も、優劣もない。「自分」と「他人」の区別もない。
ということが完全に腑に落ちると、全く慢心せずに済むのでしょう。
禅を学んだり、ワンネスの概念を軸としたブログや動画などを見まくるのもいいかも。
私もまだまだ道半ばですが‥ (;’∀’)
まとめ:慢心が湧いちゃうのは仕方ないけど
自信や慢心の意味と「慢心しないための方法」について、お伝えしてきました。
慢心って、ふっと湧いちゃうもの、出ちゃうもの。「仕方ない」と受け入れよう (^o^)丿
でも、慢心したままにするか、軌道修正するかは、自由なのです。
極論、慢心を大きくさせるのも自由 (多大な迷惑行為はお勧めしません)。「慢心したらどうなるか」を直接学ぶだけ。
もちろん、慢心しない方法を考えて実践するのも、これまた自由。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。