若い頃は、目標を持って努力するのが好きでした。
でも40代の今は、目標を持たない生き方も、楽しく心地よくなってきてる。
どちらも経験し「どちらにも、メリットとデメリットがある」と感じています (^-^)
ここでは、まず目標の意味をおさらいし、私の経験をもとに、目標を持つことのメリットとデメリットを考えていきます (主に心への影響について、まとめます)。
「目標」とは
間違われやすい「夢」や「目的」との違い を示します。
人・内容によっては境界線があいまいだけど、だいたいの意味をつかめるといいかも。
夢と目標の違い
【夢】
- 簡単に実現できないこと
- 長い期間をかけて目指すもの
- 漠然と「いつか実現したらいいなぁ」と思う感じ
【目標】
- 努力しだいで実現できること
- 遠い未来のことではないもの
- 何を目指すのか、そのために何をするのかが具体的に示されたもの
たとえば、一般的に「大きくなったらプロ野球選手になる」は夢。「地区の少年野球大会で優勝して県大会に出る」「毎日素振りをする」などは目標と言えるでしょう。
目的と目標の違い
【目的】
- 最終的に実現させたいこと
- 目指す到達点のこと
- 「何のために頑張るのか」を示したもの
【目標】
- 目的達成のために設定した具体的な方法
- 到達点に向けて設定した具体的な水準
- 「何をどう頑張るのか」を示したもの
たとえば「着たい服を着られるスタイルになる」は目的、そのために「〇月までに〇kg痩せる」「毎日筋トレと食事制限をする」などは目標と言えるでしょう。
目標を持つことのメリット
よく「目標を持とう!」って言われるけど、そのメリットとは?
行動に集中しやすくなる
具体的な目標を持つことで、
- 計画を立てて行動できたり
- 効率的に動けたり
- 意欲を持って行動できたり‥‥
達成のために「集中して」行動できることにつながるでしょう。
目標が大きすぎる場合でも、その目標を達成させるための小さな目標をたくさん設定することで「今、何をすべきか」がわかり、集中しやすくなります☆
余計なことを考えずに済む
目標達成のための行動に集中することで、たとえば
- 関係ない別のことを思い出し、心がクヨクヨ
- くだらない心配をし、心がザワザワ
- 芸能ニュースや人の噂話にモヤモヤ etc.
などの ネガティブなことを考えたり感じたりする暇がなくなる!
瞑想は心にいいことで知られていますが、目標達成に向けての行動をすることで「今ここ」に集中できれば「動的瞑想」にもなるのです (‘ω’)
目標達成に必要な情報が入りやすくなる
目標を持つと、達成に必要な情報が入りやすくなります。
たとえば、脳が自然と情報を探しやすく (目に入りやすく) してくれます (RAS機能)。
人に目標を伝えることで、人から情報が入ってくる可能性も高くなります。
神様が味方してくれるような正当な目標であれば、直感・ひらめきという形で情報が降りてきやすくもなります (まだ科学的には仮説ですが、ゼロポイントフィールドにつながるので)☆
達成できればポジティブな気分を得られる
小さな目標でもいい。
目標を持ち、それに向かって努力する。
それだけでも「前に進んでる」という感じを得られやすいし、さらに達成できれば、
- 嬉しい、楽しい
- 充実感、イキイキ生きている感覚を得られる
- 「また次の目標を立てて努力しよう」と意欲が増すことも!
