生きていれば、辛いことはつきもの (´Д`)
仏教の本にも「生きること自体が苦の連続。それを受け入れることから」と書かれています。
「辛い」って感じていい。「いま辛いよね」って、自分に優しく寄り添うことは、してほしい (*_*)
でもダラダラと何かのせいにしたり憎んだり愚痴ったりするのか、考えても仕方のないことを考え続けるのか、それとも心が前向き or ラクになる考え方を選んで切り替えるのかは、自由なはず。
私は数年前に「考え方は選べる」ということを知り、辛いことがあった時も「前向きな考え方を選ぶ練習」をしてきました。
ゆる~い感じで続けるうちに、機械のように前向きな考え方を選べるようになってきた!
この学びと経験をもとに「辛いことがあった時にどう考えるとラクになるか」をまとめたので、ご紹介します☆
自分がその時々でラクになる考え方を選ぼう
ラクになる考え方をお伝えする前に‥‥
「どういう考え方をすれば心がラクになるのか」は、
- 人によって違うとも言えるし、
- 辛いことの内容によって違うとも言えるし
- その時々によって違うとも言えます。
辛いことがあった「その時の自分の心が」ラクになる考え方を選び、採用すればOK。
たとえば、次章でご紹介する考え方や、誰かが「心がラクになるよ~」と言っていた方法でも、自分が「はっ? 全く受け入れられない」「かえって辛くなる」と思うのならスルーしましょう (‘_’)
辛いことがあった時にラクになる考え方
今のあなたに合う考え方が、あるといいなぁ。
この世は、本当は何もないのだ
仏教に「空 (くう)」という概念があります。
空 (くう) とは「今見えている世界は、実体があるように見えるけど、本当は何もないのだ」ということ。
科学で完全に証明されているわけではないものの、
- すべてのモノ(固体も液体も気体も。物質や人の体、意識、感情など) は、目に見えない小さな小さな素粒子から成る (量子力学)
- 物質を構成する原子は99・9%空洞 (原子を構成する電子が高速で動いているから「ある」ように見えるだけ)
- アインシュタインによる「エネルギーがあるものは物質に変わり、物質はエネルギーに変わる」という証明
などから、仏教の「空」に科学が追い付いてきている、とも言われます。
そう、「何もない」のだから、辛いことも苦しいと感じることも、本当はない。
いきなり「何もない」と言われても、すぐには腑に落とせないでしょう。でも「せんぶ錯覚」「幻想やドラマのようなもの」「本当は実体がないんだ」と思い込むことで、心がラクになるかもしれません。
ご興味のある方は、仏教を学ぶのも一つ。私は児童用の仏教の本を図書館で借りることから始めました。また「本当の自分を知る本 (奥平亜美衣著・SBクリエイティブ出版) 」はわかりやすく、科学の解説もついています☆
人生はいろいろな体験ができるからこそ
たとえばドラマやアニメ。
毎回同じストーリーでは楽しくないでしょうし (楽しめる人もいるかもしれませんが)、困難とか辛いこととかもあるからこそ面白い! とも言える。
ゲームや遊びも。
私は、ゲームはファミコンしかしたことがありませんが、スーパーマリオで最初からラクラク 8 – 4まで進め、何の困難もなくクリアできたら、物足りないでしょう。
現実世界でも、「欲しい物はすぐ手に入る」「願い事をすれば即すべてが叶う」としたら‥。一瞬「いい世界」って思うかもしれないけど、よ~~く考えると、ムナシクつまらない人生だと思えてこないでしょうか。
だとすれば。 人生、いろいろな体験ができるから、おもしろい。
辛い渦中にいる時に、いきなり「おもしろい」と感じるのは無理があるでしょうが、
- 辛い経験により「新たな自分」が発見できたり
- そこを乗り越えて、より強く豊かな人間になれたり
- 気づきを得て、自分の本当にやりたいことが見つかったり‥‥。
人生を振り返ると、こう強く言い切ることができるなぁと思うのです。
修行だ
「修行」と思った方がラクになる人もいます。(反対に、しんどくなる人もいるでしょう。)
禅の修行も、滝に打たれたり、けわしい山を登ったりという「苦しいもの」がある。
だから辛いこと、苦しいことがあった時は「修行だ」「乗り越えれば、確実に強くなれる」と考えてみるのです。
私も、家族や友人の言葉にたまにイラっとする時など「スルーする修行」「反応しない修行」「冷静にいるための修行」のように考えると、だいぶラクになります(笑)
人生は決まっているのだ
スピリチュアル系の話にはなりますが、人は生まれた時に「自分の人生を魂が決めてきている」とも言われます。
- 「神や宇宙が決めている」とか
- 「すべての人が神とか宇宙そのものだから自分が決めている」とか
- 「だいたいは決まっているけど、その時々の自分の心しだいで良くなったり悪くなったりする」とか
