ほんっと、人間関係でクヨクヨしやすい (>_<)
経験上「つきあいを減らす」のが、最も効果的なのだ。
けど社会で生きる限り、最低限の人間関係、会話のやりとりはあるわけで‥。
それを少しでもラクにするために有効なのが「質問力」をつけること。コツをつかめば楽しくさえなる!
ここでは「質問」のメリットとコツを、コミュニケーターの仕事経験やコーチングの知識をもとにご紹介。後半で、質問をする際に心がけたいこともお伝えします☆
「質問」のメリット
うまく「質問」ができると、どうして自分がラク楽?
- 会話を続けたい時に続けられるから
- 相手の要望や本音などを引き出しやすくなるから
- 相手との心の距離を縮められるから
- 話題を変えたい時に、上手く変えられるから
- (部下や子どもの) 成長を促せるから
- 悪口や侮辱を上手くかわせるから
- 相手の話をストップさせられるから etc.
質問のコツをつかみ、引き出しを増やし、上手く利用することで、会話がラクで楽しくなる。「この人と仲良くなりたい」「この話題、変えたいな」などの望みも、質問することで叶えやすくなるのです!
「質問」のコツ
会話全般で使える質問のコツと、前章の4~7のメリットにおける質問のコツをご紹介☆
会話全般に共通する質問のコツ5選
まず、どんな会話にも使えるコツを、5つご紹介!
【★5W1Hを自分のモノにする】
会話術でよく言われる「5W1H (いつ・どこで・誰が・何を・どうして・どのように)」を、まずは頭に入れること。
そして、どんな場面でどんな質問ができるのかを、自分なりに考えておくこと。具体的には
- 会話上手な人 (実生活でもドラマでも) の質問から学んだり
- 日々の自分の会話を振り返って考えたり
- 会話術の本を参考にしたりしてみるのです。
相手が言ったことに対して「いつ頃からですか?」「どうやったの?」などと話を膨らませることもできるし、「〇〇は誰がやることになったの?」「ランチどこに行った?」などと会話の第一声に使うこともできますね。
【★相手の反応を見ながら】
慣れないと難しいかもしれませんが、質問に答える時の相手の反応を見ること。
たとえば、相手が
- 答えたくなさそうだったり
- なんとなくテンションが下がったように感じたり
- (直接の会話の際は) 目をそらしたり笑顔が消えたり
という反応であれば、その質問に関する話は続けない、今後もしない。
人は「聞かれたくないことをズケズケ聞いてくる人」と会話を続けたいと思わないからです (´Д`)
反対に、相手が「嬉しそうに答えている」「ペラペラ饒舌になった」などの場合は、掘り下げて聞いてみる。「普通に答えてくれているかな」という場合も、その話題を続けてもよさそうですね。
【★自分のことも話しながら】
自分が質問して相手が答え、今度は相手から質問されたのに、自分は全く答えない。
あるいは、まるで尋問みたいに自分が質問してばかり。
‥‥これでは相手も不快になるでしょう。
ちょうど半分半分は難しいとしても、自分のことも話しながら質問していけるといいですね。
たとえば「自分はこう思うんですが、〇〇さんはどう思いますか?」とか、相手が答えた後に「自分はこうだったんですよ」など‥ (自慢ぽくならないようにするのもコツ)。
【★拡大質問と特定質問を状況に応じて使い分ける】
拡大質問 (オープンクエスチョンとも言う)とは「はい」「いいえ」で答えられない質問のこと。
例:「どんな本がお好きですか?」「どうしてそう思ったの?」
特徴:さまざまな情報が得られ、会話が広がりやすい。ただ、相手はしっかり考えて答えるので負担を与えやすい、時間がかかるとも言える。
