現状に満足する&しない‥メリット・デメリットと融合させるヒント

佳見 そら

満腹な猫のイラスト

「現状に満足し感謝して生きよう」「現状に満足しないで努力しよう」

え~~? どっちなの~?

どっちでもいい。自分の人生。好きな方を選んで生きていいのです ヽ(^o^)丿

もちろん、時と場合によって変えるとか、融合させて生きるのもOK!

ここでは、現状に満足することと満足しないことのメリット・デメリットを挙げ、上手く融合・調和させるヒントも考えていきます☆

現状に満足するメリット

現状に満足していると、他人にどう思われようが「心地いい」です。

幸せを感じて生きられる

「満足」とは「十分に満ち足りていること」。

というか「満ち足りていると、思えている」ということ。

幸せは自分の心が決めるので、イコール「幸せ」なのです。

「とても満足なんてできない」と思う場合でも、

  • 飲食ができる、水や電気が使える
  • 生活に必要な家電や道具がある、生きていけるお金がある
  • 健康な体がある、ブログを読む時間もある
  • 家族がいる、友人や顔見知りがいる
  • 自分は毎日「自分なりに」頑張っている
  • こうして生きているだけでもすごい

などの考え方を「選んで」みる。

当たり前のように使える物やサービス、今自分の周りにいる人、実は日々いろんなことをこなしている自分などに、しっかり目を向ける。「ああ満足」と思えれば、その瞬間は「幸せ」になります。

ネガティブな感情にならずに済む

「満足」とは「不平不満がないこと」。

  • 自分や他人の、この部分がダメ
  • 物や方法などの、この部分がよくない
  • あれが足りないし、これも持っていない

などの思考から解放されるので「ネガティブ感情」を抱かずに済みます。

私の経験から、今の自分に満足ができると、他の人のこと (他人の欠点、他人の動向、他人に言われること、どう思われているか etc.) が気になりにくくなるとも感じます。

さらに満足できることを引き寄せやすくなる

心から満足していれば、別の「満足~」と思えることも引き寄せやすくなります。

もちろん潜在意識 (無意識の部分) や過去の思考なども関係するので、全部が全部ではない。

でも、量子力学的に確率が上がります。

満足を感じて「幸せ」「ありがたい」と思えば思うほど、未来も「幸せ」「ありがたい」と思えるような人・物・出来事が引き寄せられやすくなる (^-^)

以下の記事では、量子力学について簡単にまとめています。

量子力学がよくわからなくてもOK。利用だけさせてもらっちゃおう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

詳細は省きますが「心からやりたいこと」や「本来の使命」のようなものを見つけやすく、天からの導き・ひらめき・アイデアも得られやすくなるとも言えます。 (目に見えないのでわかりにくいですが‥)

現状に満足するデメリット

何事も、良い面と悪い面がありますよね‥‥

一般的に「成長・向上できない」と言われる

よく 現状に満足すると「成長・向上できない」と言われますよね。

我が子の学級通信にも「常に上を目指そう。満足した時点で成長は止まる」みたいに書いてありました。

この価値観を刷り込まれている人が多いので、学校での勉強や活動に限らず

  • 就職活動、職場
  • セミナーなどの学びの場
  • 習い事

などでも「現状に満足せず頑張る!」という方が、好印象のケースが多い。

「今のままで満足で~す」という生き方をしていると、他人から「それでいいのか?」「そんなことではダメだ」などと言われたり思われたりすることが多くなるとも言えるでしょう (‘_’)

することがない状態になる可能性がある

仕事や家事などはするとしても、現状に満足していると

  • 人に愚痴や弱音を聞いてもらう必要がない
  • 改善点や、夢・理想などについて考える必要もない
  • 何かを変えるために動く必要もない‥‥

よって「最低限のこと以外はやることがない」という状態になりやすく、ムナシさを感じる可能性があります。

もちろん人や状況によります。心からの「やりたいこと」が湧き出てきやすい人、何もしなくても至福を感じられる人や環境などであれば大丈夫でしょう。

現状が変化した場合、かえって苦しくなる可能性がある

たとえば

  • 物事の良い面や、今あるものに目を向ける習慣
  • ささいなことにでも感謝をする習慣
  • 嫌なことを受け流せる考え方・とらえ方
  • 自分を褒めたり認めたりする習慣

などが身についた上で「満足」できている場合は、どんな状況でも、それなりに満足できるかもしれません。

しかし、そうでない場合、現状が悪い方に変化すると満足できず、かえって苦しくなる可能性があります。特に変化の激しい世の中では、それが当てはまりやすいでしょう (*´ω`)

