よく「人のためになる行動をしましょう」と言われますが…。
もし、自分の心身をないがしろにしてまで「人のために行動」したら‥。自分も人も幸せ? (‘_’)
基本的に「人のためだけ」はNG、「自分のためだけ」もNG!
この記事で「人のため」と「自分のため」を調和させたい理由を解説し、調和させるコツもお伝えします☆
「人のため」と「自分のため」を調和させたい理由
ズバリ「人のため:自分のため」が、「10:0」や「 0:10」はオススメできません (*´Д`)
その理由を3つに分けてお伝えします。
「人のためだけ」がNGな理由
「人のためが100%」の状態で行動すると、以下のようなことがあり得ます。
- 感謝してもらえないと「不満」
- お返しがもらえなくて「愚痴る」
- 思ったような展開にならないと「怒り」「がっかり」
- 都合よく使われたり甘えられたりして「モヤモヤ」
- 心が疲れ切る (場合によっては体も)
せっかく人のために行動しても、ネガティブ感情になったり、疲れ切ったりでは「幸せ」ではないですよね (*´Д`)
基本的に「どう行動するかは自由」ということを踏まえれば、人のための行動と言えど、究極的には「自分がやりたいからやった」とも言えるのです。
また、自分はよかれと思ってやった行動も、相手にとっては「嬉しくない」「何も感じない」こともある…。人それぞれ価値観や受け取り方が違うので、もう仕方がないとも言えます。
「えっ、ネガティブ感情にならないし、疲れもしないし」という人でも、自己犠牲が過ぎる状態で行動すると
- 相手に心理的負担をかけたり、申し訳ない気分にさせたりする
- 相手が必要以上に甘えてきて、相手の成長を妨げる
- 最終的に自分の心身が疲れ切り、場合によっては病んでしまう
という可能性もあります (‘_’)
「自分のためだけ」がNGな理由
実は、人のために行動するのって、自分にもメリットがあるんですね☆
- 自分が「いい気分」になれる可能性が高い
- やりがいや充実感、幸福感が得られやすい
- 自分の脳や体の健康につながる物質が分泌される
- 自分も人に親切にしてもらいやすくなる
- 他人からの親切に気づきやすくなる etc.
メリットの詳細は、以下の記事にまとめてあります☆
自分のためにもなる!一日一善の効果。一善の具体例もご紹介! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
だからと言って「自分のためが100%」の状態だと、これらのメリットも得られにくくなる~ (*´ω`)
なぜなら、脳や体の健康につながる物質は「人を心から思いやって行動した場合に」分泌されますし、自分のことしか考えない行動は視野が狭くなり、本当に人のためになるのかの判断が鈍りがちになるからです。
また「あなたに尽くすのだけが喜び」という人もいると思いますが、相手にとって重く感じられたり相手の成長を妨げたり、という可能性も否めないでしょう。
調和をとれば、自分も人もラクで幸せ!
人のためでもあり、自分のためでもある。
こう考えられると
- 「ありがとう」と言われなくても不満に感じにくくなる
- 思ったような展開にならなくても不満に感じにくくなる
- 「こんなにやっているのに!」などと思いにくくなる
- 自分の心身が許す範囲内で、行動できるようになりやすくなる
- 本当にその人のためになることの判断がつきやすくなる
などの効果があります☆ 自分も相手も「心がラク」&「幸せ」になりやすい (*´▽`*)
また「すごく負担に感じてまで人のために行動するのは、相手のためにも自分のためにもならない」ことが腑に落ちると、頼まれても断れるなど、自分を大切にできることにもつながります☆
「人のため」と「自分のため」を調和させるコツ
じゃあ、どうすれば上手く「人のため」と「自分のため」の調和がとれるの?
まあ難しく考えず、さらっと「人のためでもあるし自分のためでもあるんだな」って思うだけでもよいのですが ( ;∀;)
ここでは、タイプ別に「人のため」と「自分のため」の調和を上手くとるコツをお伝えします☆
人のために行動し「不満」に感じやすいタイプ
前述の通り、人のために行動したのに
- 相手から感謝されない
- 周りから思った反応が得られない
- 誰からも評価されない
などで、不満に感じたり愚痴ったりしやすいタイプの場合。
「半分は、自分がやりたいからやっている」と考えるのはどうでしょうか? (*‘∀‘)
- 子どものため
- 夫や両親のため
- 部下のため、上司のため
- 地域住民のため
- 友人のため‥‥
人のために、何をどう行動するか、どの程度まで行動するかは、「自分で選べる」はず!