特定質問 (クローズドクエスチョンとも言う) とは「はい」「いいえ」、もしくは与えた選択肢の中から答えられる質問のこと。
例:「コーヒーはお好きですか?」「月曜と火曜だったらどっちがいい?」
特徴:やりとりが早く簡単にできる。相手に負担も与えにくい。反面、相手がその考えに至った経緯や理由などの情報が得られにくい。
私はコミュニケーター時代に
- 最初は特定質問から入り、徐々に拡大質問も交えていく
- あまり話したくなさそう、会話が苦手そうな相手には特定質問を多めに
- 知識が豊富だったり、話したそうな相手には拡大質問を多めに
- でも話が長くなりがちな相手には、途中から特定質問を多めに
- 相手の本音や隠れた要望など、いろんな情報が欲しい時は拡大質問
などと、工夫して使い分けていました。
コツをつかむと、仕事でもプライベートでも、自分の思うように会話を進めやすくなりますよ (*^-^*)
【★相手との共通点を見つける気持ちで】
人は自分と似た人と仲良くなりやすい (心理学の「類似性の法則」、ことわざの「類は友を呼ぶ」)。
距離を縮めたい人とは、なるべく「相手との共通点」を見つけましょう。
質問をすることで、それが実現しやすくなると言えますね (*‘∀‘)
ただぶっきらぼうに質問するのではなく「話を聴きたいよ」「あなたに関心があるよ」という態度を示すのもコツです (人見知りや緊張で難しい場合もあるし、すでに不快に思われた後だと厳しいけど…)。
話題を変えたい時の質問のコツ
「こんな会話、続けたくないな」と思うこと、ありませんか?
人の悪口や不満、暗い話題、つまらない話、自分が苦手な話題‥‥。
こんな時、別の話題に変えられそうな「質問」をするといいです。なぜなら、人は質問をされると「それに答えよう」と脳が働き、話題を切り替えやすくなるから。
すんなり、かつ相手を不快にさせにくい質問のコツは
- 今の話題と少し関連がある質問をすること
- 相手との「以前の話題の内容」を思い出し、それに関する質問をすること
- 相手が「興味のあること」を頭に入れておき、それに関する質問をすること
たとえば、お笑いが好きな人と会話してて、ある芸能人の悪口で持ちきりの時。「あっそういえばさぁ、先週のエンタの神様みた? どのネタが一番おもしろかった?」みたいに (‘ω’)
(部下や子どもの) 成長を促す質問のコツ
思えば、人から命令されたことよりも‥
自分で考えたこと、自分で答えを出したことの方が、意欲的に動ける気がしませんか?
職場の部下や後輩、我が子のやる気を引き出すには「質問」が有効です。
そのコツは、以下の3つ。
- 「未来質問」を意識して取り入れる
- 「肯定質問」を意識して取り入れる
- 愛情をこめる
「未来質問」とは「ミスを減らすためには今後どうしたらいいと思う?」「どうすれば、もっとよくなるかな?」など、先のことを自分で考えてもらえるような質問のこと。
「肯定質問」とは「未提出の書類、いつ頃出せそうですか?」「どんなことをすれば完成に近づくかな?」など、相手の非があっても、それを一切否定せずにする質問のこと。
いずれも「相手のためを思う」という基本的な愛情があると、うまくいきやすいでしょう (^-^)
ダメ出しや侮辱を上手くかわす質問のコツ
職場の上司、ママ友、姑、クセのある友人知人に‥‥
自分のことを悪く言われて、必要以上に怒ったり落ち込んだりしても、自分が損をしてしまうだけ (/ω\)
そんな時に「冷静に質問で返す」という方法があるのです!