現状に満足しないメリット・デメリット

前述の逆になるだけなのですが‥

読みたい部分だけ読む方も多いと思うので、言い方を変えてまとめます。

現状に満足しないメリット

現状に満足しないメリットは「何かをやれる」ということ。

現状に満足していなければ、

  • 不平不満や愚痴を言う
  • 改善点や問題点を探し出す
  • 理想や目標を設定し、達成に向けて頑張る

など、何かしら「やることがある」わけです。

努力した場合は、成長・向上・変化が「わかりやすいかたちで現れやすい」とも言えます。

どんな仕事・活動・勉強も、

  • もっと効率よく、効果が上がる方法はないだろうか
  • 変化の可能性も考えて、対応策を挙げておこう
  • もっと喜んでもらえる方法があるかもしれない
  • もっと楽しめるやり方を見つけたい
  • 問題点・改善すべき点はないだろうか

などと考えて行動するから、向上が目に見えやすくなる。というのは一理あるでしょう。

「これでいい」と満足しないからこそ、他のアイデアを出したり方法を試したりする。結果的に「現状維持」になりにくく、他人からの評価にもつながりやすくなります。

現状に満足しないデメリット

ズバリ「ネガティブ感情が増えやすくなる」「幸せを感じられる瞬間が少なくなる」こと。

単純に

  • 問題点・欠点・足りない部分・不満な部分に目を向けたり
  • 「今のままじゃダメだ」と思ったり
  • 「(上に上がれても)いつ落ちるかわからない」と思ったり

している時は「いい気分ではない」ことが多いですよね。

「いい気分ではない」とは、以下のような気持ちを指します。

  • 焦り、恐れ
  • 怒り・いらだち
  • 自責・自己否定
  • 無力感・敗北感
  • 周りへの不満・嫉妬 etc.

現状に満足せず努力し、成功した時は幸せかもしれません。でも、また「現状に満足せず上を目指す」の繰り返しになることが多く、人生のトータルで見ると「幸せを感じる瞬間」は少なくなりがちなのです。

現状に満足する・しないを融合させるヒント

前述の「それぞれのメリット・デメリット」を踏まえ、考えます。

現状に感謝しつつ、上を目指す

上を目指すことばかりを考えていると忘れがちですが、

  • 当たり前に使えている物やサービス
  • 当たり前に使えている自分の体や能力
  • 当たり前にいてくれる周りの人

に目を向けると「ありがたい」「幸せ」という気分になります。

そういう習慣もつけながら、上を目指して努力するのはどうでしょうか? 「今も幸せだけど、こうなったらもっと幸せだなぁ」という感じで (*^^*)

いい気分を多く感じながら努力する

前述の通り、いい気分の積み重ねは、いいことを引き寄せやすくなります。

よって「上を目指して努力する」を、極力「いい気分」でできればいいわけです。

そのためには

  • 自分が楽しめる方法を選ぶ
  • 少しでも変化・成長が見られたら喜ぶ
  • 頑張っている自分を、ちょくちょく褒める・認める
  • こまめに「ご褒美」を用意する
  • 自分が本当にやりたいことで努力する (この場合「努力」にはならないかも) etc.

また、仕事や活動などでも「今のやり方もいい部分はある。でもよりよくするために考えよう、行動しよう」のように考える。

もちろん100%いい気分でなくてOK。ネガティブ感情があってもOK。でも上を目指して努力する過程の中の「いい気分」を意識してしっかり味わっていく、という感じでしょうか (^-^)

自分の傾向を知り「中庸」を目指す

「中庸」とは

  • 考え方や行動に、偏りがない
  • 過不足でない、極端でない
  • 対立するモノの、両方のいい点を取り入れる

というような意味。

すなわち、まず自分のタイプを知り、極端にその傾向がある場合は、反対のタイプに少し寄せてみる。

たとえば

  • 「現状に満足しない・できない」が強すぎる人は「現状に満足」の考え方も取り入れてみる。
  • 「現状に満足しすぎ」の人は、理想や「こうしたらもっとよくなるかも」とも考えてみる。

これをしてみることで、新たな気づきがあり、よりよい人生につながるかもしれません (^-^)

まとめ:いい意味で、どうでもいい

現状に満足することと満足しないことのメリット・デメリット、上手く融合させるヒントについてお伝えしてきました。

でも、極論どう生きようと自由です。

  • 誰に何と言われようと「常に満足、幸せ」な人は、それでもいいし
  • 自分を追い込みながらでも頑張り続けたい人は、そうすればいいし
  • 両方を上手く融合させてみたければ、そうすればいい

もちろん、人生の途中で変えたくなれば、いつでも変えていい。

どんな人生を生きても、広大な宇宙 (大いなる自分) の大切な知識・経験の一つになるのでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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