たとえば「地域住民のため」と思って地域のゴミ拾いをし、思ったより感謝されずに愚痴っている人がいました。愚痴るぐらいなら「やらない」「断る」「回数を減らす」など、選択肢はいろいろあるはず。
「半分は自分のため」と思うためのコツは、考え方を工夫して変えることです☆
- 地域がキレイだと「自分が気分いいから」やる
- 昔タバコのポイ捨てをしていたから「自分の罪滅ぼしに」やる
- 人のための行動は「自分の心身にもメリットがあるから」やる etc.
「半分は自分のため」という考え方をすれば、感謝や評価が得られなくても気になりにくくて「ラク」ですし、自分が気持ちよく行動できて「幸せ」でもあります (*’▽’)
人のために行動するのが好きなタイプ
もともと
- 人のお世話が好き
- 人の面倒を見るのが苦にならない
- 人に尽くすのが好き
というタイプの人もいますよね。
もしくは特定の人 (交際相手、子ども、配偶者、特定の部下など) には、というケースもあるでしょう。
このような人は「好きだからやっている」わけで、自分としては何の問題もないのですが、中には
- やりすぎ、過保護になっている
- 相手の成長を妨げる感じになっている
- 相手は望んでいない (相手の負担になっている)
という場合もあり、これでは結果的に「人のため」になっていません (‘_’)
このタイプの方は、人のために「つい頑張りすぎてしまう」こともあるでしょう。「これ以上やったら自分の心身の負担になるな」とか「相手の力にならないかも」とか、基準線を考えられるとよいと思います。
コツは、以下の 3つ。
- 行動をする前に「本当にできるか」「本当にした方がいいか」を考えること。
- その都度、自分の心身の声に耳を傾けてあげること。
- 「無理そう」「やめた方がいい」と思う時は、上手く断る (そのスキルを身に着ける) こと。
また、このタイプの方の中には、人のために行動するのが「好き」なのではなく
- 「人のために行動しなければ自分には価値がない」と思い込んでいる
- 自分に自信がないことを、人のために行動することで埋め合わせている
- 「相手に尽くさなければ嫌われる」と思い込んでいる
などのケースもあります。
この場合は自己肯定感を上げていった方が「ラク」になれる‥‥。そのためには「習慣」を変えることで、少しずつ高められる、もしくはそこに近づくことができると思いますよ。
思い当たる方は、ぜひ以下の記事を。
引き寄せの法則で気にしすぎを改善【9.自己肯定力をつける】 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
自分のメリットのみを考えるタイプ
この記事を読んでくださってる方の中には少ないでしょうが、
- 自分の株を上げたい、好かれたい
- 他人から評価・賞賛されたい
- 自分も人に親切にしてほしい‥‥
こういう理由だけで、人のために行動しているタイプの人もいるでしょう。
一見「ダメ」「NG」と思われるかもしれませんが、私は必ずしもそうは思いません。
なぜなら、結果的にそれによって誰かが「喜ぶ」かも。で、その人は感謝されて「嬉しくなる」かも。その繰り返しの中で、本当に「人のために」とか「心から思いやる」などの気持ちが育っていくことも、あると思うからです。
前述の通り、自分のためが100%の状態だと視野が狭くなり、本当に人のためになるのかの判断が鈍りがちになるとも言えます。
このタイプの方は、少しでも相手の立場に立ち「何をしたら本当に喜ばれるのか」を考えることがコツだと言えるでしょう。(ただ人それぞれ価値観が違うので、完璧には難しいですね)
もちろん、詐欺や犯罪行為につながるようなことは論外ですが、きっかけはどうあれ人のために「行動」している。
人のために行動すれば、その分「嬉しい」「助かる」「喜ぶ」人も増える。
何も「行動」しない人よりは、いろいろな可能性を秘めていると思います (^-^)
まとめ:目指すは自分も人もラクで幸せ
「人のため」と「自分のため」を調和させて行動するといい理由と、調和させるコツについてお伝えしてきました。
- 「人のため」と思いすぎるタイプの場合は「自分のため」も意識してみる
- 「自分のため」が強すぎる場合は「本当に人のためになっているのか」も考えてみる
あまり難しく考えすぎず、ちょこっとだけ意識してみると、自分も人も「心がラクで幸せ」につながっていくと思いますよ (‘ω’)
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。