若い頃「仕方ないですよね」って言ったら、バーコードみたいな髪型の上司に「仕方ないで済ますのはよくないよ」って言われた。
「しょうがないよ」って言ったら、他人の彼氏ばかりを好きになる友人に「しょうがないって言葉、嫌いなんだけど」と豹変されたっけ。
そのたびに、「私、ダメだ」って落ち込んでた (*´ω`)
けど、今思う。仕方ないで済ますのって、本当にダメなのかなぁ?
(あっ、別に「仕方ない」っていう言葉が嫌いでもいいんだけどさ。)
人によって、あるいは状況によって、仕方ないって受け入れる方がいい場合もあるんじゃないの?
ということで、ここでは「仕方ない」と考える効果と「仕方ない」が嫌いな人の心理、心のラク&幸せにつながる「仕方ない」の使い方について、ご紹介します☆
「仕方ない」と考える効果
「仕方ない」と受け入れることで、どんな良い効果があるのか、考えてみました (‘ω’)
- 一度あるがままを受け入れ、前に進みやすくなる
- 妥協して受け入れることで、切り替えやすくなる
- 他人に対してのジャッジや怒りを手放しやすくなる
- 争いごとやトラブルを避け、平和が保ちやすくなる
- ダラダラとネガティブ感情を抱くことを避けられる etc.
たとえば、生きていれば辛く苦しいことも起きる。それを「仕方ない、人生には苦しいこともあるさ」と思えれば、
- 愚痴や不満ばかり言ったり
- ダラダラと落ち込み続けたりするのを避けられ
- 「今できることをしよう」などと、前に進みやすくなるのでは?
また、生きていればムカつく人も現れるでしょう。でも「仕方ない、こういう人なんだ」と受け入れられれば、
- その人の悪口を言いまくったり
- ダラダラとその人のことばかり考えたり
- 怒りがおさまらずに攻撃したりすることを避けられ、
- 「適当に距離置いて付き合ってこう」「相手にしないでおこう」など、
- その人と極力かかわらない生活を選んでいくことができるのでは?
イコール「自分の心がラク」「幸せ」につながっていくのです (*´▽`*)
特に、以下のようなタイプの人の場合、上手く「仕方ない」を使えるとラクになると思います。
- つい頑張りすぎて苦しくなる
- 完璧を求めすぎて疲れる
- いろいろ考えすぎて辛くなる etc.
もちろん、程度によっては「仕方ないじゃ済まされない、何か行動を起こさないと」ということもあるよね。その基準やとらえ方は、人によって違いがあるとも言えるでしょう。
「仕方ない」が嫌いな人の心理
「仕方ない」って、結局「あきらめる」こと。
一般的に使われている「諦める」の意味は「もう希望や見込みがないと思ってやめること」「悪い状態を受け入れること」。
だから「仕方ない」が嫌いな人の心理を推測すると、
- すぐに諦めて「何もしない」「これ以上頑張らない」ってのが嫌だ
- 悪いことが起こったら原因を考えたり反省したりすべきだ
- 物事にはきちんと向き合い、成長・向上させていくのが大事だ
- いろんなことから逃げるみたいで嫌だ
- 事故や迷惑をかけた場合、仕方ないじゃ済まされないだろ etc.
たしかに、どれも正しいというか、十分にわかります (‘ω’)
一方私が好んで使う「明らめる」は「明らかにして眺める」=「現実を直視し、ありのままに受け入れること」なんです。
「諦める」も「明らめる」も「受け入れること」ではあるのですが、ニュアンスとして「明らめる」の方はポジティブな印象。仏教で言う「悟り」とか「俯瞰して見てる」ような感じ☆
「仕方ない」を上手く使う具体例
ちょっとわかりにくいなぁ‥‥
という方のために、心のラク&幸せにつながる「仕方ない」の使い方を、具体例と共にご紹介します!
