東洋医学と西洋医学の違い。自分なりに調和させて取り入れたい。

佳見 そら

薬局の薬剤師のイラスト

心と体はつながっている。

体の不調で心も沈んだり (*´з`)

反対に、体の調子がよすぎて、なんだか気分もウキウキしたり ヽ(^o^)丿

私は、心をラクにする方法や考え方を追求する変な主婦ですが、ゆえに体の健康も意識しています。

今回は、東洋医学と西洋医学の違いについて簡単に解説し「自分なりに、両方のいいところを調和させて取り入れていきたい」というお話をします。

東洋医学と西洋医学の違い

調べたことを、簡単にまとめます。

違いを表でまとめてみる

東洋医学と西洋医学を比較し、簡単な表にしてみました。

東洋医学 西洋医学
主に中国で発達した医学 主にヨーロッパを起点として発達した医学
身体を全体で見る (一人一人の体質や体力なども見る) 身体を部分で見る (皮膚科、胃腸科など、専門が分かれている)
症状の根本的な原因を探り、改善を重視する (根本治療や予防にもなりやすい) 症状の直接的な原因を特定し、病名をつける。悪い部分に直接アプローチし、部分的な原因を取り除く治療をする。
生薬や漢方の処方、鍼灸、ツボ押し、レイキなど 薬の処方 (石油由来の薬も多い)、手術など
江戸時代まで約1500年近く日本の中心的医療。中国では約4000年の歴史がある。 初めて日本に伝わったのは室町時代。明治政府の政業により優先され、現在まで150年近く日本の医療の中心 (日本以外の先進国でも主流)
メリット:体全体の調子がよくなることにつながりやすい。体質改善にもつながる。 メリット:即効性がある。結果が出やすい。
デメリット:すぐに効果が表れにくい。外科的な措置や救急救命、身体の中の検査ができない。治療者の力量に差が出やすい (主観や経験知が入るため)。 デメリット:症状の根本的な原因がわからないままになりがち。対処療法になりやすい。

日常の医療は、だいたい西洋医学

現在、日本では多くの人にとって「医療=西洋医学」でしょう。たとえば

  • 皮膚の炎症がひどくて皮膚科に行き、薬をもらう
  • 耳や鼻の調子が悪くて耳鼻科に行き、薬をもらう
  • 市販の頭痛薬や胃腸薬を薬局で買う (漢方薬以外)

などは、西洋医学。

「検査で悪いところが見つかり、入院して手術する」のも、西洋医学です。

日本のほとんどの病院・クリニックは、西洋医学に基づいているからですね。薬局で売られている薬も、自然の物からつくられる生薬・漢方薬はごく少数です。

東洋医学の「気・血・水」の考え方

東洋医学では「気」「血」「水」が体内を過不足なくスムーズに巡ることが「健康的な状態」と考えます。

  • 「気」= 生きるのに必要なエネルギー
  • 「血」= 血液と、血液中に含まれる栄養素
  • 「水」= 血液以外の体液 (リンパ液・汗・だ液など)

「3つのうちのどれかに異常があると、体の不調につながる」と考えられています。たとえば

  • 「気」が不足すれば、疲労感や下痢、胃もたれなどを起こしやすい。
  • 「気」の流れが滞れば、不眠や心の不安定、偏頭痛、吹き出物などが出やすい。
  • 「血」が不足すれば、めまい、白髪や抜け毛、肌荒れなどにつながりやすい。
  • 「血」の巡りが悪くなれば、肩こり、頭痛、生理痛、息苦しさなどが起きやすい。
  • 「水」が不足すれば、肌の乾燥、目・口・のどの渇き、便秘などになりやすい。
  • 「水」の巡りが悪くなれば、肥満、吹き出物の増加につながりやすい

人間の体のタイプは、遺伝や思考の癖、習慣などにより人それぞれ。

体力があるかないか、どんな仕事や生活をしているのかなども、人それぞれ。

東洋医学は、一人一人に応じた治療や働きかけをして「体全体のバランスを整える」「体の自然治癒力や抵抗力を高める」とも言えるでしょう。

東洋医学と西洋医学を調和させてみる

飽くまでも私なりの考え方です。皆さんも、ご自分なりに考えるきっかけにしていただければと思います。

西洋医学に感謝しつつも頼りすぎない

病院に行けば、たいていの症状はよくなります。本当にありがたいです。

ただ、個人の感想ですが、むやみに薬を出す病院も多いと感じます。 (医療点数が稼げて利益につながるから?)

