つい、いろいろと、考えすぎてしまう。
「最近、悪い事ばかり起きるなぁ」とか「あの人は良いのに自分は悪いところだらけ」とか。
「悪い」と判断すれば、悲しい、悔しい、落ち込む‥。たまに「良い」ことがあったら喜ぶ‥。一喜一憂が激しくって、なんだか疲れる~(>_<)
そんな方に「良いとか悪いとかを判断しないとラクになるよ~」ってことを提案したいと思います☆
具体的には「ただ~なだけ」と思ったり、つぶやいたりするだけ。
この記事で、仏教の教えや故事成語から言える根拠や、私が「ただ~なだけ」と考えるようにしている実践例をご紹介します☆
仏教の教えにある
仏教の教えや考え方を見ていると‥
- 物事をただあるがままに見る
- 良いとか悪いとかを判断しない
- 物事を客観的に見て、感情に振り回されない etc.
要するに「いちいちムダに反応しないようにしましょう」と言われているのがわかります。
以前の私も含め、現代人は
- 他人からの評価 (仕事・SNS・人から嫌われる etc.)
- 他人から言われたこと・されたこと
- 起きた出来事や結果
などに反応しすぎたり気にしすぎたりする人が、多いのではないでしょうか (‘_’)?
仏教は約2500年以上も前のお釈迦様の教えが始まりと言われていますが、心が疲れがちな現代人にこそ、必要かつ役立つ学びが多くあると感じます。
良い悪いは判断できないという意味の故事成語もある
故事成語とは、中国の古典 (故事) をもとにできた教訓の言葉。
その故事成語の一つに「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」というものがあります。
昔、老人(塞翁)の馬が逃げてしまった
⇒周りの人々は気の毒に思った
⇒しかし逃げた馬が足の速い優れた馬を連れて帰ってきた
⇒周りの人々はお祝いした
⇒しかし老人の息子が落馬し足の骨を折った
⇒周りの人々は気の毒に思った
⇒一年後戦争が起きたが、老人の息子は足の骨が折れていたため兵役を逃れ、死なずに済んだ。
というお話なのですが、要するに「物事の良い悪いは、その時だけでは判断できない」ということ。
この故事成語は、長く生きている人ほど人生で実感できることかもしれませんね (;’∀’)
良い悪いを判断しない「ただ~なだけ」の実践例
良いとか悪いとかを判断し、いちいち一喜一憂したり、いろいろ考えすぎたり。
長年の癖だし、突然やめることなんてできない?
でも「ただ~なだけ」って思ったりつぶやいたりすることで、心を軽くできる実感があります☆
実際に、私がどんな場面でどんなふうに「ただ~なだけ」と考えるのか、ご紹介します。
嫌な事が起きた時
嫌な事 (=悪い事) が起きた時に、いちいち「ツイてない」とか「なんで自分だけ?」とか考えない。
- ただ人がいっぱい並んでるだけ
- ただ鼻血が出ただけ
- ただ〇〇の仕事を引き受けただけ etc.
ちょっとしたミスをして、自己否定や自責をしそうな時も、
- ただ、ちょっとミスっただけ
- ただ忘れちゃっただけ
- ただ〇〇ができなかっただけ
などと考える。まあ「大きな嫌な事」だと難しいかもしれませんけどね ( ;∀;)
でも、とある仏教学者さんは、ご自宅がもらい火で全焼した時、
- 「焼かれた」と思うと復讐心が起きた。
- 「焼いた」と思ったら心が暗くやり切れなくなった。
- なので、ただ「焼けた」と思うことにしたそうです。
「大きな嫌な事」でも、事実をありのままに、かつ淡々と受け入れると、自分も他人も傷つけないということですね。‥‥勉強になります (‘_’)
といっても、なかなか難しいという方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
引き寄せの法則で気にしすぎを改善【6.嫌な事が起きたら】 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
嫌な人がいる時
最近は「嫌な人」があまり周りに現れなくなったのですが…。
ちらっと相手に不快感を抱いた時なんかに
- ただ挨拶が不愛想なだけ
- ただ時間にルーズなだけ
- ただ言い方が少しキツイだけ
などと考えると、「たいしたことないや」っていう気持ちになりやすくなります (*‘∀‘)
人それぞれに長所・短所はあります。「誰もが価値のある存在」という考え方もあれど「相性」はあるもの。その人が良い・悪いではなく「ただ自分と合わないだけ」ということも多いのではないでしょうか?
以下の記事には「嫌な人に対してこう考えるとラクになるよ~」ということをまとめました☆
引き寄せの法則で気にしすぎを改善【7.嫌な人がいる時】 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
悪口を言われたり批判されたりした時
傷つきやすい人ほど、ちょっとした悪口や批判にすごく落ち込む。
相手はそんな気なく言ったであろうことでも、勝手に凹んじゃう。‥‥気持ちはよくわかります (>_<)
そんな時に
- 「どうして、あの人はあんなことを言うのだろう」とか
- 「あの人だって悪いところがあるのに」とか
- 「落ち込みやすい自分はダメだ」とか
いちいち考えすぎない。
- ただ、あの人がそう思っただけ (自分がどう思うかは別問題)
- ただ自分の一部のことを指摘されただけ (全否定されたわけではない)
- ただ、ちょこっと落ち込んでいるだけ (落ち込んだっていい)
などと思うことで、ネガティブ思考にどっぷり浸かるのを防げる気がします (^-^)
お釈迦様の教えに「家で客に出した食べ物を、客が食べなければ自分の物。同様に他人からの悪口や非難、攻撃なども、こちらが受け取らなければ相手のもの」というものがあります。
私の経験からも、いろいろ反応してしまうとエスカレートしたり自分が損したり…。ムダに反応せず静かにしていた方が、早くおさまるのかもしれませんね (‘_’)
結果が出なかった時
「努力したのに結果が出なかった」「うまくいかなかった」‥‥。
一般的に、良い結果が出なければ「悪いこと」と判断し、落ち込みますよね (*_*)
分析をして次に生かすことは大事かもしれませんが、
- 「ただ、今回は結果が出なかっただけ」
- 「ただ、この方法ではうまくいかなかっただけ」
などと考えると、前向きに進みやすくなると思います。
実際、起業などで成功されている方や、世界的に有名な発明家の方などは、いちいち落ち込まず「この方法だと上手くいかないことがわかった」と考え、次へ次へとアクティブに動く方も多いようです☆
他人と比較してしまう時
つい他人と比較して落ち込んでしまう。今の世の中では、仕方ないのかもしれません。
そんな時も、
- ただ〇〇の部分では、あの人の方が優れているだけ
- ただ、今回の勝負では自分が負けただけ
- ただ狭いコミュニティの中で比較しているだけ
などと考えると、少し心がラクになるかも…。
そもそも「競争しない」という生き方を選ぶこともできますよ! ご興味のある方は、以下の記事をどうぞ☆
人と競争しない生き方について知り、私なりに実践したらラクに! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
まとめ:無理せず少しだけ取り入れてみよう
実際の例を5つご紹介しましたが、良い悪いを判断せず「ただ~なだけ」と考える方法は、さまざまな場面で使えます。
試してみて、少しでもラクになったと感じた方は、無理のない範囲で生活に取り入れていってみてくださいね☆
私の場合、一般的に悪いと判断されるようなことには「ただ~なだけ」と考える。でも良いことには、喜んだり「ツイてる~」と思ったりしています (*’▽’) (仏教の教えとはズレているのですが…)
調子に乗りすぎない程度に「いい気分」はしっかり感じるようにすると、良いこともどんどん起こりやすくなりますよ☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。