目標を持って生きることで「ポジティブな感情」を抱きやすくなると言えるでしょう (^o^)
安心感が得られる
よくも悪くも、私たちは「夢や目標を持とう」と言われることが多いですよね。
別に気にする必要はないけど、やっぱり気になっちゃう‥
という人は、とりあえず何か目標を持つことで「安心」につながるケースも。
学校や職場、習い事の教室でも、目標を聞かれた時に答えられるし。 (自発的でなければ、あまり意味はないけど)
また、目標を持って生きることで「今やるべきこと」が明確になる。人生で「何もすることがない」「何をしていいかわからない」という状態になりにくくなります。
目標を持つことのデメリット
人や目標の内容にもよるけど、目標を持つと、以下のようなデメリットもあるんです。
ネガティブ感情になりやすくなる
「目標」を持って生きることで、たとえば
- 目標を達成させるまでは「幸せじゃない」と思いがち
- 「目標を達成させなきゃ」とプレッシャーがかかる
- 目標達成のために、常に自分の「足りないところ」「課題」を探す
- 目標達成のために頑張れない自分を責めたり罪悪感を抱いたりする
- 「目標が達成できないのではないか」と不安や焦りを感じる
- 目標が達成できないことが明らかになったら、敗北感や自己否定感を抱く
- 目標を達成できたことに一瞬は喜ぶものの、さらに上を目指し満足感を得られない
- 他人との競争意識を持ち、他人の転落ばかり考える
- 先に目標を達成させた人に嫉妬心や恨みを抱く
などの、ネガティブ感情を抱くことが増えがち (*´ω`)
もちろん、人には考え方の癖があるので、人によります。目標の内容にもよるでしょう。
でも、一般的には「目標を持つことで、上記の一部もしくは全部の『ネガティブ感情』がセットでついてくる」と言っても過言ではないと思います。
頑張りすぎてしまうことがある
目標を持つと、頑張りやすくなります。
一見「いいこと」に思えるけど、つい頑張りすぎる人、完璧主義の人などは
- 休憩・休息を入れずに頑張り続け、疲れ切ってしまう
- 小さなやりたいことが別にあるのに、それをやらずに頑張る
- 他に大切なことがあるのに、それに気づかず頑張る
という状態に陥りがち (+_+)
もちろん個人の自由ではあるのだけど、私は「本当の幸せから遠ざかっていた」と感じています。
また、私も経験があるのですが、「ついつい頑張りすぎて疲れる」が限界に達すると、無気力やうつ状態に陥る可能性もある‥ (._.)
つい頑張りすぎてしまう人は、ぜひ以下の記事もご参考に!
頑張りすぎなくていい理由 & 頑張りすぎないためのヒント。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
臨機応変に対応しにくくなる
目標って、頭の中で手順や方法をあらかじめ考えて定めるもの。
いわば、計画。
でも世の中には、計画通りにいかないことも多いですよね。
他の人や状況が作用したり、なぜかわからないけど想定外の事態になることもある。
目標を持って努力することに固執すると、想定外の「悪いこと」が起きた時に
- パニックに陥る
- 必要以上にネガティブになる
- 方向転換がしにくくなる
とも言えるのでは?
反対に、頭の中で考えている目標以上のことが、奇跡的に起こる可能性もあり、その場合
- チャンスに気づかない
- 焦って上手く対応できない
- 素直に受け取れない
ということにもなるかも。
目標に集中しすぎることで、他のことに目を向けにくくなったり学びを得にくくなったりする可能性もある。
また「人には生まれ持った魂の道 (使命・天命) がある」という説があります。
「目標」と「魂の道」が大きくズレていると、一般的に不幸とされる出来事が起こって強制終了が入る、とも言われる。 (最終的には幸せにつながる、神の采配みたいな感じ)
証明ができないことだし信じられない人もいるでしょうが、私の経験からも、目標に固執することで、その魂の道のようなものがわかりにくくなることは言えると思います。
まとめ:どうしたいかは人それぞれでいい
目標の意味と、目標を持つことのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
- 目標を持つ生き方もヨシ、持たない生き方もヨシ
- その時々により、目標を設定したりしなかったりもヨシ
- ゆるく目標を設定した上で、固執しないよう心がけるもヨシ
どれもOKです (^-^)
ただ、心が疲れやすいと感じる人、生きづらさを感じる人などは、どうするのが自分にとって「心がラクなのか」「幸せなのか」を基準に考えられるとよいのかな、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。