たとえば
- ★「あなたって本当にダメね」
- ⇒「私がダメだというのは具体的にどのようなことでしょうか?」
- ★「君には迷惑をかけられてばかりだよ!」
- ⇒「私はどうすればよろしいでしょうか?」
冷静に質問で返すことで、
- 自分にとってプラスになる気づきや改善点がわかる場合もあるし、
- 冷静に見て「ただの相手の主観」「ストレスをぶつけられただけ」ならスルーが理想だし、
- 相手が答えに詰まれば、会話が終わる可能性もあります。
相手がますますダメ出しや侮辱をしてくる可能性もあるのですが、少なくとも「言われっぱなし」は避けられます。まあ、こんな人とは最低限の付き合いにするのが一番だと思いますけどね (;’∀’)
相手の話をストップさせる質問のコツ
私はあまり気にならないのですが、
- やたらと自慢げに話す人
- 知識をペラペラひけらかす人
- つまらない or 興味のない話題を話し続ける人
っていますよね。
それに対して「不快」「イライラする」と思う人は、質問で止める方法があります。
コツは、相手が話していることに関しての「難しい質問」「相当な知識を持っていないと返せない質問」をすること。
相手が答えに詰まれば、強制的に会話がストップし、その間に上手く席をたったり話題を変えたりしやすくなりますよ☆
まあ、これも相手が「スマホで調べます」と言ったり、本当に相当な知識があったりすると、延々と終わらないんですけどね (笑)
ちなみに余談ですが、過去の私は男性にそれをされることが多かったです。頭の悪い私なりに「ちょっと持ってる知識」を話すと、難しい質問をしてきて止めさせる (そんな男性ばかり引き寄せてたのは自分) ( ;∀;)
質問のコツを実践!で心がけたいこと
最後に、質問のコツを実践する際に心がけたいことを、3つだけお伝えします。
こんな質問はやめた方がいい
ズバリ、相手を不快にさせやすい質問は、やめた方がいいでしょう。
- 「なんでできないの?」など、バカにしているようにもとられる質問
- 「どうして言ってくれなかったの?」など、相手を責める質問
- 「あなたの行動はおかしいよね?」など、相手を否定し決めつける質問
その他にも、特に仕事の場面では「それぐらい自分で調べれば?」と思われるような質問とか、何度も何度も同じ質問をする、というのも避けたいですね。
気持ちのいい会話にするために
ここまで質問のコツをご紹介してきましたが、
- 質問する時の表情や言い方
- 相手が答えている時のアイコンタクト・相槌・うなずき
- 会話中、相手の言葉を繰り返したり、相手に共感したりという態度
も、とても重要です。(場合によっては、こちらの方が大事とも言えます)
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてくださいね☆
会話上手になりたい!相手の気分がよくなる心理学のコツ5選 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
ドラマや動画、実在の人を参考にする
この記事もそうですし、会話術の本などもそうですが。
なかなか文章を読んでいるだけではわかりにくい部分も多いでしょう。
ぜひ、会話や質問の上手な人を観察してください、マネしてみてください (‘ω’)
ドラマや動画の中の人でもいいですし、自分の家族、友人知人、職場の人、お店の人など‥。営業や販売員の方々など、接客のプロの質問の仕方を見て、取り入れられる部分は取り入れるのもよいですね。
まとめ:上手くいかなくても落ち込まなくていい
人と会話をする際の「質問のメリットとコツ」をお伝えしてきました。
はっきり言います。会話は「慣れ」もあります。
「早速試してみたけど、なんか上手くできなかった」ということもあるでしょう (*_*)
私は、毎日毎日
- 「今日の自分の会話」を振り返っては、反省したり落ち込んだり
- 「この質問はマズかったかも」「どう聞けばよかったのか」などを自分なりに考えたり
- 自分なりに考えたことを、次回の会話で生かしたり
ということを、長年続けてきました。
それでもいまだに「ああいうふうに聞けばよかったかな」とか「あんなことを質問して気を悪くしたかも」と思うこともあります。(まあ、クヨクヨすることはなくなりましたが)
上手くいかなくても、大丈夫。 相手がある以上「毎回完璧」なんて人もいません。
試してみた自分を、人との会話を頑張った自分を、十分に褒めてあげてくださいね。
で、もし「ラクに楽しく会話できたかも~」ということがあれば、自分と相手と大いなる創造の源に感謝です☆
長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。