電磁波とは。心身への影響がハッキリしない場合,どう考えればラクか

佳見 そら

電磁波のイラスト

あらゆる実践により、生きづらさを解消。

その後も「より心をラクに幸せに」生きられるよう、楽しく追究しています (^o^)

今回は電磁波のお話。

電磁波は、気にしすぎると心がラクじゃない。でも避けられるなら、避けておいた方がいい気もするし‥。

ここでは「電磁波とは何か」「心身への影響」について調べた結果を簡単にまとめ、電磁波についてどう考えたらラクになるかを考えていきます。

電磁波とは。簡単に解説

超さらっとですが、電磁波について解説します。

電磁波とは

電磁波とは、電気が流れるところに発生する「エネルギーの波」。

「電場 (電界) と磁場 (磁界) という2種類のエネルギーが互いに作用して組み合わさり、光の速さで空間を伝わる波」のことを言います。

身の回りの電磁波

私たちの生活の中で「電磁波」が使われている例として

  • 放射線 (レントゲン撮影、放射線治療など)
  • 光 (殺菌紫外線ランプ、日焼けサロン、赤外線ヒーターなど)
  • 電波 (テレビ、パソコン、無線LAN、携帯電話、電子レンジ、ラジオ、ICカード、IH調理器、家電製品、電力設備など)

があります。

電磁波には周波数がある

電磁波には「周波数 (波動や振動が単位時間あたりに繰り返される回数のこと)」があります。

単位は「ヘルツ (Hz)」で、当然ですが「数値が大きい方が電磁波が強い」ということ。

前述の

  • 「放射線」の周波数は「3×1016ヘルツ以上」と非常に高い=電磁波が強い。
  • 「光」の中でも、紫外線は「3×1015~16ヘルツ」
  • 赤外線は「3×1012~13ヘルツ」と、それぞれ異なります。

「電波」は「放射線」や「光」に比べると周波数が低いですが、物によって高周波~超低周波に分類されます。

  • 高周波‥‥テレビ放送、パソコン、無線LAN、携帯電話、電子レンジ、FMラジオ放送など
  • 中間周波‥‥ICカード、AMラジオ放送、IH調理器など
  • 超低周波‥‥家電製品、電力設備など(1~300ヘルツ)

※ 東京電力パワーグリッドのサイトを参考に、まとめさせていただきました。

電磁波の心身への影響は?

結論から言うと「はっきりとは、わかりません」。

日本では

基本的に日本では、現在のところ

  • 日常生活における電磁波の環境は、人体への影響が起きるレベルに達していないので安全
  • 電磁波と心身の不調 (電磁波過敏症など) に、科学的根拠は認められない

という立場をとっているようです。

これは、総務省のHP内「電波の人体に対する影響」や、環境省の「身のまわりの電磁界について」(2017年)、国立がん研究センターの見解 (2011年の資料ですが) などを見ると明らかです。

(WHOの健康リスク評価を引用し「安全・安心」と示しているサイトもありますが、2005年とか2007年などの資料から引用しているものであったりします)

東京電力パワーグリッドのサイトでは「身の回りの電磁波よりもはるかに高いレベルの磁界を一度に浴びると症状が出ることがある (短期的影響)」とした上で、

身の回りの電磁波については

  • 人体に蓄積されない
  • 遺伝子を傷つける力はない
  • 心身の不調に影響を与える科学的根拠はない

すなわち「人体へ影響を与える可能性は極めて低い」とされています。 (長期的な影響を含め)

海外では

「ちょっと敏感な人が気持ちよく生きる本」(2020年出版 苑田純子著 長沼睦雄医師監修) によると、日本に比べて厳しい対策をとる国は少なくないようです。

2011年に国際がん研究機関 (WHOの一機関) が「無線の電磁波によるがん発症の可能性」について、5段階中3番目の「発がん性があるかもしれないレベル」だと、発表したそう。

  • 携帯電話を1日30分、10年以上使い続けた場合、脳のがんにかかる危険度が40%増加
  • どちらか一方の耳でばかり使用していると、がんにかかるリスクが高まる

