「マインドコントロール」って聞くと、悪質な勧誘とか宗教を連想しちゃうけど。
意外と身近にあふれているんですよね。
家庭、学校、職場、恋愛、CM、マスメディア、ネット、SNS‥‥。
「これ、マインドコントロールかも~ 」って気づくと面白いし、心ラクハピ (心がラク&幸せ) にもつながる。
ここでは、マインドコントロールと洗脳の違いや、身近なマインドコントロールの例、まず「気づく」ことで心ラクハピにつながるのでは? というお話をしていきます☆
マインドコントロールとは。洗脳との違い。
そもそもマインドコントロールって? 洗脳との違いは? 簡単に解説します!
マインドコントロールとは
ズバリ「他人の気持ちや決定、行動などを操作すること」です。
マインドコントロールする人は、上手く相手の心に入り込む。
マインドコントロールされる側から見ると「自分以外の人やメディアなどから影響を受けることで
- 気持ちが変わったり、
- 何らかの判断をしたり、
- 信念がつくられたりし、
相手側の思うように行動すること」と言えるでしょう。
テクニックではあるが、無意識の場合もある
マインドコントロールは、相手の心を操作する「テクニック」。
- 心理学を駆使したり
- 言葉や考え方を、繰り返し脳 (潜在意識) に入れたり
- 言葉や口調、表情などを工夫したり‥‥
上手な人は、技術を巧みに使ってきます。
でも後述しますが「無意識のうちに」「全く自覚なしで」「悪気も一切なしで」マインドコントロールすることも多く、みんな誰かにマインドコントロールしているかもしれないのですね (‘Д’)
たとえば、住宅や車の営業職の方々は、
- 心理学やコミュニケーション術を駆使しながら会話を進め、
- お客の心を操作し「買いたい」と思ってもらい、
- さらにお客の心を操作し「購入」という決断をしてもらう。
で、売り上げを伸ばしていく。
(悪質なやり方や詐欺でない限り、会社の利益を上げるため当然のことです。)
もちろん、お客の好み、相性、運なども影響しますが、マインドコントロールが上手な方が、売り上げを伸ばせる「確率は上がる」でしょう。
ただ、中には「マインドコントロールしよう」と思っていなかったり、技術が足りなかったりしても、成績がいい販売員もいます。
それは、たとえば素朴で誠実な人柄とか、あるいは目に見えない何かなのかもしれないけど‥。
いずれにせよ「狙ってないのに、お客のマインドコントロールできちゃってる」みたいな人もいるわけです。
洗脳との違い
マインドコントロールと洗脳は、専門家や研究者などでない限り、同じ意味で使われることが多いです。
でも簡単に言うと、洗脳は、やり方がキツイ。
たとえば、殴る蹴る、監禁、明らかな賞罰を与える、強制的に従わせるなど‥‥
洗脳 =「目に見える、わかりやすいやり方で、相手の心を操作する」とも言えそうです。
反対にマインドコントロールは、目に見えにくい (‘_’)
マインドコントロールされている人も周囲の人も「マインドコントロールと気づかない」ことも多い。また、前述の通り「している側も全く自覚がない」というケースも多いのです。
身近なマインドコントロールの例
マインドコントロールって、身近に多い。
どうしても悪くとらえられがちだけど、いい意味でのマインドコントロールもありますね。
親から子どもに
たとえば、親が子どもに
- 言うことを無理やり聞かせる
- 好みや価値感を繰り返し話す
- 何かができれば褒め、できなければ叱る etc.
子どもは (特に低年齢のうちは) 親がいないと生きていけないし、親のことが好きだったり「親の言うことは絶対だ」と思ったりしがちなので、マインドコントロールしやすい (されやすい) と言えます。
私は子どもの頃、母親に
- 「注意力がない」「気をつけなさい」とよく言われ
- 何かにつけ「普通が一番、穏やかな人生が一番」と言われ
- ピアノや書道などは褒められ、家事はダメ出しされ‥‥
すると、自然に以下のようになりました。
- 「あーあ、自分って注意力がなくてダメだなぁ」と思う
- 「波乱万丈の人生はよくない」と思う (なのに、けっこう波乱万丈だった)
- ピアノや書道などは好き、家事は大嫌い
もちろん、親のせいにするつもりは全くないけど、親の影響は大きいと改めて思います。 (私も気をつけないとなぁ…) 感謝の大切さや「ありがとう」という言葉だけは、繰り返し子どもに言っていこう (‘ω’)
教師から子どもに
教師の教え、話の内容などが子どもに与える影響も大きいですよね。
クラスで何かを成し遂げるために、担任教師がマインドコントロールすることもあるでしょう。
でも、30人の子どもに同じ話をしても、心を動かされる子もいれば、そうでない子もいるし、そもそもよく話を聞いていない子や、内容を理解できない子もいる。
大人も同じですが、マインドコントロールされやすい人とされにくい人がいるのも事実です。
体調や状況によっての違いもありますよね。
「あの先生のあの言葉を、今でも励みにしている」という良い例もあれば、先生の言葉がきっかけで自己否定や自責につながったという悪い例もあるでしょう (‘_’)
職場や組織で
「上の人がマインドコントロールした結果、プロジェクト成功!」ということもあるし。
ブラック企業や組織の、悪質なマインドコントロールもあります。
明らかにおかしいことでも「これが普通なんだ」「やって当然なんだ」などと、上手~く思わされる (+_+)
以前の私のパート先は、おもしろい例かも。
簡単に言うと「ブラックな働かされ方 (時給制なのに、頻繁なサービス残業、休日出勤、契約外の仕事もさせられるなど)」をしているのに、誰一人文句も言わず、むしろ喜んで働いてる。
