「ただ生きるだけ」とは。ポジティブなとらえ方と、心がラクな理由。

佳見 そら

主体的に生きるのも楽しいけど。

  • ただ息を吸って息を吐いて、
  • ありのままの自分で、ムリヤリ頑張りすぎず
  • やってくる出来事や、今この瞬間に集中する。

日々、そんな心持ちで生きるのもいいと思うし、その方が心がラクなのかも。

ここでは「ただ生きるだけ」のポジティブなとらえ方と、「ただ生きるだけ」と考えると心がラクな理由、「ただ生きるだけでも素晴らしい」ということなどをお伝えします (*^-^*)

「ただ生きるだけ」とは

「ただ生きるだけ」という言葉について、考えます。

一般的にはマイナスにとらえられがち

「ただ生きるだけ」という言葉。

ネガティブにとらえる人が多いでしょう。

  • 主体性がない (すべてが受け身)
  • 何事にもやる気がない
  • 投げやりな人生 etc.

何事も「多いものが一般的」になりがちだけど、そうではないケースもあります。 すべては見方しだいで、人により、あるいは状況により、とらえ方は違う、というか変えられるのです。

「ただ生きるだけ」のポジティブなとらえ方

ここで言う「ただ生きるだけ」はポジティブ!

  1. 人生の意味・目的など難しいことは考えず (ただ生きるだけ)
  2. 何かを成し遂げようと頑張りすぎず (ただ生きるだけ)
  3. 自分を変えようと頑張りすぎず (ただ生きるだけ)
  4. どんなことが起きてもありのまま受け入れ (ただ生きるだけ)
  5. やってくる目の前の出来事に集中しながら (ただ生きるだけ)
  6. 毎日の生活や、一瞬一瞬を大切に味わいながら (ただ生きるだけ)
  7. 自分も他者も、存在自体に価値があると受け入れながら (ただ生きるだけ)

という感じ。

まとめると「起きる出来事に抵抗しない」「ありのまま受け入れる」「余計なことは考えない」「頑張りすぎない」「今この瞬間に集中し味わう」みたいな感じ (*^。^*)

「ただ生きるだけ」の心がラクな理由を項目別に解説

なぜ心がラクなのか、前述の7つの項目別に解説します。

人生の意味・目的など、難しいことは考えない

たとえば、自分の人生の意味や目的は、

  • 絶対的な正解があるわけではないし
  • 必ずしも誰かがヒントをくれるわけでもないし
  • 懸命に考え続けても、結局わからないこともある。

追求するのが楽しい人はいいけど、苦しいと思う人もいる (‘_’)

「もう考えない、どうせ正解はないのだし」と思えれば、心がラクになります。

何かを成し遂げようと頑張らない

初めに断りますが、目標に向かって努力することも素晴らしいです。

楽しさだって、ある!

でも

  • 理想的な努力ができず、自分を責める
  • 他人と比較したり、嫉妬したりする
  • 思うように展開せず、焦りやプレッシャーを感じる

など、あらゆる「苦」が生まれやすくなる側面もある (._.)

しかも目標達成や成功って、自力+他力 (他人の動き・状況・環境など) によって成されるケースも少なくない。この場合、どんなに自分が頑張っても、必ず成し遂げられるとは限りません。

だから、特に目標を定めず、流れに沿うみたいな生き方もいい。

後述しますが

  • その時にやるべきことに集中する
  • 目の前のことを丁寧に行う
  • 一瞬一瞬を味わう

みたいな感じで。

目標達成に向かって行動するのだとしても

  • 楽しく努力できる範囲にとどめよう
  • 達成できてもできなくても幸せなのだ
  • 達成するために今行動している、そこに意味がある
  • 目に見えない他力の働きにもまかせよう

などと考えられると、心がラクになります。

自分を変えようと頑張らない

幸せに生きる。これが人の究極の願い?

