今よりも前向きで幸せに!感情と思考と行動を分けて考える方法。

佳見 そら

エプロン姿の女性のいろいろな表情のイラスト

不安や気にしすぎばかりで、生きづらかった私。

心理学や自己啓発、精神世界系の本などを読み、あらゆる実践をし、今は嘘みたいに「心がラク」状態 (*‘∀‘)

このブログで、実践の方法や感じたことなどを、主にお伝えしています。

今回は「感情と思考と行動を分けて考える」というお話。

具体的には、思考を選び、冷静に行動する習慣をつけることで、人生がラクに楽しくなるよ~!   場合によっては、前向きにも幸せにもなれるよ~ という記事です☆

どういうことか、早速みていきましょう!

「感情」「思考」「行動」の意味

まず「感情」「思考」「行動」について、簡単に解説します。

「感情」とは

感情とは、物事に対して感じる「気持ち」のこと。

たとえば「心地いい」「不快」「好き」「嫌い」「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」「不安」「恐怖」「嫉妬」「怒り」「憂うつ」など‥‥。

たいてい無意識に感じるもの。気づいたら心の中に出ているものなので、コントロールしにくいと言えます。

「思考」とは

思考とは、ズバリ考えること。経験や知識をもとに、頭の中であれこれ考えることです。

感情と違う点は、頭の中で考えることなので、コントロールしやすいということ。

思考は無意識に出てくるのではなく「選べる」のですね!

本などをよく読んだり、人とたくさん話したりすることで、思考 (考え方) の引き出しを増やすこともできます (*‘∀‘)

「いやいや、思考だって無意識に出てくるよ~」という人は、それがその人の「考え方の癖」になっているだけ。癖なので、違う考え方を選ぶ習慣をつけることで、変えていくこともできるのです☆

「行動」とは

行動とは、何かをすること。目的や希望のもと、実際に動くことですね。

習慣になっていることなどは「無意識」に行動することも多いのですが、きちんと意識を向けてあげれば、行動も「選ぶ」ことができます。(能力や体力の範囲内で)

性格・特性によっては「突発的」「衝動的」な行動が多い人もいますが、工夫しだいでコントロールが可能なケースも少なくないでしょう。

感情と思考と行動を分けて考える具体例

では、感情と思考と行動を「分けて考える」とは、どういうことなの?

5つの具体例を挙げていきますが、ポイントは「思考と行動は選べる」という点です☆

明日の仕事が不安

明日は、苦手な人と一緒にやらなければならない仕事があり、不安です。

不安は「感情」なので、勝手に湧いてきてしまいます。「不安になるのも無理ないな」と受け入れてあげた上で‥

【よい例 ①】

  • 「思考」‥まあ午前中で終わる仕事だし、不安を感じてもいつもどうにかなってるし。
  • 「行動」‥自分の好きなことをしたり、普通に日常生活をおくったりする。

【よい例 ②】

  • 「思考」‥準備できることは準備しておき、少しでも不安を軽くしよう
  • 「行動」‥準備のための行動 (仕事の準備・イメトレ・会話のネタ探し etc.)をする。

※ 笑顔で明るく「楽しみだぞ~」と言って脳をだます方法もありますが、ここでは置いておくことにします…。

【悪い例 ①】

  • 「思考」‥ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう‥‥。
  • 「行動」‥(ずっと不安が頭を占めていて)入浴や食事、趣味などに集中できない。寝つきも悪い。

【悪い例 ②】

  • 「思考」‥なんで自分だけ? 本当にツイてない。あの人の何もかもが嫌。
  • 「行動」‥(不満や怒りなどのストレスから)家族やペットに当たる。お酒やタバコが増える。

店員さんの接客態度に腹がたつ

お店側のミスがあったにもかかわらず、きちんとしたお詫びもなく、腹が立ちました。

腹が立つ (怒り) は「感情」なので、湧き出てくるもの。「まあ腹が立つのも当然!」などと受け入れた上で‥

【よい例 ①】

  • 「思考」‥いつもこんな感じなのかなぁ…残念。まあ高級ブランドのお店でもないし仕方ないか。
  • 「行動」‥(でも不快な気持ちから) 今後はもう利用しない。

【よい例 ②】

  • 「思考」‥冷静に考えてもあり得ないな。これはお店側にきちんと伝えた方がいい。
  • 「行動」‥その場で冷静に意見をするか、後ほどお店側に連絡を入れる。

【悪い例】

  • 「思考」‥何、あの態度…。きちんと詫びるのが普通でしょ。我慢ならない!
  • 「行動」‥その場で怒鳴る。感情的に意見する。

強風で憂うつ

外は強風。出かけるのが憂うつです。

憂うつは「感情」なので、感じること自体は仕方がない。その気持ちを受け入れてあげた上で‥

【よい例】

  • 「思考」‥大変なのは駅までの自転車だけじゃないか。その後は電車に乗り、駅と直結のビルに行くだけだ。
  • 「行動」‥(多少は憂うつだが) 普通に出かける。少し早めに家を出る etc.