などのデータや警告などを受け、以下のような国もあるそうです。

  • 住宅や病院、学校などの近くに高圧線は設置できないという条例を出す
  • 緊急時以外は携帯電話の使用を控えるよう通達している
  • 16歳未満の国民に携帯電話の使用を禁じている

また、ノルウェー公衆衛生研究所は「電磁波の人体への影響が科学で実証されていないとしても、症状が実際に表れている以上、この問題を深刻に受け止めるべきだ」と説いているようです。

電磁波過敏症について

電磁波を浴びることにより、心身に何らかの影響が表れる「電磁波過敏症」。

アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士によって命名されました。

ただし、正式な診断名称ではないそう。

博士によると、症状としては

  • 目の痛み、見えにくさ
  • 皮膚の赤みや乾燥、できもの
  • 鼻づまり、鼻水
  • 顔のほてり、むくみ、ひりひり感
  • 口内炎、金属のような味がする
  • 歯やあごの痛み
  • 頭痛、記憶喪失、うつ症状
  • 異常な疲れ、集中力欠如
  • めまい、吐き気
  • 関節痛、肩こり
  • 呼吸困難、動悸
  • 手足のしびれ、麻痺

などが確認されているそうです。

先にご紹介した本によると、医学的にも科学的にも「疾病」として認知されていないものの「原因不明の不調が、電磁波対策で軽減した」というケースを知っている医師や治療家も、少なくないそう。

中垣歯科医院のサイトでも、

  • 体調不良を訴える人をバイオレゾナンス実践器で調べた結果、すでに電磁波の負荷を受けている人はここ数年で急増している
  • そのまま刺激を受け続けたら、後に深刻な問題が表れる可能性が高まるかもしれない
  • さらに口の中に歯科金属があると、電磁波の悪影響を受けやすいと考えられる

などと書かれています。

電磁波過敏症など、電磁波の心身への影響については多くの意見があります。危険性がはっきりしてはおらず「気にしすぎ」「他の原因だろう」と考える人も少なくありません。

WHOのファクトシート№296「電磁過敏症」(2005年公表) では、

  • 電磁界のばく露に関連すると訴える人がいるのは事実。
  • でも症状と電磁波のばく露は関連しないことが分かる研究結果もある。
  • 電磁波とは関係しない環境因子 (職場や生活環境でのストレス、電磁波の健康影響を恐れるストレス反応など) が関連している可能性もある

とされています。

電磁波について、どう考えるとラクになるか

飽くまでも「私なりの考え」をお話しします。

「こういう人もいるんだ」という程度で、お読みいただければと思います。

心身に不調をもたらす「可能性もある」と考える

心臓ペースメーカーを入れている人は、スマホを離して使うべきだとする研究結果があります。

また、飛行機内では、スマホの電源を切ったり機内モードで使用したりしますよね。

これらは、機械の誤作動を防ぐためです。

人間の体にも、微弱ではあるものの、常に電気が流れています。

たとえば、野球でボールを取る時、目の前にボールが来たら、

  1. 目で見たボールを弱い電気信号にして、神経から脳に伝える
  2. 「ボールを取れ」という脳からの電気信号を、神経が手や足の筋肉に伝える
  3. 実際にボールが取れる

というわけなのです。(この例は、パナソニックホールディングスの子ども向けのサイトより)

よく聞く「脳波」も脳の電気活動を記録したものだし「心電図」も心臓が作り出す電気信号を記録したもの。

人間の体に電気が流れている以上 (微弱でも)、電磁波の影響を長期間、日常的に受け続けていれば、もしかしたら何らかの影響があるのではないか、と思えてきます (‘_’)

個人差もあるかもしれず、たとえば

  • 疲れている時や寝不足の時
  • 何らかの遺伝的要因がある人
  • エンパスやHSPなど、人から影響を受けやすい人

などは、影響を受けやすいのかもしれないとも思います。(ただの私の考えですが…)