ならば毎瞬「今、いい気分」を積み重ねれば、ずっと幸せだ。

でも幸せは「自分の心が決めるもの」なので、幸せに思えるような心をつくる。

そんな努力は、してもいいのかなと思います。

でも、それが苦しければ、しなくていいとも思う。

その他の要素も、自分を変える努力が楽しければすればいいし、苦しければしなくていい。

  • 人それぞれでいいのだし
  • みんな違っていいのだし
  • 誰にでもいい部分と悪い部分があるのだし

みたいな考えが腑に落とせると、心がラクです。

言うのは簡単だけど‥ (;’∀’) 「これが自分だ、これでいいのだ」と、いい意味で「あきらめて」生きる感じ。

どんなことが起きても、ありのまま受け入れる

ただ生きているだけでも、いろいろなことが起きます。

嫌な出来事が起きた時は

  • 「ツイてない」と嘆く
  • 焦る、パニックになる
  • 「どうして私だけ」と愚痴る‥‥

気持ちはわかるし、いまだに私も似たようなことがあります。

しかも、起こる出来事の大きさによっては、多くの人が動揺するケースもあるでしょう。

でも、その後に「ふーん、こんなことが起こっているんだね」「今度はそう来ましたか」などと冷静に、ありのまま受け入れられると、心がラクです (言うは易しですが‥ (;’∀’))

やってくる目の前の出来事に集中する

生きていれば、やらなければいけないこともあります。

ありのまま受け入れた上で、その行動に集中できると、少し心がラク。

愚痴や不満を言ったり考えたりする気持ちは、よくわかります。

けれども、その時間と労力がもったいないので、

  • どんな解決方法があるだろう
  • どうすれば自分や周りの人にとって最善かな
  • 今自分にできることは何だろう

などと考えて、行動に移す。

ただただ、そうやって生きる。

ただ生きているだけで起きてくる一つ一つの出来事に、丁寧に向き合ったり対処したりする。それだけで十分とも言え、ムリヤリ「やりたいことを見つけなきゃ」「もっと何かやらなきゃ」とか思わなくてもよいのかもしれません。

毎日の生活や、一瞬一瞬を大切に味わう

どうしても

  • 過去のことをクヨクヨ考えてしまう
  • 未来の心配をしてしまう
  • 「今この瞬間を味わう」のやり方がわからない

私も長年そうでしたし、今でもそんな時もあります。

でも「今に集中する練習」を楽しみながら続けることで、少しずつ感覚的にわかってきました。

たとえば

  • 「ああ、食事が美味しい、ありがたい」
  • 「家族や友人知人との会話、楽しいな」
  • 「自然の景色や空、なんて美しいのだろう」
  • 「ボーっとできるの、気持ちいいなぁ」
  • 「今日も野球や好きな番組が見られる、嬉しい」
  • 「家事、ブログ、家庭菜園をやれて幸せだ」etc.

ある視点から見れば、大したことは全くしていないのでしょう。大したことないことを味わう、その瞬間をただ積み重ねて生きるだけ。もう、それだけでいいのかな‥‥ 自分にとっては、それが一番幸せなのかもしれない。

今に集中する練習をしたい方は、ぜひ以下の記事を!

★今に集中するコツがやっとわかった。日常生活で練習しラクで幸せに。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

自分も他者も、存在自体に価値があると感じる

よく考えれば、当たり前のこと。

  • 誰にでも得意なこと&苦手なことがある
  • 誰にでも好きなもの&嫌いなものがある
  • 誰にでも長所&短所がある etc.