歯周病になってた、歯がなくなった…
最近の私ですが、けっこう歯周病が進行していて、しかも1本の歯とサヨナラしました (40代半ばです…)。
たぶん、以前の私なら「超ダラダラとネガティブ思考」⇒「人にもネガティブ話をぶちまけまくり」。
でも、今は「なっちゃったもんは仕方ない。抜けちゃったもんも仕方ない!」
もともと、あれこれ考えるタイプなので、原因や今後のことなど、さらっと考えました。
で、今後は「今ある歯に感謝して大切にしていこう」「そのために丁寧に歯磨きし、定期的に歯科医院にも行こう」って考えて終了。
ちなみに入れ歯にしましたが、予想外に快適~ (*‘∀‘)
大きな病気などの場合、すぐに「仕方ない」は難しいかもしれませんが、受け入れて少しでもポジティブに「今できること」をした方が、快方に向かう確率も上がります (実例も多数あり)。
告ったけどフラれた、失恋した…
もう、ショックすぎ (*_*)
- 勇気を出して告ったのに、フラれた
- 「別れてほしい」「終わりにしたい」って言われた
- いきなり自分にだけ音信不通‥‥
私は仕事を休んだこともあったよ。ワインを1人で2本あけたこともあったし、鼻水出まくりで号泣したり、相手が新たに好きになった人の写真を焼いたりしたこともあった (怖っ…)
う~ん‥‥でも今思うことは「相手の気持ちはコントロールできない」「しょうがない」。
(まあ、なかなかそう思えないよね…)
原因を考えて次に生かすのが大事なケースもあるけど、はっきり言って「縁」も大きい。だって「えっ?」っていうような人が普通に結婚してたりするじゃん (って若い頃はすごく思ってた)。
ちなみに「うん、わかった」とか「今までありがとう」とかって、さらっと去る方が、相手の心に残りやすくなるし、場合によってはこっちを向くかも。恋愛心理学について語ると超長くなるので、またの機会に (笑)
久々のスキー、思うようにできない…
たとえば、20年ぶりぐらいにスキーをやったら、あの頃のように滑れない。
- マズい、これではバカにされてしまう‥
- スイスイ滑ってる若者のように、自分はできるはずだ‥
- ついつい他の人ばかり見てしまう、比較して苦しい‥
もう、仕方ないじゃん。明らめましょう。
単純に体が思い出せないのか筋力の低下かわかりませんが、今できないもんはできないんです。
なんでもそう。
- まずは、今のありのままの実力・能力を受け入れる
- 今の自分なりに技術などを向上させようと考える
- ムダな比較 (昔の自分との比較や、他人との優劣をつける比較) はせず、目の前のやるべきことに集中する
その方が楽しいし、結果的に技術の向上にもつながると思います。(あっ、他人の優れた所を参考にしたり、その人を目指して前向きに頑張ったりするのはOKです!)
あらゆる箇所が、老化してゆく…
老化はいやだよ~~(>_<)
- 体がすぐに疲れる、肩とか膝が痛い
- 白髪やほうれい線・シミ・しわが半端ない
- 言葉や人の名前がすぐに出てこない
- 老眼っぽい、暗い場所で物が見えにくい
- ヤバい、たまに尿漏れする‥‥
頑張ってほうれい線防止クリームを塗りたくったり、普通に物が見えるフリをしたり。すごく頑張っちゃう。
うん、でも老化さんは、誰の元にも訪れます。仕方ない。
だからと言って何もしなければ、白髪のままだったり、筋肉が落ちたりするわけなんだけど ( ;∀;)
なんてゆうか必要以上に老化を「苦」と思わず、仕方ないって受け入れる。その上で「でも老化のスピードを遅くできたらいいな」と、ゆったり老化防止のための行動をする方が、楽しくて幸せな気がします☆
コロナ禍も…
世の中には、頑張ってもどうにもならないこともあります。 たとえば
- 「大谷翔平さんになりたい」と言っても無理だし
- 過去の事実を変えることはできないし
- 人を変えることも、基本的にはできない。
そういうことは「仕方ない」と受け入れ、「どうしたら少しでも近づけるか」「今の自分の幸せのために何ができるか」を考え、その行動に集中できるとよいのだと思います (^-^)
また、天候や自然災害、コロナ禍などは、どうすることもできません。
自分なりにできる対策はあるわけですが、それ自体 (自然災害やコロナ禍) をコントロールすることは不可能です。
「何故こんなことが起こったのか」を考え、いろいろ学んだ上で「神の御業」「宇宙の摂理」などと心がラクになる考え方を選ぶのも一つですが、手っ取り早いのは「仕方ない」って受け入れることかと思います。
- いつまでもネガティブでいるのも
- 受け入れて、少しでもネガティブを和らげるのも
- 今あるものや人に感謝し、極力ポジティブに生きるのも
自由なはず。
もちろん、程度やその人がおかれた状況にもよるでしょう。「なかなかできないよ」「すぐには難しい…」という気持ちがあるのも「仕方ない」です。
まとめ:生活に上手に取り入れ、ラク&幸せに!
「仕方ない」と考える効果と「仕方ない」が嫌いな人の心理、心のラク&幸せにつながる「仕方ない」の使い方について、お伝えしてきました。
繰り返しになりますが、「仕方ない」と思いたくても難しい場面も多いかもしれません。
ただ「『仕方ない』って受け入れると心がラクになるのかも」って覚えておき、自分の無理のない範囲で、使える場面でだけ使ってみる。それだけでも、今より少しだけ「ラク&幸せ道」に進めると思います。
自分の「心のラク&幸せ」のために、使えるモノは使っちゃえ~ (‘ω’)ノ
以下の記事にも、物事をあるがままに受け入れ、ラクに生きやすくなるヒントを詰めました☆
☆「まあいいか」を口癖にする3つの効果と、心をラクにする使い方。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
☆良い悪いを判断しない。「ただ~なだけ」と考えて疲れを軽減! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。