飲食店のメニューも着ていく服も、もっと大きな決断も。
なかなか決められない、でも人目を気にしてムリヤリ決めたり「やっぱり違う方にすればよかった」って後悔したり…。
私も若い頃、優柔不断でつらい時がありました (>_<)
ここでは、そんな経験と私の学びから、優柔不断でつらい人へ、心がラクになる「考え方」や「決め方」をお伝えします☆
優柔不断には良い面もある
どんな物事にも「良い面」「悪い面」があるもの。
もしかして、優柔不断の「悪い面」ばかりに目を向け、つらいと感じている?
あなたには、こんな「良い面」もあるかもしれません (^-^)
- 慎重 (しっかり調べる、よく考える)
- 相手に合わせることができる
- 結果的にリスクを避けられている
- ほわんとした雰囲気、マイペース
- まじめ、堅実 etc.
脳科学者の中野信子先生も、著書で「優柔不断は決して悪いことではなく、じっくり考えている証拠。そういう人の方が、常に即断即決の人よりも人間らしく、人として知能が高いと感じる」と言っています。
また、相手や組織によるとも言えますよね。たとえば相手が「自分についてこい」タイプで、あなた自身も心地よさを感じるのであれば、その相手とは相性がいい。こんな場合、優柔不断はむしろ長所になるわけです。
「良い面もあるのだ!」と考えれば、「今の自分のままでいい」「ありのままでいい」という考え方を選ぶこともできます☆
ただ「やっぱりつらい」「優柔不断を改善したい」と思う場合、次章からの「心がラクになる考え方や決め方」を参考にしてみてください。
迷うってことは、何でもいいってこと
宗教評論家・ひろさちやさんの著書に、印象的なことが書かれていました。
迷うこと自体「どっちでもいい」ということを暗示している。絶対にどっちかでなければいけないのなら、迷うことはない。
たしかにそうですよね。迷える選択肢、自分で決められる選択肢があるということに、感謝の気持ちすら湧いてきます。(特に昔の時代など、迷う自由がない場合も多かったのです…)
これも踏まえた上で、選択肢の中からラクに決める方法や、心がラクになる考え方をまとめます。
小さな決断は「基準」「パターン」を決める
たとえば、飲食店のメニューの場合。
あらかじめ「いくつかの選択肢で迷った時の基準や決め方」を考えておくのはどうでしょうか?
- その中で一番カロリーが低そうなメニューにする
- その中で一番栄養バランスが整っているメニューにする
- その中で一番安いメニューにする etc.
また、通勤時の服装の場合。
先に「自分なりのパターン」を決めておくのはどうでしょうか?
- この〇種類で着まわそう
- 曜日ごとに決めておこう
- 雨の日や寒い時は、この服装にしよう etc.
メニューや服装以外にも、たとえば並んでいる物であれば「一番左にあるもの」とか「上から二番目に位置するもの」とかって決めておくのも一つですね。
どんなことでも、選ぶのに時間をかけないよう、あらかじめ自分なりの「基準」「決め方」「パターン」を考えておくとラクになります (*‘∀‘)
小さな決断は「どれにしようかな」
子どもの頃「どれにしようかな、神様の言う通り、あべべのべ‥‥?」と歌いながら友達と決めていました (^-^)
どうしても決められなければ、この方法はいかがでしょう?
決して、ふざけているわけではありません (笑)
前述の飲食店のメニューや着ていく服などは、基本的に「人生にかかわる大きな決断」ではない。何を選んでも「たいした支障はない」わけです。
「どれにしようかな」の歌の他にも、
- 2択ならコイントス(表が出たらA、裏が出たらBと決めておく)
- あみだくじ
- くじ引き方式
- 指で「ビーーーーストップ」
- 目を閉じて一番に思い浮かんだものにする
などの方法があるでしょうか。
どれに決定しても「神様や宇宙などの大きな存在が、最善を選んでくださった」ということにするんです☆
「運命や天にまかせる」と言ってもよいでしょうか。
後悔することもあるかもしれませんが、別の方を選んだら選んだで、予想外のデメリットがあったかもしれません。「違うものに決定しても後悔していたかもしれない」と思うと、少しラクになるのでは?
大きな決断は、どう考えるとラクになる?
