生きていれば、つらいこともある。
仏教では「生きること自体が苦しみだ」とも言うほど。
つらいことがある⇒あれこれネガティブに考える⇒頭が疲れる⇒考えるごとに心も疲れてくる⇒体も疲れてゆく⇒苦しい。(以前の私のスパイラル…)
今回の記事。結論から言うと、事実をただ受け止めれば、少しラクになるかも。
ここでは「受け止める」とはどういうことか、事実を受け止める方法や具体例などを、お伝えします。
「事実を受け止める」とは?
「事実を受け止める」とは、以下のような感じ。
- 「こういうことが起きた (起きてる) んだ」と思う
- 「今この人は怒っているんだ」と思う
- 「今やること、たくさんあるな」と思う etc.
ただ淡々と事実だけを見て「これが事実」と思う感じ。
「受け止める」だけでなく「受け入れる」ことができると、よりラク。
あっ「受け止める」と「受け入れる」の違いって分かりにくいですよね。(説明していると長くなるので、また別記事で…)
もし違いを一言で表すなら
- 「受け止める」は、ただ「そうなんだ」って思うこと
- 「受け入れる」は、心から納得して認められること
っていう感じかなぁ。
事実を受け止めることのメリット
事実を受け止める (事実だけをしっかり見る) 習慣をつけていくと
- 「自分だけツイてない」
- 「最近イヤなことばかり」
- 「忙しくて本当にしんどい」
などの、余計な考えが思い浮かびにくくなります。
思考は湧き出るものだから、上記のような考えが浮かぶのは仕方ない。(それも受け止めてOK!)
でも浮かびにくくする工夫はできると思うのです。
「こういうことが起きたんだ」「事実はこれだけだ」などと淡々と思うことで、冷静に「今自分にできること」「やった方がいいこと」を考えるなど、意味のある思考ができやすくなると感じます。
事実を受け止める方法と具体例
「そうは言っても難しい、わかりにくい」という方のために、事実を受け止める方法や具体例を3つご紹介します。
つらいこと、嫌なこと
つらいことが重なると、つらさ倍増だよね…(._.)
若い頃「仕事が突然なくなる」「失恋」「体調不良」が重なり、年上の友人に「そういう時ってある。ただ静かに受け入れ、時が過ぎるのを待つだけ」と言われたっけ。
- 仕事先の人や恋愛の相手を憎んだり
- 何もかもうまくいってる人に嫉妬したり
- 「どうして私だけこうなの?」って生きる気力を失ったり‥‥
そう思うのは無理もないし、そういう自分も優しく受け止めてあげたい (>_<)
その中でちょこっと目をつぶって、無表情で、深呼吸して、淡々と
「これが事実なんだ」と思ってみる。
泣いてもいいし、事の大きさや自分の精神状態によっては、受け止めるのに時間がかかることもあるけど…。
可能であれば、目をつぶって深呼吸し、頭をからっぽにしてみる。これを日常生活の中に取り入れることで「ニュートラル」に戻りやすくなり、少しずつ前向きになれる期待ができます。
嫌な人
世の中には「合わない人」もいるし「大嫌いな人」もいるかもしれませんね。
初対面や通りすがりの人でも「えっ?」と思う人がいたり。
そこで
- 「あの態度、信じられない!」
- 「どうして感情が抑えられないのだろう」
- 「ちょっとおかしいんじゃない?」
などなど、あらゆる思いが湧き上がるのは仕方ない。
でも、その中でちょこっと、事実だけに目を向けてみる。
- 「ああいう態度をとる人なんだ」
- 「あの人は今ヒステリックになっている」
- 「この人はこういう価値観なんだ」
世の中にはいろんなタイプ・性格・価値観の人がいます。もちろん嫌な人とのつき合いは最低限でいいと思いますが、否定・批判・ジャッジをしないようになれると自分がラクになります。
悪い結果
毎日生きていれば、
- 頑張ったけど思うような結果が出なかった
- 最善を尽くしたけど報われなかった
- 一生懸命に取り組んだけど選ばれなかった
ということもあるでしょう。
そこでいつまでもクヨクヨしたり、結果が出た人を憎んだり嫉妬したりしても自分のためになりません (湧き上がっちゃうのは仕方ないですが…)。
まずは結果を淡々と受け止めることから。で、その結果は飽くまでも今回の結果に過ぎません。
次回のチャンスがある場合は、原因や今後の対策・方法などを考えた方が有意義です。チャンスがない場合でも、今回の経験が別の場面で生きる時が必ず来るでしょう。
事実を受け止めやすくするために
繰り返しになりますが、思い浮かんじゃうネガティブ思考は仕方ない。ゼロにする必要もない。
「今、自分はこう思うんだね」って、優しく受け止めてあげればいいのですね。
じゃあどうすればいいのか。‥‥「心にいいこと」をできる範囲で取り入れれば、事実を受け止めやすく、余計な思考を浮かびにくくさせられると実感します (時間がかかる場合もありますが…)。
「心にいいこと」とは、たとえば
- 自宅の断捨離や掃除
- 軽い運動や散歩
- 緑の木々を見るなど自然に触れる時間をつくる
- 朝日や午前中の日光を浴びる
- 感謝の習慣づけ、人や物事のよい部分に目を向ける etc.
これらは実証されている方法や「心が変わった」という体験談が多い方法です。
こういうことを、コツコツ無理のない範囲で続けていく。
特にオススメするのが瞑想。
瞑想の経験が多いほど「不安が軽減され、集中力が高まる」という実験結果もあります。
ゆるゆる瞑想でもコツコツ続けることで、余計なことを考えにくい脳がつくられていく実感あり。事実をありのままに受け止め「いい悪い」「正しい間違ってる」などのジャッジをしにくくなるのです。
瞑想の効果ややり方は、以下の記事をご覧くださいね。
瞑想の効果。怪しくてもゆるいやり方でも、まずやってみよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
まとめ:つらい・苦しいを軽減できるし、してもいい
苦しいことは、自分が「苦しい」と思うから苦しいことになります。「つらい」も同じ。
共感や感情移入しやすい人は、自分の身に降りかかったこと以外でも「つらい」「苦しい」と感じることも多いかもしれませんね。
「つらい」「苦しい」と感じてもいいのですが、自分に合う工夫をして、その「つらい」「苦しい」を和らげてあげることもできるし、それをしてもいいのです。
その方法の一つを、この記事でご紹介しました。
以下の関連記事も参考にしてみてくださいね。
☆「まあいいか」を口癖にする3つの効果と、心をラクにする使い方。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
☆良い悪いを判断しない。「ただ~なだけ」と考えて疲れを軽減! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
☆「仕方ない」と考える効果。上手く使えると、心がラクで幸せ! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。