なかなか決められない。いつも「何でもいい」。黙っちゃう‥‥。
そんな子どもにイライラしたり不安になったり。
親も人間。 仕方ないよね (>_<)
ただ「優柔不断な子どもに、どう接したらいいんだろう」と考えてはいるんだ。
ここでは、ただの主婦の学びと経験から「優柔不断な子どもへの接し方」や「普段から心がけたいこと」を提案。後半で「優柔不断にはいいところもある」というお話もします☆
優柔不断な子どもへの接し方
お子様の年齢や理解度などに応じて、よさそうなものだけ参考にしてみてくださいね。
二者択一、三択などにする
私もよく取り入れる方法です。
だって選択肢が多すぎる時って、誰でも決めにくい (*´з`)
「選択肢が多いほど迷う」という心理学の実験結果もあるほど (ヒックの法則)。
- 「これとこれなら、どっちがいい?」
- 「この中から、好きな物を選べるかな?」
という感じで聞けると、子どもも「選ぶハードル」が低くなります!
わかりやすく言い換える
聞かれていることが「よくわからない」時も、選びにくい。
自分に置き換えて考えてみた。
- 専門用語ばかりで聞かれる
- 外国語で選択を促される
- ちんぷんかんぷんな政治の話題で質問される‥‥
これじゃあ、たとえ三択でも何を選んでいいのかわからない (/_;)
よって、子どもの興味や理解度に合わせ、子どもがわかる言葉や内容で聞くこと。文章などで聞かれている時は、子どもにわかりやすいように言い換えてあげるとよいでしょう。
子どもを安心させる
優柔不断な子どもの心理の一つとして「失敗したらどうしよう」があると思います。
なので「大丈夫だよ」と安心させてあげること。
- 仮に選択に失敗しても、たいしたことはない
- 選び直せばいいんだよ
- こうやって対処すればいい
- ママが対処するから大丈夫だよ
- それも大切な経験と学びになるよ
などという感じで「不安や怖がる必要はない」ということを伝えるのはどうでしょう?
子どもに寄り添う
子どもを安心させる方法の一つですね。
「寄り添う」の具体的な方法として、
- 子どもと体を近づける
- 子どもの気持ちを理解しようとする
- 子どもに共感する
などがあると思います。たとえば
- 肩や背中に優しく手を添える
- なぜ子どもが決められないのかを考えてみる (たとえわからなくても)
- 「パパもそういう時があるからわかるよ」などと声をかける etc.
その上で、前述の「失敗しても大丈夫」的な言葉をかけると、子どもは選びやすくなるかも。
黙っている子には「何でもいいって感じ?」「選ぶのが難しい?」「自分で選びたくないのかな?」などと聞いてみるのも一つ。うなずいたり首を振ったりしてくれれば、気持ちが理解しやすくなります。
待てる時は待ってみる
「待つこと」って、難しいけど‥‥
子どもによっては、自分のペースでじっくり考えているのかもしれません。
また、できれば「自分で考えて決める」という力も、つけてほしい。
だから状況的に可能な場合は、存分に考えさせてあげるのも一つ。その上で、子ども自身で決められれば
- 「自分で決められた」という自信につながったり
- 子どもの納得や満足につながったり
- 「親が存分に待ってくれた」という事実が、後々いい影響を与えたり
ということも考えられます。
決断までの期限を決める
「存分に考えさせてあげる」といっても、無期限というわけにはいかないことが多い (;’∀’)
なので、その時の状況に応じて
- じゃあ、〇時〇分までなら考えてもいいよ
- 明日までには決めてほしいかな
などと、期限を先に言っておくのも一つ。
期限を決めることで、積極的に考えようとする子もいます。また「もし、それまでに決められなかったら、ママと一緒に考えて決めよう」など、自分で決められなかった時のことも話しておくことで、安心できる子もいるでしょう。
決め方を提案する
多くのことに対し「本当に何でもいい」と思う子もいます。
でも、学校や社会生活の中で、自分で何かを選ばなければいけない場面も多くなってきます。
なので「本当に何でもいい時は、こういう決め方があるよ」ということを教えておくのはどうでしょう?
たとえば
- 自分なりの基準を決めておく (「一番安い物」「最初に表示されている物」など)
- こっそり「コイントス」、誰も見ていなければ「あみだくじ」
- 目を閉じて一番に思い浮かんだ物 etc.