ちょっとした皮膚のかゆみに飲み薬と塗り薬を処方された時は、塗り薬だけですぐに治りました。

2歳の子どもの便秘の時は、最初から強い薬を処方され、薬剤師の友人にも相談した上で、結局飲ませず。ママ友が勧めてくれたオリゴ糖を食事に混ぜただけで、見事によくなりました。

もちろん自己判断なので、決してお勧めはできません。

でも「ちょっとおかしいな」という直感は大事にしたいですし、すぐに病院や薬に頼ることも避けたいと、私は思っています。 (薬にもよりますが、副作用や肝臓への負担がかかる物もあります)

普段から「体全体を整える」という東洋医学の考え方を意識して、体の免疫力や自然治癒力を高め「予防する」ということも大事にしたいと考えています。

気・血・水の、自分のタイプをチェックする

前述の、東洋医学の「気血水」の考え方。

「気血水チェックシート」で検索すると、多くのサイトが見つかります。

たいてい、現在の体の中の気血水の状態を確認でき、それに応じた対策も書かれています (^-^)

無料で気軽に、東洋医学を取り入れられる方法です!

東洋医学の考え方の病院・鍼灸院・薬局などに行く

「自己流は嫌だな」という人は、通えそうな地域の

  • 東洋医学を専門分野とする病院
  • 漢方専門外来
  • 漢方薬局
  • 鍼灸院、整体
  • ヒーリングサロン

などを調べて、行ってみるのも一つ。

それなりのお金もかかるので、どんな治療・施術・アドバイスをしてくれるのかなど、口コミがあれば参考にした方がいいでしょう (ただ、合う合わないは実に人それぞれ)。

ちなみに私は、若い頃いろんな整体に行きましたが、

  • ただ施術をするだけの所
  • カウンセリングをしながら食生活や運動面のアドバイスもしてくれる所
  • 東洋医学の簡単な解説もしつつ症状改善のための方法を示してくれる所

など、実にそれぞれ。

また、痩身のために行ったエステでは、気・血・水の流れをよくするための食生活や体操を教えてくださったり、個に応じたアドバイスもしていただき、とても勉強になりました。

胃腸のケアをする

東洋医学の「気」を充実させるためには、胃腸を健やかに保つことが大事だそう。

生まれつき胃腸が悪くなくても、加齢やストレスで胃腸の働きは衰えやすくなります (*_*)

特に「腸」は健康のための大事な臓器で、腸が悪いとあらゆる所に不調が起きやすくなる。

血流を良くする

東洋医学の「血」。血流を良くすることは、体の健康と、美容にもつながります。

  • 軽い運動を取り入れる
  • 汗をかく活動を取り入れる
  • 夏でもシャワーだけでなく湯船に浸かる
  • バランスのよい食生活を心がける
  • こまめな水分補給を心がける etc.

お金のある人は、リフレクソロジーや足つぼマッサージ、整体などを定期的に受けるのもいいでしょう。

ちなみに私は、貧血気味なので、鉄分の多い食事やサプリメントの摂取も心がけています。

リンパの流れを良くする

東洋医学の「水」。リンパの流れがいいと、免疫力・排泄力が高まり、やはり健康と美容につながります。

  • 軽い運動を取り入れる
  • カフェインを極力とらない
  • 体をあたためるようにする
  • 冷たい食べ物や飲み物を極力とらない
  • リンパマッサージ・ツボ押しをする etc.

先日ヒーリングサロンで「リンパの流れがよくない」と言っていただいたので、主にリンパマッサージについてネットで調べ、自分なりに試している途中です (‘◇’)ゞ

いろいろ試し、自分に合う方法を見つける

何にでも言えますが、自分に合うモノは、自分で見つけるのが一番。

私の場合、若い頃は「自分へのご褒美」も兼ねて

  • いろんな整体院・カイロプラクティック
  • アーユルヴェーダやアロマボディの施術
  • いろんなリフレクソロジーサロン
  • いろんなマッサージ・足つぼサロン

などに行き、自分なりの経験知を得ました。

鍼灸院には行ったことがないのですが、友人は「肩こりには針治療が合う」と言っていたなぁ。

35歳の時は養命酒を試しましたが、自分に合わず…。けど友人には合うそうで、飲み続けているそう。

授乳中は漢方薬しか飲めず仕方なく服用しましたが、思いのほか自分に合うと感じ、今も適宜取り入れています。

体全体の健康につながる「お金のかからない方法」も、今はネットでいくらでも調べられます。楽しみながら調べ、楽しみながら試し「なんとなく」でも自分に合いそうなモノが見つけられるといいですね。

まとめ:批判は悲しいなぁ

東洋医学と西洋医学の違いと「両方を調和させて取り入れていきたい」という内容でお伝えしてきました。

どちらにも「いいところ」あり。 その時々に応じて、選んでいきたいです。

先日レイキのヒーラーさんが西洋医学を批判していました。私は、あまりいい気分にはなりませんでした。

東洋医学と西洋医学は治療法や考え方が違いますが「健康を支える」という点は共通しているはず。

西洋医学寄りの人も東洋医学寄りの人も「批判」ではなく「調和」とか「融合」という目で見てもらえると、平和に近づくのかなぁと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました


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