じゃあ、就職や結婚、住居やマイカーの購入などの「大きな決断」はどうしよう。
まず、人生の大きな決断の場合、普段はすぐに決断できる人でも迷うことがあります。「優柔不断だから…」と悩み過ぎる必要はないでしょう。
大きな決断の場合、
- 情報収集や人の意見を聞く
- 他の選択肢との比較 (それぞれのメリットとデメリットなど)
- あらゆる可能性・リスクを考えての検討
などをすることが大切ですが、あまり考えすぎても決められなくなりますよね (‘_’)
また「選択肢を増やしすぎると決断しにくくなる」という実験結果もあります。
そこで、どういう考え方をするとよいのか。
一つ目は、世の中や身の回りの状況に「変化」はあって当然ということ。
今「最善」もしくは「不本意」な決断をしたとしても、この先どうなるかまではわからない。「塞翁が馬 (さいおうがうま)」という故事成語にもあるように、人生はいつ幸せが不幸に転じたり、不幸が幸せに転じたりするか予測できません。
どれを選んでも、大きな意味で「同じ」なのですね。
二つ目は、人間はあらゆる経験をするために生まれてきた、ということ。
スピリチュアル系の本やサイトでよく見かける言葉です。幸せな経験も、一見「不幸」と思える経験も、すべてから学びや気づきを得られ、魂の成長につながっています。
どれを選んでも、何らかの経験ができ、成長していける。
どんなことも「神や宇宙などの大きな存在が、最終的には幸せにつながるよう導いてくれている」と信じるのも一つです。
三つ目は、自分の心持ちについて。日々の生活の中で、
- 物事や人の「良い面」を見る
- 今あるものに感謝する
- どんな自分も認め受け入れる
こんな習慣をつけて自分の心が変わると、どんな選択をしても、どんな環境であろうと、たとえ周囲から同情されるような状況になったとしても、「自分の心」は幸せでいることができます (^-^)
特に感謝の習慣をつけることは、人生をも変える大きな効果が! 以下の記事に詳しくまとめてあります☆
感謝は幸せへの一歩。感謝の効果を知れば感謝したくなる! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
自分で決断した方がいい?
優柔不断について書かれている多くの本やサイトに「必ず自分で決めよう」と書かれています。
私も経験上「他人の意見を参考にしつつ、最後は自分で決断」がよいとは思います。(特に大きな決断は)
でも‥‥自由なんですよね。自分で決めようと、人に決めてもらったり占いの力を頼ったりしようと、基本的にその人の自由。
信頼できる人に決めてもらう、というのも一つでしょう。
ただ、自分で決めない場合「自分で決めないと決めたのは自分」なのです。よって「結果的によくないことがあっても、その人のせいにしない」と決断できれば、どちらでも自由なのではないかと思います。
優柔不断はトレーニングで改善できる
元プロテニスプレーヤーで現在はスポーツ解説などの仕事をされている松岡修造さんは、決断力をトレーニングで改善された経験があるそうです。
メンタルトレーニングの先生から「レストランでメニューを開いたら 5秒で決める」という課題を出され、
- 入店前に、自分の体調や食べたいものを考えておき、
- 入店したら、他のお客さんのメニューを観察し、
- メニューを開いたら 5秒以内に決める
これを繰り返し練習するうちに、半年ほどで驚くほど決断が早くなったと言います!
松岡さんは「決断力は決断の経験から磨かれる」とも、おっしゃっています。5秒に限らず、生活の中で「制限時間を設けて決める練習」をするとよいのではないでしょうか。
また、優柔不断な人は周りの人の意見に合わせがちだと思いますが、人に合わせながらも「自分だったらこうする」と心で考えるようにしておくと、決断するトレーニングになりますよ☆
まとめ:さあ、自分はどうしたい?
世の中に、完璧な人間はいません。完璧に見える人も、自宅での姿まではわからない。
優柔不断で少しぐらい迷惑をかけたって、いいのではないかなぁ。自分で思うほど、周りの人は迷惑に感じていない可能性もありますし…(^-^)
ただ、どうしてもつらいなら、改善できるような努力を続けてみる。優柔不断の改善については、努力は決して裏切らないと思いますよ☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。