私は、おそらく「HSP(繊細すぎる気質)」&「発達障害」のグレーゾーン。
幼い頃から「細かいことに気づく、気になる」「得意なことと苦手なことの差が激しい」‥‥だからなのか、すごく「不安」の多い人生でした。
その不安を減らすために、自分なりのトリセツを頭の中でよくつくっていました(*’▽’)
中でも「よくかかわる人」や「苦手な人」の取扱説明書は、自然とつくってインプットしていましたね。担任の先生とか友人、大人になると職場の人や彼氏、結婚してからは親戚や近所の人とか。
美容師さんやセラピストさん、よく行くカフェの店員さんの取扱説明書まで自然とつくってしまっています‥‥お客なのに(^-^;
そんな私の「周りの人の取扱説明書のつくり方」を、お伝えします。今回は相手の「好き・得意」と「嫌い・苦手」の把握について。
何のためにつくるの?‥‥少しでも「周りの人との関係を良好に保つため」&「自分の不安やパニックを減らすため」です(^-^;
相手の「好き」「得意」の書き方
普段相手とかかわる中で、相手の「好き」や「得意」を知れた時には、忘れないうちにメモしておきます。
「書かなくても覚えられるし、必要な時は頭から取り出せる!」という人はノートに書く必要はありませんが、書きとめた方が記憶が強くなりますし、何より後で見返せるので便利です。
特に発達障害の傾向から「忘れっぽい」という人は、書き留めておいた方がよいですね。
どんなに小さなことでも書きとめておき、重要なモノには赤線を引くなどしてもよいでしょう☆
相手の「好き」は、以下のようなモノがあります。
- 好きな物(飲食物、お店、キャラクター、色、ブランドなど)
- 好きな人(恋愛感情としてだけでなく、周りの人、芸能人など)
- 趣味、好きなこと(好きな場所や、習慣なども含む)
相手の「得意」は、たとえば以下のような感じでしょうか。
- 職場や家庭内で発揮できる「特技」
- さりげなくできる気配りやリーダーシップ
- 子どもの頃習っていて、今も趣味でしていること
でも具体的に、どんな感じで書けばいいの? 私のかつての職場の先輩、Aさんの取扱説明書を例に挙げてみましょう。
【好きな物】
- イタリアン、フレンチが好きで、ちょっとお高めのお店を好む。
- ワインを毎晩飲んでおり、お気に入りのワイングラスを持つ。
- ディズニー全般が好き(特にラプンツェル)。
- わりと紫色の物をよく持っている。
- 大きなバッグやペンケースを好み、あらゆる物を持ち歩いている。
【好きな人】
- 旦那さんとも仲がよさそうだが、年下のイケメンのことをよく話す。
- 職場内では「〇〇くん、カワイイ」「△△くん、好み~」と言っていた。
- 芸能人では、昔から好きなのが福山雅治。最近は竹内涼真。
- 自分を頼ってくれ、かつ礼儀正しい後輩が好きな感じ。上司の〇〇さんのことも大好き。
- 二人のお子さんの話を、嬉しそうによくしている。
【趣味、好きなこと】
- サッカー観戦(アントラーズファン、息子さんも県大会に出場)。
- ディズニーランド&シー(娘さんがシーでアルバイトをしていた)に行くこと。
- 職場近くのディズニーストアには頻繁に行っているらしい。
- 大人数での飲み会や会食より、少人数での飲食を好む。
- 一人の時間も大切にしていて、休憩中は隣の百貨店によく行く。
【得意なこと、特技】
- 商品知識の量がものすごい。
- 全体をよく見て、必要時は上司・同僚・後輩の間に上手く入る。
- 苦手と言いつつ、大人数での飲み会では上手く会話をまわしてくれる。
- ピアノを長年習っていたようで、音大入試も考えていたらしい。
- 裁縫が得意で、お子さんが小さい頃はいろいろ作っていたらしい。
ただ、これらを生かせなければ、周りの人の取扱説明書をつくる意味がありませんね。どう生かすかも、まとめておきます。
- Aさんとの会話に詰まったときなど、Aさんの「好きなモノ」をネタにする。
- Aさんの「好きなモノ」に対して、悪く言わないように気をつける。
- 必要時にはAさんを上手く頼り、お礼も忘れずに言うようにする。
- 職場の〇〇くんと△△くんとは、仲良さそうに話さないようにする。
- 会話や行動全般で、配慮できることは配慮する(できる範囲で)。etc.