【悪い例】

  • 「思考」‥昨日は雨で大変だったし…。あーあ、髪は乱れるし花粉も多そうだし嫌だ嫌だ。
  • 「行動」‥嫌な気分のまま出かける。(その結果、波動の法則により嫌なことを引き寄せやすくもなる)

※ 必要性の低い外出の場合は「行かない」という選択肢もあります…。

できる人に嫉妬してしまう

同僚でも友人でも‥‥できる人に嫉妬してしまう。

嫉妬は「感情」なので、心に浮かんでしまうもの。「嫉妬する自分は醜い」などと考えず「嫉妬してもいいや~」ぐらいの気持ちで‥

【よい例 ①】

  • 「思考」‥(その人の)過去などを全部知っているわけではない。意外に苦労したのかもしれないし。
  • 「行動」‥(でも会うと嫉妬してしまうから)かかわるのは最低限にしよう。

【よい例 ②】

  • 「思考」‥芸能人には嫉妬しない。嫉妬するということは、自分もそこに近づけるということだ。
  • 「行動」‥近づく努力をする。(もしくは自分の長所を認めて伸ばす方向に意識を向ける。)

【悪い例】

  • 「思考」‥あの人ばかり何でも持っていて不公平。嫌な気分を味わわせてやりたい。
  • 「行動」‥嫌味を言ったり、嫌がらせをしたり、第三者にその人の悪口を言ったりする。

※ ぜひ、以下の記事も参考にしてみてください☆

他人に嫉妬してしまう自分でもいい。合う対処法を見つけよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

ミスをして落ち込む

大きなミスならともかく、小さなミスにも落ち込んでしまう。

落ち込むのは「感情」なので、仕方ないです。「落ち込んでもいいんだよ」と優しく受け入れた上で‥

【よい例 】

  • 「思考」‥ミスなんて誰にでもある。他人はそこまで気にしていないし、時がたてば自分も立ち直っているだろう。学びもあったし、いい経験になった
  • 「行動」‥同じミスを繰り返さないよう、対策をたてておく。(ミスのことは忘れて)自分の趣味や好きなことに集中する。

【悪い例】

  • 「思考」‥本当に自分ってダメ。なんであんなミスをしてしまったのか。みんなにどう思われているだろう。恥ずかしくて仕方ない。
  • 「行動」‥(特に改善策を考えるでもなく)ずっとマイナス感情でクヨクヨしている。

※ 以下の記事にも、ミスをした時の「心がラクになる考え方」を載せています☆

ミスで落ち込みすぎ…この立ち直り方と考え方で心をラクに! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

慣れてくると、感情も変わってくる!

前章の 5つの具体例を見て、どう感じたでしょうか?

人間は、つい感情だけで物事を判断しがちですが、頭を使って考え方を選ぶことで「実はそんなにつらくないかも」とか「ここまで落ち込む必要もないかも」などと気づきやすくなるのです (^-^)

仮に望ましくない「思考」を選んでも、冷静に立ち止まることで望ましくない「行動」は避けられる可能性が高くなります。

日常生活の中で

  1. 「思考 (考え方)と行動は選べる」と意識し、
  2. できるだけ自分と周りの人の幸せにつながる思考と行動を選ぶ。

私の経験から、この習慣をつけていくことで、抱く感情も変わってくることを感じられると思いますよ☆

まとめ:お釈迦様の教えにも…

感情と思考と行動は分けて考えられるということ、思考と行動は選べるということを、お伝えしてきました。

今回のお話は、お釈迦様の「第一の矢 (感情) と第二の矢 (思考や行動)」の教えとも共通しています。

  • 何か物につまづいた時「痛い」と思う(第一の矢) ⇒「こんな所に物を置いたのは誰だ!」と怒鳴る(第二の矢)
  • 何かができなくて「悲しい」「悔しい」(第一の矢) ⇒「自分はダメだ」と落ち込みすぎたり自分を責めたりする(第二の矢)

第一の矢を受けるのは仕方ないけれど、心をしっかり保ち、できるだけ第一の矢で止める。第二の矢を受けないこと、避けることを意識していきましょう、という教えです。

もちろん最初から完璧にはできないですし、無理しすぎて心が疲れては本末転倒 (*´Д`)

ぜひ、できる範囲で実践し、でも根気強~く続けていってみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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