子どもの気になる部分は、自分の映し鏡なだけかもしれない話。

佳見 そら

息子を心配する母親のイラスト

子どもが片付けない、勉強しない、〇〇が苦手、人見知りが激しい、やんちゃ‥‥。

客観的にみて「そこまで問題があるわけでもない」のに、気になって仕方がないことってありませんか?

で、ついつい口うるさく言ったり、必要以上に落ち込んだり (*ノωノ)

でもこの「子どもの気になる部分」、もしかしたら「親である自分の好みや価値観の反映」に過ぎないかもしれません。

あっ、決して責めるつもりはないのです ( ;∀;)

ただ私は「子どもの気になる部分って、自分の心を映しただけなのかも」と気づいたらラクになったので、この記事で具体例などをお伝えしようと思っています (^-^;

人間関係は「自分の映し鏡」

よく、人間関係は「自分の映し鏡」と言われます。「鏡の法則」とも呼びますね。

たとえば、周りにいる嫌いな人って、自分が「嫌い」と思うから嫌いなんだよね (‘ω’)

なんで嫌いなの? 自分の心がめちゃくちゃ意識していることが、相手から映し出されているから。

  • 自分にないものを持っているとか  (嫉妬心につながる)
  • 「自分自身の嫌いな部分」と似た部分を持っているとか
  • 自分の価値観に反する発言・行動が多いとか
  • 自分の好みと合わない服装や言葉遣いが多いとか
  • 自分が日々頑張ってやっていること (本当はやりたくないのに)を、全くやらないとか‥。

反対に、好きな人も、自分が「好き」だと思うから好きなだけ。

  • 自分にないものを持っていて、素直に「憧れ」と思えるとか
  • 自分と好みや価値観が似ているとか
  • なんとなく自分と波長が合うとか‥。

よ~く考えると、全部「自分」が基準になっているのですね (*‘∀‘)

嫌いな人や憎い人も、基本的にその人が悪いのではなく「自分のフィルターで見た結果」です。(まぁ認めたくないこともあるけど…)。  実際、その人のことを好きな人とか「そんなに嫌いじゃないよ」って人もいるはず。

あっ、でも嫌いな人はいていいし、距離を置いていいし、無理して好きになる必要もない (;’∀’)

「鏡の法則」について詳しく知りたい方、ぜひ以下の記事を☆

人間関係は、ただの鏡の法則。自分の習慣を変えると面白いことに! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

子どもの気になる部分も「映し鏡」かも

鏡の法則から考えると、子どもの「ここが長所だと思う」とか、反対に「ここが気になる」という部分も、親である自分を映し出していることが多いのかも。

まあ、長所の場合は全く問題ないので、ここでは置いておくとして (^-^)

「子どもの気になる部分は、自分の心の反映」という例を、私の体験や考えも交えながら3つ挙げてみます。

例①:自分はできたのに!

たとえばですが、自分は子どもの頃

  • 身の回りの整理や片付けが得意だった!
  • ちゃんと勉強して、成績がよかった!
  • 体育が好きで、運動はそつなくこなせた!
  • 硬筆展や絵画展などでよく選ばれていた!
  • 挨拶や言葉遣いをちゃんとしていた!
  • 好き嫌いなく、何でも食べていた! etc.

それなのに、子どもは思うようにできない! だから「イライラする」「気になって仕方ない」「なんとかしてできるようにさせたい」と思ったりはしていませんか?

私の克服法としては「この子にはこの子のいいところがある」「少しぐらい〇〇ができなくても、どうってことない」「健康なだけでありがたい」などと考えることで、いい意味で諦められてラクになりました (*‘∀‘)

例②:嫌いな人や嫌いな自分に似てる!

嫌いな人や苦手な人の傾向って、ありますよね。

「ズケズケした感じの人が嫌い」とか「早口の人が苦手」とか‥‥、本当に人それぞれでしょう (‘_’)

たとえば以前の私は、以下のような人が嫌いでした。

  1. 不愛想な人、感じが悪い人、リアクションが薄い人
  2. 上から目線でものを言う人、小馬鹿にする人
  3. 平気で人を差別する人

これは、私の「人とかかわる時はこうすべき」という価値観に反するから。

あと「嫌い」まではいかなくても、

  1. 時間などにルーズな人、自由奔放な人
  2. 一つの仕事を長く続けている同性の人 (男女差別だよね、スミマセン)
  3. ムダな力を入れずに、何でもそつなくこなす同性の人

