自分流トリセツをつくろう!【1.トリセツをつくる意味】

佳見 そら

ガイドブックを持つ女性のイラスト

毎度すみません、ちょっと自己紹介。

私は、おそらく「HSP(繊細すぎる気質)」&「発達障害」のグレーゾーン。

「もっとラクに生きたい!」と強く思い、数々の本を参考にいろいろ実践。現在はラクに幸せに生きています、「変な自分」もまるごと受け入れつつ(;’∀’)

最近、自分の過去を懐かしく振り返る記事も書いているのですが、頭の中でよく「トリセツ」をつくっていたことに気づきました。

この「自分流トリセツ」についても書いてみたい! でもすごく長くなりそうなので、何回かに分けようと思います(^-^;

今回は「自分流のトリセツって何なのか」「何のために書くのか」「どんなことを書くのか」‥‥まとめていきます☆

自分流トリセツって何?

自分流のトリセツ。私なりの定義を記すならば「自分がもっとラクに楽しく生きるための説明書」。

はっきり言って、何を書いても、どんなふうに書いても、自由です☆

たとえば、西野カナさんの「トリセツ」という歌の場合、おそらく女性が「結婚する男性に対して」書いたもの。

「私はこんな特徴があります」「こんな時はこう接してね」という内容が、相手に対してわかりやすくまとめられていますよね。

そう。この歌詞のように、彼氏・彼女・家族などに対して「自分のトリセツ」をつくって渡すのもアリなのです。

ちなみに「発達障害」と診断を受けている方が、障害を告知して働く際(一般就労で上司や周囲の人に打ち明ける場合も含む)につくる取扱説明書については、障害者職業センターに相談したり専門サイトを参考にしたりしてみてください。

私の記事では、他の人に渡す「自分のトリセツ」ではなく、飽くまでも「自分のために書く」ことに、主眼を置いていきます。ご了承ください。

自分流トリセツのイメージが湧かないという方は、Google先生の力を借りましょう(*’▽’)

「自分 トリセツ 書き方」で検索すると、手書きのものからフォーマット入力で作成したものまで、いろいろ見られて参考になりますよ! (それにしても皆さん、キレイにつくっているなぁ…)

自分流トリセツ、何のために書くの?

前述の通り、自分流トリセツは、何を書いても、どれだけ書いても、どんなふうに書いてもOK。たとえば、

  • 自分の苦手なことに対する説明書
  • 自分のミスを防ぐための説明書
  • 落ち込んだ時や心が疲れた時の対処法
  • 体調不良になった時の対処法
  • よくかかわる人や苦手な人の取扱説明書
  • 他人とのかかわり方の説明書 etc.

これだけの情報社会。いずれも「一般的な方法」は、あらゆる本やサイトなどで紹介されていますよね。

でも自分に合うか合わないかは、試してみなければわかりません。発達障害の傾向がある場合など、一般的な説明書を見ても「何が何だかさっぱり」ということもあるかもしれませんね。

自分のためにつくる「トリセツ」の最大の特徴は、自分がわかりやすいようにつくれること。

人に見せるものではありません。どんなに基礎的なことを書いても、他人から「え~~?」と思われる内容でもOK。

ただ、自分流トリセツづくりは「自分の苦手」と向き合うことになります。特にHSPや発達障害の傾向がある方の場合、ノートにまとめているうちに、

  • 自分は、どうして普通の人と違うんだろ‥
  • 自分は何故こんなことまでしなければならないのか
  • トリセツをつくったぐらいで改善されるの?

などという、ネガティブな考えや気持ちが出てくるかもしれません。

あまりにも苦痛な作業であれば、本末転倒。一度ストップさせましょう。自分の長所や得意分野に目を向けて、ひとやすみです。

「長所なんてないよぉ…」と思う人もいるかもしれませんね。ぜひ以下の記事を読んでみてほしいと思います。

自信がない人は短所を長所に変換しよう!長所を見つける3つの方法

自分流トリセツは、心身の調子が比較的よい時につくるのがオススメです☆

私の場合は、頭の中で自然とトリセツをつくることが多かったのですが、自分流トリセツをつくるメリットとして、

  • 準備ができ、不安が少なくなる
  • 比較的ミスが少なくなる
  • 人間関係が良好になりやすくなる

などが挙げられます。ノートなどにまとめれば「一目で見られてわかりやすい」とも言えますね。

完璧なトリセツをつくろうと思わず、まず気楽につくってみましょう。それで少しでも効果があれば、嬉しいですよね。(自分を褒めてあげましょう!)