以下の記事に、いろいろな「決め方」をまとめています☆
優柔不断でつらい人へ…心がラクになる考え方や決め方をご提案! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
優柔不断な子どもに対し、普段から心がけたいこと
誰よりも、私が「心がけなければいけないこと」ですが‥ (;’∀’)
「どんなあなたも大好き」「あなたはあなたでいい」を伝える
優柔不断な子どもの心理の一つとして「親のことを考える」ということがありそう。
- 自分の決定により、親が不快な表情をしたら嫌だな
- 親が困ることになったら、どうしよう
- 大好きなママやパパと同じ物を選びたいな
- 親に喜んでもらえる選択をしたい
- 親の期待に応えたい、親に好かれたい etc.
こういう場合は、普段から
- ありのままのあなたを愛してる
- あなたがどんな選択をしようと、あなたのことが大好き
- あなたはあなたでいい
ということを伝えることが大事だと思います。
これらは、子どもの自己肯定感を高めることにもつながります。
といっても、いろんな方法があるとは思いますが、たとえば
- ストレートに言葉で伝える
- 毎日「生まれてきてくれてありがとう」と子どもに言う
- 一日一回以上、子どもを抱きしめる etc.
これらは子育てセミナーで教えていただいたり、友人から聞いたりした方法ですが、やはり実際にやってみることに尽きる。たとえ三日坊主で終わったとしても、その記憶は子どもに残るかもしれません。
子どもの選択に対し、寛容になる
前述とも重なりますが、子どもの選択や決定に、つい
- 「えっ? そんなのにするの?」
- 「また、そんな物を選んで‥‥」
- 「こっちの方がいいんじゃない?」
とか、子どもの選択で悪い展開になった時に
- 「あなたがそれを選んだからこうなったのよ」
- 「どうして、こんな物を選んだの?」
- 「だから言ったでしょ」
などと言ってしまったり、言葉には出さなくても顔や態度に出ていたり‥。
子どもにもよるけど、選択に自信がなくなり、次の機会に選びにくくなるでしょう (._.)
うちの場合、上の子につい言ってしまうことがあり、それをいつも聞いてた下の子が優柔不断になった。 (上の子は気にせずに毎回自分で素早く選べる。)
なかなか難しいけど、
- 子どもの選択を、大らかに受け止める
- ささいな子どもの選択にも、なるべく「否定」しないようにする
- どうしてもの時でも、穏やかな表情と言い方にする
ということが大事なのかなぁ。
「自分で選べたぞ」とか「親から否定されなかったぞ」という体験を積み重ねることで、少しずつ選択することに自信がついていくのかもしれませんね (‘ω’)
ちょっとしたトレーニングをする
比較的年齢が高い子ども向けですが‥‥
私は、あらゆる場面で「〇〇 (子どもの名前) だったら何を選ぶ?」「あなただったらどうする?」と聞く機会をつくっています。
穏やかな表情と聞き方になるよう、気をつけながら‥(;^ω^)
子ども自身が「考えること」や「決めること」を積み重ねることで、少しずつ優柔不断が緩和されてきたようにも感じます。
また「学校の授業などで、たとえ自分が発表しなくても『自分だったらこうする』『自分はこう思う』ということを、心の中で考えるようにしよう!」とも言っています。 (やってるかはわかりませんが…)
優柔不断の長所も知っておきたい
すべての物事には二面性あり。
優柔不断の悪い面ばかりでなく、いい面にも目を向けられると、親子で嬉しい (^-^)
優柔不断な子どもは、以下のような面を持ち合わせているケースも多いでしょう。(全員に全部が当てはまるわけではないけど)
- 他の人の意見を尊重できる
- 他の人に合わせることができる
- 協調や和を大切にできる
- 他人をサポートするのが上手い
- 相手の立場で物事を考えられる
- 他人の気持ちを考えられる
- 慎重である
- よく調べたり、じっくり考えたりできる
- 結果的にリスクを避けられている
- ほわんとした温かい雰囲気を持っている
- 自分のペースを大事にできる etc.
優柔不断を「ムリヤリ治す」より「いい面を生かす」という考え方にすると、親子でラクかも☆
また、人との関係は「相性」も大きい。リーダータイプや引っ張ってくれるタイプの人とは、お互いに心地いい関係を築ける可能性も高いので、それはそれでヨシなのではないでしょうか。
まとめ:親である自分も成長したい
優柔不断な子どもへの接し方や普段から心がけたいこと、優柔不断の長所などをお伝えしてきました。
優柔不断な子どもは、せっかちな私にあらゆることを教えてくれている気がします。
その教えを生かし、感謝し、丁寧に毎日を過ごしていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。