今思えば、上の人のマインドコントロールは、絶妙でした。
第三者から問題視されてる話も聞こえましたが、働かされている人たちが特に意見もせず楽しく働いてた。こういう場合、いいか悪いかでいうと悩ましいところです‥。
恋愛でも
恋愛心理学を学べば、いくらでもテクニックが出てくる~。
相手を自分に振り向かせるために
- 押したり引いたり、また押したり引いたり
- 相手の好みに、上手く自分を合わせたり
- 相手が「えっ?」と思う部分を褒めたり
- 偶然を装って、何度も相手の視界に入るようにしたり
- 外見や内面のギャップを見せたり‥‥
付き合ってからも、相手が離れないよう、絶妙にコントロールする人もいます。
こういうことを「テクニック」としてやる人もいれば、本能みたいな感じで無意識にやる人、中には完全に天然な行動の結果モテてしまう、みたいな人もいます (;’∀’)
そういえば昔、友達に
- 「絶対俺のこと好きになるよ」って言い、
- 次に会った時に「俺のことが気になりだしたでしょ?」って言い、
- また次に会った時に「毎日俺のこと考えちゃってるでしょ?」って言い、
結局友達と付き合い始めた男性がいたけど、予想通りすぐに別れた。 やめとけって言ったのに (-。-)
CM、マスメディア、ネットからも
私は40代半ばですが、すでに1ヶ所入れ歯 ( ;∀;)
恥ずかしいとかは、もうどうでもよかったんだけど、頻繁に見るインプラントのCMにより、入れ歯にすごく悪いイメージがありました。でも、めちゃくちゃ快適、おまけにブリッジよりも安かったし。
別に「悪いことではない」と前置きしておきますが、
- 物を売るため、サービスを勧めるため
- ライブ、セミナー、講演会、イベントなどの参加者を募るため
- 自分 (たち) の賛同者を増やすため
などの目的でマインドコントロールをすることは、珍しくないどころか普通のこと。
営業・販売職の方々も、それ以外の人も。家族・友人・知人、テレビのCM、マスメディア、ネット記事、広告、動画、SNS‥‥ 身近にあふれてる~。
ちなみに人の話、言葉、文章 (音楽の歌詞なども含む) など、すべてにおいて「見聞きすればするほど」コントロールされやすくなります (一部例外もありますが)。
「これ、マインドコントロールかも」で心ラクハピに
マインドコントロール。
「普通にあること」「仕方ない」って感じで、私は悪くとらえていません。(悪質なものは除く)
だから生活の中で「あっこれもマインドコントロールかも~」って楽しく見つけ出しています (笑)
「しなきゃいけない」って思うこと
早い話、自分が「したい」と思って何かをすると、楽しい~ 幸せ~。
「~しなきゃいけない」と思って何かをするのは、しんどい。
だから「~しなきゃ」を減らせると、心ラクハピなのです (^O^)
自分が「~しなきゃ」と思っていることが、誰かからマインドコントロールされたものではないか。 ちょこっと考え、必ずしもやる必要がなければやめてしまいましょう!
もしかしたら、その苦しみも
たとえば、
- 「何をやっても自分はダメだ」
- 「自分は短所しかない」
- 「自分は人の役に立てない」などの気持ち。
もしかしたら、過去の特定の経験が影響しているのかも。
「人は誰もが価値のある存在」「一人一人に違った魅力・長所がある」「人それぞれ使命 (魂の道) がある」という説や考え方もあるので、今から根気強く書き換えることだってできます。
他にも
- 自分を不幸にする考え方
- 自分を不幸にする口癖
- 自分を不幸にする習慣 etc.
もともとは自分のものではなく、誰か、もしくはメディアなどからマインドコントロールされた結果なのかも。
そう気づければ、自分を幸せにする考え方、口癖、習慣などを意識的に取りいれ、自分を幸せにする方向にマインドコントロールさせることも可能ではないでしょうか。
お金を使う時も
欲しいモノが得られると、生活に「いい気分~」が増えるけど。
特に高額なお金を出す時。
先述の通り、物やサービスを提供する側は、飽くまで売りたいわけで、売るためのマインドコントロールを仕掛けてきます。
- 「早く買わなきゃ」「今買わないと損」と思わせたり
- 「私にはそれが必要なんだ」とか「買わなきゃいけない」とか思いこませたり
- (得や幸せにつながるから) 強く「買いたい」と思わせたり‥‥
「マインドコントロールなのかも~」って気づければ、
- 冷静に、心から欲しい物やサービスなのか考える
- 本当に必要なのか、得をするのかを調べる
- 返品・返金などの規約について調べる
- 他の商品と比較して検討をする
- 周りの人に話したり相談したりする
など、何らかの「行動」ができます。
物を買うこと以外にも言えますが「マインドコントロールかも~」って思うことで冷静に行動ができ、その結果、事前に悪質な業者やサービスに気づけるケースもあるでしょう。
まとめ:あれもこれもは疲れるけど
マインドコントロールと洗脳の違いや、身近なマインドコントロールの例などを、お伝えしてきました。
すべてにおいて「あれもマインドコントロール?、これもマインドコントロール?」と考えていると疲れますが、ネガティブに陥った時や迷った時に、ちょこっと思い出せるといいのかなぁと思います。
また、自分を幸せにするマインドコントロールは、どんどん取り入れたいですね (^-^)
自分とゆっくり向き合ったり、心の声を聞いたりするのもオススメ。
以下の記事も参考にしてみてください☆
自分の心の声を聞く7つの方法・ヒント。心の声を探るのを楽しもう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。