不安で仕方ない‥。つらいですよね (>_<)
以前の私も「すぐ不安になる」「余計なことを気にしすぎる」。‥‥生きづらさを感じていました。
不安を和らげる方法を試してみるのもいいのですが、その前に、不安になることにはメリットもあるって知っていましたか?
不安を感じる程度にもよりますが、メリットがあると知れると「このままの自分でもよいのだ」と心がラクになるかもしれません (^_^)
ここでは、不安になることや心配性のメリットを、私の経験も交えながら4つに分けてお伝えします。
準備・努力・練習できる
不安で仕方ないことが多かった私の過去を振り返っても、一番のメリットと言えること☆
不安・心配だからこそ、事前に気をつけたり努力したり‥‥入念な準備をしておけるのですね。
たとえば、
【外出先での下痢が心配】
- 食べすぎや冷たい飲み物などを控える
- 「ストッパ下痢止め」などの薬を持っていく
- トイレの場所を事前に確認しておく etc.
【受験で合格するか不安】
- できる限り受験勉強を頑張る
- 模試などで受験の雰囲気をつかんでおく
- 体調管理や合格祈願などをする etc.
【会議で司会をすることが不安】
- イメージトレーニングや練習をする
- フォローしてくれそうな人に声をかけておく
- 時間配分表をつくっておく etc.
その他でも、私の人生、不安&心配だらけ (;’∀’)
- 外出先や仕事中、鼻血が出ないか心配
- ピアノの発表会や人前で話す際、失敗しないか不安
- 研究授業や授業参観できちんとできるか心配
- 苦手な人と長く会話する必要があり不安
- 外出先で子ども (乳児) がグズらないか心配 etc.
でも不安&心配だらけだったからこそ、学生時代も仕事をしている時も母親になってからも‥‥あらゆる場面で入念な「準備」「努力」「練習」ができたのです☆
その結果は、高確率で「成功」してきたと言えると思います。「成功」というのは、たとえば
- お腹が痛くなってもスムーズにトイレに行けた
- 受験、仕事、発表会などで自分の満足いく結果が得られた
- 苦手な人との会話が続いた etc.
要は、不安のおかげで「行動」につながっている。行動したおかげで、自分なりに不安を減らして取り組め、その結果「成功」につながっているのですね。
活躍したプロスポーツ選手による本などを読んでいても「不安はあっていい。だからこそ努力もできる」と書いてあるのも、よく見かけます。
よりよい判断につながる
「不安で仕方ない」「心配だなぁ」と感じる時って、先のことをいろいろ想像しませんか?
- こういう可能性もあるぞ
- こういうリスクもあり得る
- 悪い面もあるかもしれない
楽観的すぎる人と比較するとわかりやすいですが、自分に都合のよい方向ばかりに考えていると、致命的な失敗につながる可能性が高まります。
たとえば「都合のよい話を何の疑いもなく信じたら、詐欺に合う」ことなどが挙げられますね。
もちろん「不安」は感じずにあらゆる可能性やリスクを想定できる人もいますが、不安を感じることで自然とそれができていると言えるのではないでしょうか。
人類が長年生き延びてきたのも、身を守るためのネガティブ思考や感情があってこそ☆
ある程度不安な気持ちでいることにより、
- 状況を客観的に評価でき
- よりよい意思決定を可能にし
- 行動によい影響を与える‥。
このことは、実験結果や論文でも明らかにされているようです。
危険を一早く察知したり、周囲に気を配れたりすることも多いかもしれませんね (^-^)
教育学者や心理学者などによる複数の本で「組織にはポジティブな人とネガティブな人どちらも必要」「自分一人の場合でも自分の中にポジティブな面とネガティブな面の両方を持つとよい」などと説かれています。
ただ、不安や心配にも「程度」があります。不安や心配のレベルが高くなりすぎると、
- 逆にリスクを見逃してしまう
- デマを信じるなど、適切な判断ができなくなる
- 心が疲れ切って、判断力自体が鈍る
という可能性もあります。あまりに不安や心配が強い場合は、何らかの対処が必要だと言えるでしょう。
知識が増える
自分の過去を振り返ってみると、不安だったことほど知識があります。
私は、どうも一般常識に欠けるところがあり…。「普通の人が普通に知っていることを何故か知らない」ということが非常に多いのです ( ;∀;)
でも自分が興味のあることと、不安だったことに関しては「人並み以上の知識がある」と気づきました☆
気づいたきっかけは、故・野村克也さんの著書。「興味」と「必要」というキーワードが出てきます。
野村さんは「興味」と「必要」を「集中力を高める2大要素」として挙げていますが、私は「深い知識を得るための要素」としても言えるのではないかと思いました。
もちろん興味も必要もなくても覚えてしまう事柄もありますが、深い知識は「興味」もしくは「必要」がある時により強く入ってくるもの☆
何かに対して不安な時って、知識を入れたくなりませんか? 不安だから「興味」がある。もし不安な気持ちが和らぐのであれば「必要」な知識でもありますよね。
たとえば私の場合、
- 自分の言動に対し相手がどう感じるかが不安⇒心理学の本を読みまくる
- 健康に対しての不安⇒健康関連の記事を読んだりテレビ番組を見たりする
- 自分のスキルに関する不安⇒スキルを高めるための知識を取り入れた上で努力する
などということがありました。 皆さんは、どうでしょうか?
「自分も同じかも」と思えた人は、「不安なおかげで知識が増えた」と考えるとよいでしょう。不安が高い人ほど知能テストの点数が高かった、という研究結果もあるようです☆
心の準備ができる
前述の内容と重なる部分もありますが、不安や心配で「さまざまな事態」を想定しておくことで、
- 最悪の事態になっても落ち込みが少なくて済む
- 最悪の事態にならなければ「安心」「嬉しい」
すなわち、自分の心を守ったり、より心地よい思いをしたりすることができるとも言えます (^_^)
実は以前の私がそうでした。私の母親もそうですし、仲の良い友人も、そのタイプが多かったですね。
ムリヤリ楽観的に考えると、よい結果にならなかった時に傷つく。不安を感じていろいろ想定することで、自分の心を守れている。そんなふうに考えてみるのも一つかもしれません。
まとめ:不安はあっていい。不安を感じてもいい。
不安になることにはメリットもある。そんなお話をしてきました。
多少の差はあれど、不安は多くの人が抱く感情。
まずは「不安はあっていい」「不安を感じてもいい」と、自分を受け入れてあげましょう (^-^)
ただ不安の程度は、その内容や自分の心身の状態によっても変わってきます。普段はそこまで不安に感じなくても、状況によっては「不安で仕方ない」ということもあるかもしれません。
ある程度の不安であれば「メリットもあるのだし、今のままでいいや~」もOK!
「不安すぎて生活に支障がある」「こんな自分を変えたい」と思う場合は、何らかの対処や実践、場合によっては専門家の力を借りた方がよいケースもあります。
不安や心配を軽くする効果が期待できる対処法については、以下の記事にまとめました。よかったら合わせて読んでみてくださいね。
不安、心配な時。自分に合う対処法が見つかると安心できる! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。