人との比較が無意味な3つの理由と、人との比較を減らす方法。

佳見 そら

よく「人との比較は無意味」と言われます。

でも、なぜ無意味なの?

よく聞く答えは「皆それぞれ違うのだから」。

でも、何が違うの?

ここでは、人との比較が無意味な理由を考え、3つに分けてお伝えします。 後半で、人との比較を減らす方法をさらっとまとめ、関連記事のリンクを貼ります (*^-^*)

人との比較が無意味な理由

ちょっと視点を変えたり広げたりすれば、人との比較は無意味と気づく。

皆それぞれ違うから‥‥違うものの例を挙げる

人それぞれ「いろんなもの」が違うから、一概に比較はできない。

でも「いろんなもの」って、何だろう (‘;’)

具体例として「あの人は家庭と仕事の両立ができているのに、自分はできなかった‥」と思う場合。

比較しちゃうもんは仕方ないけど、よ~く考えると、あの人と自分は「違う」のだ。

  • 職種、仕事の内容
  • 職場の環境、上司や同僚
  • 性格、特性
  • 能力、適性
  • 持っている知識、知恵
  • 過去における経験
  • (あると仮定して) 魂のプログラム
  • (あると仮定して) 天から授けられた使命、お役割
  • (あると仮定して) 過去生におけるカルマ、潜在意識
  • 配偶者の性格、特性、思いやりの気持ち
  • 配偶者の仕事内容、職場環境
  • 協力してくれる人 (両親など) の有無
  • 子どもがいるのか、いないのか
  • (子どもがいる場合) 何人なのか、どんな子どもか
  • 保育園・学童保育などの充実度や預けやすさ etc.

さっと書き出しただけで、あの人と自分はこれだけ「違う」。

どっちがいい悪いではなく、ただ「違う」のだから、人との比較は無意味。

これは、多くのことに言えると思います。

  • あの人は成功した (けど自分はダメだった)
  • あの人は〇〇がうまくいっている (けど自分はうまくいかない)
  • あの人は〇〇ができる (けど自分はできない) etc.

もちろん、その逆もあるでしょう。

一つの出来事や事柄は「目に見える複数の要因」と「目に見えない複数の要因」が複雑に絡み合って起きる。理想の状態になるために力を尽くすのは素晴らしいけど、思うようにいかない場合もあるのです。

そして、スピリチュアル的にはなりますが、誰もが価値のある存在で、生きているだけですごくて、誰もが「自分」を生きればよくて‥‥ というのが、おそらく真実なのだと思います。

比較しているのは「一部分」だから

比較しているのは、たいてい

  1. その人を形成する要素の「一部分」
  2. その人の人生の「一部分」

に過ぎません。

当然ですが、人の価値は一部分だけでは決められないし (というか前述の通り、もともと誰もが価値のある存在なのだろう) 、「人生」はその人がこの世に生きる期間すべてを指します (‘ω’)

1の場合、たとえば

  • 事務仕事は得意だけど営業職は苦手
  • 外での性格はいいけど、家では違う
  • 顔はかわいいけど、胃腸が弱い

などの可能性もあります。

人それぞれ「(一般的に言う) 長所・短所」「強み・弱み」「自分の中にある複数の人格」などがあります。 そういうことを、その都度きちんと思い出せれば、人との比較は無意味と気づけるでしょう。

2の場合、人との比較をしているのは「今この瞬間」に過ぎません。

うらやましいあの人も

  • 「過去」に驚くほどの辛い経験をしている
  • その経験があったからこその「今」である
  • 「未来」は嘘みたいにガラッと変わる

という可能性もあるから、人との比較は無意味。

私の身近でも「大らかに子育てをする素晴らしいママ」と思っていた人が実は悪質なクレーマーだったり「幸せそうな友人夫婦」が一年後に泥沼離婚したり‥ という例があります (*ノωノ)

組織や判断する人により基準・視点が違うから

「Aさんは美人顔で、うらやましい」と思うとします。

でも

  • 世の中には、もっと美人顔の人も多い
  • 美人顔ばかりの集団に入ったらAさんは目立たない
  • 外国に行ったら決して美人顔ではない
  • 見る人によっては「美人顔」とは感じない
  • それどころか「きつい感じで嫌だ」と思う人もいる
  • 「変な男がたくさん寄ってきてメンドクサそう」と思う人もいる
  • 「嫉妬されることが多くて可哀想」と思う人もいる  etc.