その「嬉しい~」に目を向けながら、自分流トリセツを楽しくつくっていく。それが今よりも「ラクに楽しく生きていけること」に、つながっていくと思うのです(^_^)

自分流トリセツ、どんなことを書くの?

では具体的にどんなことを書けばよいのでしょうか。分野別に例を挙げていきます☆

【自分の苦手なことに対するトリセツ】

  • 料理が苦手な場合、自分にとってわかりやすい手順やレシピ
  • 何かを選択することが苦手な場合、自分が選ぶ際の基準や優先順位
  • 苦手な家電製品の操作方法 etc.

自分のミスを防ぐためのトリセツ

  • 忘れ物をしないためにはどうすればよいかの手順
  • すぐに声が大きくなってしまうのを防ぐための方法
  • 誤字脱字を減らすためにやるべきことの一覧表 etc.

【落ち込んだ時や心が疲れた時のトリセツ】

  • 「これをすれば自分が復活する」という方法
  • 自分の心がラクになる言葉や名言
  • 自分の心が軽くなる思考法や考え方 etc.

【体調不良になった時のトリセツ】

  • 「頭痛」「腹痛」「腰痛」など、種類別の対処法
  • 「自宅で」「職場で」「出先で」など、場所別の対処法
  • 受診するのか否かの、自分なりの判断基準 etc.

【よくかかわる人や苦手な人のトリセツ】

  • 相手の趣味や好きな物のリストアップ
  • 相手の嫌いな物や人、苦手なこと、地雷のリストアップ
  • その人と接する際の注意点 etc.

【他人とのかかわり方についてのトリセツ】

  • 会話中、沈黙で気まずくなった時の対処法
  • 最低限しておきたい挨拶の言葉のリストアップ
  • 相手を不快にさせない無難な質問一覧表 etc.

前述の通り、今の時代は対処法や方法などを、いくらでも調べることができます。でも必ず「自分に合うものと合わないもの」があるはずです。

自分流トリセツをつくる際は、飽くまでも

  • 自分にとって効果が期待できるのか
  • 自分が極力ストレスを感じにくいか
  • 自分にとって、わかりやすいのか

をチェックできるとよいでしょう(‘ω’)

そのためには、一般的に言われる対処法や方法を、いろいろ試してみる必要がありますね。試した上で、自分に合う方法を「わかりやすく」まとめていくと、役立つトリセツができるでしょう☆

HSPや発達障害の傾向がある方向けの「具体的な対処法」「トリセツのつくり方」については、今後の記事でご提案していく予定です。

まとめ:まずは気楽に書いてみよう!

自分流トリセツは、自分だけのためのもの。書き直しも、更新も、後からボツも、何でもOK!

まずは書いてみませんか?

人が積極的に行動する源って「興味」と「必要」だと言います。

私の場合、頭の中でのトリセツづくりは、主に「必要」から。自分の不安を少しでも減らす「必要」があったからだと、思っています。

でも「なんか面白そう!」と少しでも「興味」も加えて取り組めれば、明るいエネルギーを持つトリセツができあがると、今では思うのです。

できれば、少しでも「楽しみ」を加えながら、自分流トリセツをつくっていただけると嬉しいです(^-^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2件のコメント

  1. 遅刻癖を直したいなぁ〜
    そもそも普段から生きづらいなぁ〜
    頭の中がいつもごちゃごちゃしてる…
    そうだ!トリセツ作ったら?
    と調べていたらこちらに辿り着きました。
    もっと早くに辿り着きたかった…
    否、いま出会えてよかったです。

    ゆっくり読ませていただきますね。

    1. まひまま様、このたびは記事をお読みいただき、コメントもくださり、ありがとうございます。
      私も、以前はよく頭の中がごちゃごちゃしていました。
      トリセツづくりもいいですし「思い浮かぶことを、なんとなく書き出す」だけでも、心がスッキリしたり頭の中を整理できたりします。
      「書き出す作業」の効力って、すごい!
      当ブログでも他の本やブログからでも、まひまま様の生きづらさを軽くするヒントが得られることを願っています。
      当ブログは、ダラダラ長い記事もありますが、ご了承ください(笑)

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