しかも「短所」は見方を変えれば「長所」にもなります。

一人一人がパズルのピースで、この世の中は絶妙なバランスで成り立っている。という考え方があります。

だから、本来そのままでも完璧で、誰もに価値がある。

(一般的に言われる「悪」ですら、悪がないと善も存在し得ないので「あっていい」ことになる。 といっても、一般的に言われる「悪い行い」を勧めるつもりはありません。)

それは人間だけでなく、動植物やモノ、出来事などにも言えるのでしょう。

すべてに魂が宿り、神性が備わっていて、価値がある。

これこそ言うのは簡単! 心に落とし込むのには時間がかかるのだと思います。でも、なんとなくでもそう感じながら生きられると「ただ生きるだけ」で光に満ちた人生になるのかもしれません。

「ただ生きるだけ」でも素晴らしい

たとえば

  • ただ仕事をしているだけでも
  • ただ子育てをしているだけでも
  • ただ何かの活動をしているだけでも

いろいろなことがあり、いろいろな人と出会い、いろいろな感情を抱いて生きています。

「今は何もしていない」と思う人でも、息をしたり、食べたり飲んだり、排泄したり、考えたり、ブログを読んだりしています。

日本なら、夏は暑い中、冬は寒い中、生きています。

心身の調子がいい日もあるし、よくない日もあるでしょう。

それでも、何かをしながら、毎日生きています。

今よりも楽しく心地よい生活にするために、何かを足そうとするのも素晴らしいです。 でも、特に何かを足したり変えたりしようとせず、ただ生きるだけ。それもまた素晴らしいのだと思います。

まとめ&もっと自分を褒めてあげていい

「ただ生きるだけ」のポジティブなとらえ方と、「ただ生きるだけ」と考えると心がラクな理由などをお伝えしてきました。

「ただ生きるだけでも素晴らしい」と思える人も、そうは思えない人も‥‥

誰もが、もっと自分のことを褒めてあげていいのだと思います。

人と比較するのではなく、毎日いろいろなことをして生きている自分を褒める。

よかったら、以下の記事も読んでみてください。

★人との比較が無意味な3つの理由と、人との比較を減らす方法。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★自分を褒めてくれる存在を心に持つ!自分褒めの効果やコツもご紹介。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★感謝や自分褒めは、毎日のルーティンワークの時に実践して習慣に! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★日々「選択」を、たくさんしている。そんな自分を、存分に褒める! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2件のコメント

  1. そらさん

    ご無沙汰しております。

    こちらの記事のお陰で、私は10代20代30代、すべて無駄にしてしまったと考えていて、これから自分の力でどこかの学校へ入り、勉強してなにかの職を得よう等と肩に力が入りすぎていて、結局考えただけで疲れてしまっていたので、そっか、習い事のフルートでも少しでもいいからやってみるか〜!

    と、肩の荷が降りた気がしました!

    自分の肩書きというか、(ヒトカドの)何者かにならなければいけない、という昭和な考え方をしていました。

    今この瞬間を味わって、心地よさを積み重ねることで充分ですね。

    もちろん、家事などやる事はやる。

    それらもマインドフルに、できたらいいなと思いました!

    新しい気づきを得させて頂きました!

    ありがとうございます♪

    1. ゴマさん、お久しぶりです。
      今でもブログを読んでくださっていて、感激です!
      コメントもいただき、ありがとうございます。
      記事をお読みいただき、新しい気づきを得られたとのこと、本当によかったです。
      (一般的に言われる)すごい人やかっこいい人になれなくても
      ☆今この瞬間を味わう
      ☆やりたいこと、やるべきことなど、丁寧に行う
      ☆今「よい気分」でいる
      それらを積み重ねるだけでいいのでは?という考え方(生き方)もあることは知っていました。
      なかなか本当の意味で理解できないでいましたが、少しずつ「それもいい、それでいい」と腑に落ちるようになりました。
      記事にも書いていますが、もちろん何かに向かって努力するのも素敵です。
      自分の心身の調子や状況に応じ、うまく「両立」させて生きるのもよいと思います。
      また、自己受容した上で努力できると「苦」「ネガティブ」は減るのだとも思います。
      コメントをいただけ嬉しかったです。ありがとうございました!

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