「何かのせいにするのは悪いこと」って言われがちだけど
「人間関係を悪くしないため」とか「相手への思いやりから」なら、多少はいいんじゃない?
ストレートに「嫌なんです!」「あなたが悪いんです」とか言うよりは、別のモノのせいにしちゃえぃ。
ってことで、ここでは「機械のせい」「人のせい」「体のせい」にして言いにくいことを言いやすくする方法・具体例を、ご紹介します (;’∀’)
相手を責めずに、機械のせい!
電話オペレーターの仕事をしてた頃。
「はい? 聞こえないんですけど~」は論外としても「少々お声が遠いようなのですが‥」もNG。
正しくは「お電話が遠い」とか「電波の調子がよくない」などと言うことです。
本当にお客様の声が小さかったのだとしても、お客様を責めることはせず「機械や電波のせいにして、お客様を不快にさせない」ってこと (^-^)
余談だけど、クレームとか変な電話が来ると
- 「恐れ入ります、私の声は届いておりますでしょうか~?」 (と何度か繰り返し)
- 「申し訳ございません、通信 (or 電波) の状態が悪いようでございます」
- 「大変恐縮ですが、一度お電話を切らせていただきます、失礼いたします」
って電話を切っちゃうコミュニケーターがいたなぁ。上司 (SV) にモニタリングされてて激怒されたけど。
ちなみにこの方法、しつこい勧誘電話の時に使えるよ。 (「あれっ?」とか言いつつ。で、次は電話に出ない!)
あと、返信が欲しいラインやメールなのに、だいぶ返って来ない時も
- 「最近スマホの調子が悪いんだけど、私のメール届いた?」
- 「ラインの不具合かもだけど、3日前に送ったライン、届いてるかな?」
- 「通信状態があったっぽいから、ごめん、もう一回送るね」
とかって、機械のせいにしちゃえば、返信が遅い (する気がない?) 相手を責めずに済む (;’∀’)
その他、人がした印刷などが汚かった時に「機械の調子が悪かったのかもしれない」と思えば、「まあ仕方ないか」と思えてラクになることもある。 (もちろん内容や状況にもよります)
自分が損しないように、人のせい!
100% 他人から嫌われないのは無理だし、嫌われてもいいんだけどさぁ。
ムダに嫌われる必要は、ないよね。
ぜんぶ、家族のせい!
これは使っている人も多いだろうけど、誘いや依頼を断る時
- 家族の体調が思わしくないので
- 家族に「行かないで」と言われているので
- 親の介護や通院の付き添いがあるため
- 子どもが帰ってくる or 習い事があるので
- まだまだ子どもに手がかかるので
- 旦那がいろいろうるさいから
- 我が家のルールで、人にお金を貸せない etc.
ただコロナ禍で「体調不良」は使いにくくなったな。同居家族の体調不良がある場合、そもそも「会社や学校、会合などを休んでください」と言われてるし‥ (‘_’)
あと、私の経験から一つ。 自宅の敷地内に物置を置いたり柵をつくったりした時に、
- 「旦那が欲しいって言ったから仕方なく」
- 「義母が柵は必要だからつけろってうるさくて」
- 「子どもが飛び出るから危ないのもあるし」
と、ぜんぶ家族のせい。「お金あるね~」とか妬みっぽく言われたから仕方なく (笑)
本当は物置は私が欲しかっただけだし、柵については、近所の方々がうちの敷地内に勝手に入って井戸端会議してることが増えたから (無意識なんだろうけどね…) 。
「旦那のせいにする」ことは、けっこう多かったな。
不愛想で少々コワモテだから、ちょうどいいや (笑)
にしても、昔は「主人がダメと言うので…」とか言うお客様が大大大大大っ嫌いだったのに、人生わからないやね。
学びました、要領のいい人から!
他にも、私の人生の中で、こういう要領のいい人もいた。
- 依頼を断る時に「〇〇さんのご迷惑になるといけないので、遠慮しときます」
- 意見を言う時に「私もそうですが、他の方々も同じように言っています」
- 上司に何かを頼む時に「お客様から、こういうご意見もいただいておりますので」
- 本やCDを返してほしい時「他の人に貸してって言われたからさぁ」
- (自分の思い通りにしたい時)「お客様にとってのメリットが大きいんですよ~」
- (学校で働いてた時)「何より、子どもたちに悪影響だと思うんですよね」
ハッキリ言って、けっこう盛ってたり、ぜんぶ嘘だったり ( ゚Д゚)
まあ、本当に本当のこともあるだろうし「本当なの~?」って疑われてるかもしれないし、完全に嘘ってバレてるかもしれないけど‥‥ 使える時は、さらっと使ってみるのもいいかも!
私のせいじゃないよ、体のせい!
これも使っている人は多いだろうけど‥‥
「疲れてる」「行きたくない」とは言いにくいから「体調不良」ってことにする。
コロナ禍の現在は、
- 「片頭痛もちで、今日も頭が痛くて」
- 「生理痛がちょっとひどくて」
- 「胃腸の調子がよくなくて」
とかが無難かな。
でも、自分の体って、そもそも「自分」なの?
奥平亜美衣さんの本をきっかけに
- いま切った髪の毛や爪は、もう自分じゃない?
- いま胃に入れた食べ物は自分?
- 2キロ痩せたら、その痩せた分は自分?
とか考えてたら、そもそも自分の体が自分なのか、よくわからなくなった。
休まず動いてくれている体にすごく感謝してるけど、自分の心とは違うこともある。
- 心ではいっぱい食べたいのに、胃が受け付けない
- まだテレビを見たいのに、自然と目が閉じちゃうほど眠い
- まだ歩きたいのに、どうしても足が動かない etc.
だから、それを正直に言ってしまえばいいし、時には、うまく断るために使ってもいいと思う。
- 「遠慮しないでたくさん食べてね」と言われたら「ありがとうございます、でも最近胃がすぐもたれてしまうので、このぐらいで‥‥」「すみません、こう見えても胃が小さくて」など。
- 嫌いな食べ物を勧められたら「すみません、体が受け付けないんです」「アレルギーが出るんです」とか
- 「ごめん、私はまだ楽しみたいんだけど、体がもう寝たいって言ってるや」「昨日あまり寝れてないので今日はこれぐらいで失礼します」とか
- 「私の足が休みたいって言ってるから、ちょっと休憩してもいい?」とか
- 「いや~~これ以上働いたら体が悲鳴をあげてしまう~」とか‥‥
体は、生きている間だけ使わせていただける「天からの借りもの」とも言われます。そう思うと体を大切にしたいし、それを人に言っても全然問題なしと思えるのです (‘ω’)
まとめ:でも、今の私は「嘘は最低限」に…
言いにくいことを言いやすくする方法として「機械のせい」「人のせい」「体のせい」にする具体例などを、ご紹介してきました。
でも、今の私は、なるべく「嘘」は最低限にしています。
- やっぱり自分自身が、ちょっと悪い気分になるし
- 仏教やイスラム教で「嘘をついてはいけない」とも言われるし
- いつ誰にどんな嘘をついたか、覚えている自信がないし‥‥
そう、発達障害のグレーゾーンに加齢がプラスされ「覚えていられない」がパワーアップ!!
人とのかかわりを最低限にしつつ「相手を思いやるための嘘ならOK (相手に嘘だと思われても別にいいや)」と割り切ると、少しラクにいられる気がしています (^-^)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。