「科学的に根拠がない」と言っても、飽くまで「今」ないだけで、そのうち示される可能性だってあるわけです。

ただ、気にしすぎるのも逆効果

しかし、矛盾するようですが‥‥

繰り返しになりますが「普通に生活するレベルで電磁波が心身に影響を及ぼすのかどうか」については、今のところ明確ではありません。

はっきりとわからないことを、頭で考え続けても

  • 脳が疲れます
  • 精神的ストレスが溜まります
  • (脳や心と体は連動しているので) 体も疲れます

その疲れやストレスのせいで、心身に不調が出たり、さらに悪化したりということさえあります。(注:考えていて楽しい場合を除く)

また、量子力学的に、意識を向けたことは現実化・増大化しやすくなるので、「電磁波のせいで心身が不調なのかも」と強く思うことで、心身の不調は強まりやすくなるとも言えます。

つまり「電磁波の影響はある」と考えている人の方が、何も知らない人より影響が大きくなりやすい側面もあるので、この記事も悪い影響を与えてしまうのなら申し訳ないです (._.)

特に

  • 電線や高圧線、携帯基地局などの近くに住んでいるけど、引っ越しできない
  • 電磁波が出る物に囲まれた生活だが、自分の意思では減らせない
  • ノートパソコンなどを長時間使わざるを得ない

などの場合「もう仕方ない」とも言え、四六時中「恐れたり」「心配したり」しても心身によくないのは、前述の通りです。 (アースをとるなどの対策ができる物もありますが)

対策は一応する、でも無理のない範囲で

よって、私が出した結論は、

できる範囲、やりたい範囲だけで電磁波対策し、あとは楽しく心地よく生きる!!

もちろん、本格的に対策したい方は、手段を調べて徹底的に行うのもよいと思います。

でも「心身の不調はあるけど、原因がよくわからない。徹底的に原因を追究するつもりもない」という人もいるでしょう。

原因は、

  • 電磁波かもしれないし
  • 電磁波を含むあらゆる原因が重なり合っているかもしれないし
  • 電磁波は全く関係ない可能性もあります。

私は「原因がはっきりわからないし、徹底的には調べるつもりがない」という場合、とりあえず何らかの対策や対処法を試すことを始めてみます。

なんとなくでも

  • 効果があったかも
  • 自分に合いそう
  • 心身によさそう

などと思え、自分が無理なくできるものであれば、続けることにしています (^-^)

実は「電磁波対策」として始めたことではないのですが、ここ数年の間に

  • 自然とかかわる時間を大切にしたり
  • スマホが嫌いなので、徹底的に距離を置いたり
  • テレビがつまらないと感じ、消すことが増えたり
  • 自宅の断捨離をし、シンプル生活にしたり
  • 食生活を見直し、それまで以上に気をつけたり‥‥

それらが結果的に「電磁波対策」にもなっていたようなのです (;’∀’)

実際、現在40代半ばなのに、数年前に比べ心身がだいぶラク。(もちろん、他の実践の効果もあるとは思います)

そんな私の電磁波対策 (最近始めた方法も含め) と、一般的に言われる電磁波対策について、以下の記事でご紹介しています☆

いろんな電磁波対策ご紹介。私は、やりたい範囲だけで無理なく! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

まとめ:自分がラクになる考え方を

「電磁波とは何か」「心身への影響」「電磁波についてどう考えたらラクになるか」などを、お伝えしてきました。

電磁波は目に見えない、かつ影響がはっきりわからないからこその「不安や恐れ」があると思います (>_<)

その感情自体は「昔からある生存本能」であり「自分を守るため」なので、肯定してあげましょう。

ただ前述の通り「恐れすぎ」「気にしすぎ」はストレスが溜まるので、心身に悪影響。

コロナ禍でよく聞くようになった「正しく恐れる」ができるようになると、一番いいですね。

そのためには、できる範囲で理解をした上で自分がラクになる考え方を取り入れたり、とりあえずは自分が無理なくできる対策をしたりできると、よいのではないでしょうか。

長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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