人との比較をしている時は、たいてい狭い範囲で物事を見ています。

多くのことは「 (一般的に言う) 上には上がいる」「見る人によって基準や視点が変わる」「環境が変われば基準や視点が変わる」もの。また、少し視野を広げれば、自分と同じレベルの人や似たような人も、たくさんいるものです。

そして、ちょっと難しいけど「すべてが自分」。 自分とは、自分が思う自分だけでなく、宇宙全体 (一般的に言われる上も下も、どんな見方をする人も‥) も「(大きな) 自分」。 という視点で考えれば、小さな自分同士での比較は無意味。

人との比較を減らす方法

すぐにできる方法と、時間をかけてやる方法に分けてご紹介!

「すぐにできる!」人との比較を減らす方法

箇条書きで挙げます。

  • 「自分」に集中する (自分のモノサシで評価する、自分が好きなこと・心地いいことをする etc.)
  • 別のことを考えたり、他のことに意識を向けたりする
  • 目の前のことに集中する (仕事、家事、断捨離、運動、創作活動、音楽 etc.)
  • 一度冷静に考える (この記事で書いたように、視野を広げて物事を見てみる)
  • 人との比較をあおる情報 (SNS・雑誌など) を見ない or 最低限にする
  • 人との比較をしてくる人との付き合いをやめる or 最低限にする
  • 人と比較される環境から離れる or その場にいる時間を最低限にする

人との比較をしてもOKだし、比較するのも仕方ない。 でも「あっ 人と比較してネガティブになってる」と気づいたら、その時点で思考の方向性を変えてあげる感じ (*^-^*)

「時間をかけてやる」人との比較を減らす方法

こちらも箇条書きで。「自分にできそうなもの」だけ「できる範囲で」取り入れればいい。

  • 毎日最低一回は、自分で自分を褒める
  • ネガティブ感情を抱く自分も認める (自分で自分に優しく声をかける、ノートに感情を書き出す etc.)
  • 自分・他人・物事の「良い面」に積極的に目を向ける
  • 自宅内や所有物、スマホの中身などの断捨離をする
  • 瞑想、掃除、森林浴、さまざまなモノに感謝、軽い運動などの習慣をつける
  • 自分がやりたいことをやる時間を増やす
  • やりたくないことをやる時間を減らす
  • 「自分も他人も宇宙の最高傑作」という考え方を腑に落とす
  • 「自分も他人も大したことないちっぽけな存在」という考え方を腑に落とす
  • 自己肯定感を少しずつ高める実践をする etc.

上記のことは、どんな環境であれ、できること。

何が起ころうと、自分の心しだいで、できること。

コツコツ続け、ほんの少しでも「心がラクに感じる」「ネガティブがマシになった」という感覚に気づいていく。時間はかかるかもしれないけど「人と比較してネガティブになること」が少しずつ減り、心が平穏な時間がじわじわ増えていきます。

【具体的な実践方法は、以下の記事を!】

★人と比べるのをやめたい…ラクで幸せになれる5つの実践 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★人と比較して落ち込む時の対処法&「みんな同じ」って考える提案。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★心が疲れやすい人は、目・耳から取り入れる情報を減らそう。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★自分を褒めてくれる存在を心に持つ!自分褒めの効果やコツもご紹介。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★自分を認める3つの方法。簡単だから毎日やってみよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★どっちか実践しない? 物事の良い面を見る or ツイてると言う | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★「どうでもいいやりたくないことを、ゆるくやめる」とラクで幸せ。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★引き寄せの法則で気にしすぎを改善【9.自己肯定力をつける】 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

【その他「人と比較すること」の関連記事は、こちら ↓ ↓ ↓ 】

★「すぐ他人と比較する」が本当の幸せにつながらない3つの理由 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★他人に嫉妬してしまう自分でもいい。合う対処法を見つけよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

★他人に嫉妬しない。だって相手も嫉妬しているかもしれないから。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

まとめ:人と比較してもOKだし仕方ないけど‥

人との比較が無意味な理由と、人との比較を減らす方法について、お伝えしてきました。

人と比較して

  • ネガティブになるのも自由
  • 優越を感じるのも自由
  • 優越 → 劣→ 優越 → 劣 のループで生きるのも自由

どれもOKです (‘ω’)

でも「人と比較する自分が嫌」と感じるのであれば、それは人との比較を減らした方がいいサインかも。

無理のない範囲で大丈夫ですので、人と比較した時に「それもOK」と認めつつ、この記事の内容を思い出してもらえるといいなぁ‥。そしてほんの少しでも「心がラク」になっていただけたらと願っています。

本年もよろしくお願いいたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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