取扱説明書をつくっても、失敗してしまうこともあります。完璧にはムリですし、相手もあること。仕方ないと割り切るのも大切ですね(‘ω’)
相手の「嫌い」「苦手」の書き方
相手の「嫌い」と「苦手」の把握は、おそらく「好き」「得意」の把握より大切!
特に「苦手な上司」などの場合、相手の「嫌い」を出して刺激しないようにしたいもの。
こちらも、できればノートなどにまとめておきましょう(*‘∀‘)
相手の「嫌い」は、以下のようなモノがあります。
- 嫌いな物(飲食物、お店、色、虫や生き物など)
- 嫌いな人(周りの人、家族、芸能人など)
- 嫌いなこと(嫌いな場所や、やりたくないことなども含む)
相手の「苦手」は、相手自身が「苦手だ」と言っていたり、自分が見ている範囲で「苦手なんだろうなぁ」と思うことをまとめていきます。
いくつ書いても、どんなふうに書いてもOK!
私が大学時代に親しくしていた友人、Bちゃんの取扱説明書を例に挙げてみましょう。
【嫌いな物】
- しいたけ、焼き魚、とんこつラーメン(においを嗅ぐのも嫌)
- 居酒屋〇〇など、店内の照明が暗めのお店
- ピンク色と、すぐピンク色を選ぶ女子
- 虫全般、犬(子どもの頃噛まれた経験あり)
- タバコの臭い
【嫌いな人】
- Cさん、Dさん、F先生、他多数
- ジャニーズ全般、声が甲高い女性タレント
- 実の母親(毒親、愛されていないと言っている)
- やたらと女っぽい服装をしている女性、媚を売る人
- タバコを吸う人
【嫌いなこと】
- F先生の授業と、人が多すぎる授業を受けること
- 人ごみ、賑やかな場所
- 行列に並ぶこと、待たされること
- 大学のC棟に行くこと(独特な臭いが嫌いらしい)
- 自炊や片付けは、できるけど嫌い(一人暮らし中)
【苦手なこと】
- 人前で話すこと(すごく緊張している様子)
- 大人数での飲み会や食事会
- 数学、理科など、理系の教科
- 感情を顔に出さずに過ごすこと
- 一人ぼっちになってしまうこと
ここまで書いたことを、どう生かすかも、まとめておきましょう。
- Bちゃんへのプレゼントにピンク色の物を選ばない。自分もピンク色の物を多く持たない。
- 自分の母親も含め、母親の話はなるべくしないようにする。
- 女っぽさが強調される服を、大学には着て行かない。
- Bちゃんが嫌いな人と、あまり仲良く話しすぎない。
- Bちゃんと遊ぶ際は、人の多い場所を提案しない。etc.
取扱説明書をつくることで、極力Bちゃんの気分を害さないようにしていた感じでしょうか(笑)
でも、私は人前で話すのが比較的得意な方で、いつも羨ましがられていましたね(時には嫉妬っぽく)。それをわざと下手に見せることまではしませんでした( ;∀;)
まとめ:参考程度に気楽につくろう!
前述の通り、周りの人の取扱説明書をつくっても、上手くいかないこともあります。「わかっていてもできない」こともありますし、相手の体調や変化もありますので、仕方ないですね。
今思えば、過去の私は相手に合わせすぎたかなぁ(HSP特有?)。自己肯定感が低かったのもあったし。
友人なんて、ある程度素の自分を出せば、それに合う人と仲良くなるものなんですよね(^-^; 当時は「素の自分なんて出したら一人ぼっちになるかも」って、不安だったんだと思います。
でも、よくかかわる人や苦手な人の取扱説明書は、自分の「不安やパニックを減らす」という点では意味があったと思います☆ 失言などのミスも、断然少なくなっていたと思いますし。
参考程度に気楽につくってみましょう!「ラクになった」「相手との関係が良好になった」など、何らかの効果があれば嬉しいですよね。
心理学を利用しながら相手の「好き」や「嫌い」を見極めるコツは、以下の記事を参考にしてみてくださいね☆
自分流トリセツをつくろう!【3.周りの人の取扱説明書②】 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。