言う人によって若干変わりますが、要は「人生は決まっている」と。
最近は、脳科学の分野でも「人間に自由意思がない」ことがわかったらしく、「実は一つ一つの発言や行動も、自分の意思ではなく決まったものなのだ」と主張する人もいます。
「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」。真実はわからないとしか、言いようがない。
でも辛いことがあった時に「これは決まっていたことなのかもしれない」と思うと、少し心がラクになる気がします。
神や宇宙などの偉大な存在 (もしくは自分自身の魂) が
- 「この出来事はあなた (自分) なら乗り越えられる」
- 「この経験があなた (自分) を大きく成長させる」
- 「『幸せな未来』につなげていく過程の一つ」
として設定したことなのだ、と考えてみるのもアリかと‥。
「来た波を抵抗せずに受け入れていこう」「ただ目の前のことを一つ一つやっていけば道は開かれる」と、余計なことを考えず淡々としている方が、いいかもしれません。
いろんな考え方を知れるチャンスだ
ここまで、ちょっと精神世界寄りの考え方を含めてお伝えしてきましたが…。
当然ですが「心がラクになる考え方」「前向きな考え方」を知らなければ、辛いことがあった時に選ぶことができません。
辛いことがあった時、そのことに関連する本・記事・動画・番組などに触れることで、その時の自分に合う考え方を含め、いろいろな考え方に出会うことができるかも。
私は本やテレビなどで「自分に合う考え方」に触れた時は、ノートに書いたり覚えたりしてきました。
比較的どのような辛いことにも当てはまる考え方としては、
- 辛いことから、必ず何かが学べる
- 同じように辛い人の気持ちがわかるようになった
- この辛い経験も、今後何かに生かせるはずだ
- 視野を広げれば、多くの人が同じような辛いことを乗り越えてきた
- 正負の法則を信じるなら、悪いこともあればいいこともある
- 辛いことがあるから、楽しいこと嬉しいことが引き立つんだ
- 諸行無常。いいことも悪いことも必ず変化していく
- 余計なことを考えず、淡々と目の前のことに集中するだけ
- 辛い時は存分に辛いと感じていい。感じ切ると逆に心が軽くなるものだ
- 今は辛いけど、1ヶ月後1年後は大丈夫 or 今よりはマシなはず etc.
最近、若い頃の自分にかけてあげたかった言葉も思い浮かびます。
- 「今は体も心も休息を必要としている。だから休んでいい」
- 「長い人生、何年か休んだっていいじゃん」
- 「生きる意味や目的が、なくてもいい」
- 「人の役に立てなくても、堂々と生きていていい」
- 「もっと人とか行政とかを頼っていいんだ」
- 「何の苦労もしてなさそうな人も、意外と苦労しているもの」
- 「心を痛めつけながらでなく、ありのままの自分に価値があると思いながら頑張ろう」
- 「退職も失恋も友人が離れたことも‥‥ただ縁がなかっただけ」
- 「ご縁は必然。出会う時は出会い、切れる時は切れる」
- 「これは自分の進むべき道 (魂の道) ではなかったんだ」
- 「すべてが思い通りになんていかないし、だからこそ面白いのかも」etc.
ネガティブ感情も、醜い考え方も‥‥湧き上がってしまうものは仕方ないし、湧き上がっていいのだけど、その後どんな考え方を選ぶかは自由。
できれば少しでも「前向きになれる」「心がラクになる」考え方を採用して切り替えられた方が、時間のムダもないし、量子力学の理論からも次は「いいこと」が引き寄せられやすくなる。心がラク&幸せにつながるのですね☆
まとめ:人生も変えられるかも!
繰り返しになりますが、辛い時は「辛い」と言っていいし泣いてもいいし、優しく自分を受け入れてあげてほしい。
ただ、以前の私は、すぐに「辛い」「しんどい」「苦しい」‥。癖のように「辛い」と考えがちでした。
(もちろん、本当に辛いと言えることもあったと思うけど…)
私は「考え方を選ぶ練習」を始めたことで、人生が変わったと言っても過言ではありません。
もし、すぐに「辛い」「しんどい」と思いがちな人がいたら、ぜひ始めてみてほしい。
始めて1~2年は、ちょっとした辛いことはたくさんあったし、愚痴ったり落ち込んだりもありましたが、めげずに (てかゆる~い感じで) 続け、だんだん「なんかいいことが多いな」って思える状態になってきました。
以下の記事の後半部分にも「いろいろな考え方」を載せています。よかったら参考にしてみてください。
ちょっと嫌なことがあっても、考え方や解釈を「選んで」幸せに! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さまの辛さが少しでも軽くなるよう、心から願っております。