などが苦手だったり、心の中で距離を置いたりしていました。これは、紛れもなく「自分もそうしたいのにできないから」。(今は、な~んも気にしてません)

で、我が子に少しでも「不愛想」「上から目線」「ルーズ」などの部分が見えると、ついキツク言ったり「ビビッ」と反応してしまったりするのです ( ;∀;)

もちろん、あまりにもお友達をバカにするとか、明らかなルール違反とかは注意して当然でしょう。

でも、

  • 相手の話を聴く時に、ちょっと反応が薄いとか
  • ニュースの内容に対し、少しエラそうに発言したとか
  • 「9時に家を出るよ」と言っておいたのに、1~2分遅れたとか

そういう小さなことにも、つい口うるさく言ったり気になったりしてしまう‥。これじゃあ、子どももかわいそう だよぅ(*ノωノ)

また、子どもに「自分自身の嫌いな部分 (性格や行動など)」と似た部分があり、つい腹が立ったり落ち込んだりすることもありました…。

そんな時は、自分を責めずに「まあ仕方ない」と思いつつ、「あっ私の価値観の反映。そんなに大したことじゃないよね」って考えることにしています。少し心がラクになるかな (^-^)

例③:自分がすごく頑張ってる部分

例①②と重なる部分もあるのですが…。

たとえば、私の場合、自分自身が

  • 忘れっぽいので、忘れないような工夫をする
  • 姿勢が悪くなりがちなので、姿勢をよくしようと意識する
  • 相手を傷つけない&相手が喜ぶような言葉や表情を選ぶ

ことなどを、必死に頑張ってきました (今でも頑張ることもあります)。

それなのに我が子が

  • 忘れないような工夫をあまりしないし、忘れ物をしても気にしてない
  • 姿勢が悪く、注意されても改善しようとする意識が全く見られない
  • リアクションが薄かったり、相手が喜ぶような発言・表情をしない etc.

こんな姿を見ると、やはり必要以上に反応してしまう。つい細かく指摘したり、感情的に叱ったりしてしまうことも‥(-“-)

もちろん忘れ物はしない方がいいし、正しい姿勢の方が心身にいい。穏やかに指摘することは、決して悪いことではないと思うのですが、

  • 細かいことでもいちいち気になる⇒自分が疲れるし。
  • 口うるさく言ったり感情的に注意したりする⇒教育上よくないだろうし、子どもが反抗して場の空気が悪くなるし。
  • 空気が悪くなれば、悪いことも引き寄せやすくなるし。(量子力学からそう言える)

なんてゆうか「自分の反映なだけ」「ニュートラルでいよう」と意識し、いちいち反応しない (スルーできる)。こうなれると、ラクでいられる気がします。(親にも都合や体調があるので、完璧には難しいのですが…)

こういう「気になる部分」はスルーしないで

補足として「子どもの気になる部分が、ぜんぶ親の好みや価値観の反映」というつもりはありません。

たとえば、

  • 発達障害やHSCなどかも、と思う行動
  • いじめなど、心のストレスから出る行動
  • アレルギーや体の不調などから出る行動

などは、早く発見して適切なかかわり方や対処をすることで、よい方向に進む可能性が高まるでしょう。

なかなか認めたくない「子どもの気になる部分」かもしれませんし、親自身もつらいかもしれませんが、専門の本・サイトで調べたり、適切な相談機関や人に相談したりできるとよいと思います。

まとめ:多少は仕方ないけどね

「子どもの気になる部分は、親の映し鏡なだけかも」というお話を、私の体験をもとにお伝えしてきました。

人間は、基本的に「自分のフィルター」を通して人や物事を見るもの。

しかも、親だって人間。

  • 体調がよくない時も、ホルモンバランスが乱れる時も
  • イライラして、つい「子どもの気になる部分」を強く指摘したり叱ったりしちゃう時も
  • 気になって気になって、悩んじゃう時も、ある‥‥。

「だから多少は仕方ない。自分は毎日よくやっている!」と自分を褒めつつ、ちょこっと「ああ、自分を反映させてるだけなのかもなぁ」と考えてみてはどうでしょうか?

「心がラクになりそう」と思う人は、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね (^-^)

意識的に「子どもの長所・良い部分」に目を向けると、気になる部分に目が行きにくくもなりますよ。以下の記事でコツをご紹介☆

子どもの良い所に目を向ける5つのコツ。親子でラク&幸せに! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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