私は、HSP (=「気になる」「気がつく」「気にする」が多い気質)。
同時に発達障害 (生まれつき脳の機能に偏りがある)。
どちらも、おそらくグレーゾーンで、複雑~にそれぞれの傾向が絡み合っています ( ;∀;)
このブログで、生きづらかった過去の話や、対処法みたいなことも、好き勝手に書いているわけですが…。
今回は「あえて女性っぽい服装や態度をしてきた(している)」というお話☆
「女性のアスペルガー症候群(宮尾益知著・講談社)」という本も参考にまとめていきますが、最後に40代の悲しい現実も明るくお伝えします (;’∀’)
アスペルガー症候群とは
発達障害は、生まれつき脳の発達(成長の進み方)に早い部分・遅い部分があり、脳の機能にデコボコが生まれることで起きるもの。
「発達障害」と言っても、いくつか種類があり、アスペルガー症候群もその一つ。
幼児期からその傾向が見られることもありますが、グレーゾーンも含めると「成長と共に対人関係のつまずきに気づき、発覚する」というケースも多いようです。
アスペルガー症候群の具体的な特徴として、
- 集団やグループでの活動に、極度にストレスを感じる
- 相手が考えていることや感じていることが、極端にわからない
- 他の人とは違う「自己流」のことが多く、ちょっと変わっている
- すごく得意なこととすごく苦手なことの差が激しい
- 空気が読めない行動や失礼な発言を、平気でしてしまう
などがあります。
女性のアスペルガー症候群の特徴
どんぐり発達クリニックの宮尾益知先生によると、
アスペルガー症候群の情報の多くが「男性のアスペルガー症候群の情報」で、女性の場合は悩み事も対応法も異なる、とのこと。
女性の場合、男性以上に「思春期以降に初めて気づく(気づかれる)」というケースが多いようです。
たとえば、以下のような特徴があるとのこと。
- ガールズトークが極端に苦手
- 女子特有の人間関係が極端に苦手
- 原因不明の体調不良がある
- 思春期以降も、何でも家族に相談する
- しぐさや服装が子どもっぽかったり男性っぽかったりする
ちなみに「原因不明の体調不良」は、男性で問題になることはあまりなく、女性特有とも言えるようです。体調不良の原因として考えられるのは、
- 体型・体のしくみ・気持ちの変化などに、極端な怖さや不安を感じるため
- 記憶に偏りがあり、過去のつらい記憶がフラッシュバックするため
- 感覚面の偏りがあり、音・光・におい・痛み・気温・気圧などに敏感なため
- 考え方へのこだわりや感覚面の偏りなどから、食生活が乱れるため
- さまざまなストレスから良質の睡眠が得られない(寝つきが悪い、眠りが浅い etc.)ため
などだそう。いずれにせよ「あらゆるストレスを抱えやすいため」と言えそうですね (‘_’)
若い頃は「本音」と「人目」の葛藤
私は、アスペルガー症候群の「グレーゾーン」だと思っています。
グレーゾーンとは「病院で診断されるほどではないけど、その傾向がある」という意味。
自分の本音や本質がなんとなくわかってはいたものの、人目を気にしすぎて「自分をつくる」ことも多かったなぁ。
ガールズトークに「頑張って」ついていく
学生時代や若い頃の本音は
- 男に生まれたかった
- 女子の多くが興味をもつことに興味がない
- 一人が好き、でもボッチは寂しい
野球観戦が好き、電車が好き、ラーメンが好き (*’▽’)
ショッピング、恋愛ドラマや恋の話、ティーンズ雑誌、お菓子づくり‥‥興味ゼロ。
そんな自分に気づいてたけど、スルーして、友達とショッピングしたり、無理してドラマや雑誌を見たり。女子っぽくしておいた方が、ボッチにならずに済むんだし。
女子とかかわることは苦手だけど、とにかく頑張って経験を積んでいった感じ。もちろんこの経験が後々役に立った部分もあるんですけどね (^-^)
女子に嫌われないよう「分析して工夫」する
一般的なアスペルガー症候群の特徴として
- 相手の気持ちや考えが、極端にわからない
- 空気が読めない行動や失礼な発言を、平気でしてしまう
ということも、よく言われますが‥。
私の場合、HSPのグレーゾーンでもあるからか、幼少時から相手の表情や態度を観察し、気持ちを読み取ったり推測したりするのが得意でした、おそらく。
だから、よくも悪くも相手に合わせたり、あえてスルーしたりできるんですね。まあ「ちょっと変」「男っぽい」本質は、にじみ出ちゃいますけど ( ;∀;)
うま~く本質を隠したり、うま~く本質を出したりしながら、同性に嫌われないよう生きてきた…。
誰も興味ないと思いますが、私の「女子に嫌われないよう徹底分析&工夫した中学時代」の思い出は、以下の記事にまとめてあります☆
私、HSP&発達障害かも【No.20:女子に嫌われないのが最優先の中学時代】 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
女っぽく男っぽく、でも女っぽく?
がさつすぎ、ズボラすぎでは、ひかれる。だから抑えて、少し女っぽく。
でも女を強調しすぎると、面倒なこともいろいろあるもんだなぁと、男っぽさも見せたり。
‥‥「もう、なんだかよくわからん」の、自分軸ではない生き方をしてきました (‘Д’)
転職が多い人生でしたが、女性らしさを出すよう指導されていた仕事もあったし。仕事だから仕方ないけど、違和感ありまくり。
世間の「女らしくしなさい」とか「男っぽい・女っぽい」とか自体がなくなればいいのに~、と常々思ってましたね (-“-)
でも結局、一番意識していたのは自分だったのかも。
自分が「女らしい」とか「男っぽい」とかに、いちいちフォーカスせず、
- 「自分を大切にする」とか
- 「ありのままの自分を愛する」とか
- 「自分らしく生きる」とか
に目を向けて、余計なことを考えないで生きられたら、もっと楽しかったんだろうなぁとも思います (^-^)
現在40代。女性と思われない日が来るとは…
基本的にスカートが嫌い。(着物も嫌いで、七五三以来、一度も着ていない)
しかし今、私はロングスカートを着用することが多くなりました。
理由は‥‥なんと男に間違われる(間違われそうな)ことが出てきたから ( ゚Д゚)
もともと背が高く、おせじにも華奢とは言えない。顔・手・足‥すべてが大きく、靴下やスニーカーは男性用。
若い頃は夜道対策で、わざと「男性に見られるような格好」とかしてたけど、まさか努力もせずに男性に思われるとは…( ;∀;)
スキーウェアは一応女性用を買いましたが、上が白で下が紺。プラス夫のニット帽。雪遊びの途中で子どもに「うわ~~男の人だと思ったらママだった」と言われました。
スキー場でやたら人からの視線を感じたのも、そういうわけか…( ;∀;)
最近はマスク+黒縁メガネ+ノーメイク。この日はさらにジーパン+ニット帽で子どもの迎えに行くと「あれっ?〇〇ちゃんの‥‥?」ママなのかパパなのかばぁばなのか(じぃじなのか?)、わからないのかもしれない。
ぼーっとしている時の鏡に映った自分が、一瞬どこかのオヤジに見えて焦った時も…( ;∀;)
究極的には、誰にどう思われてもいいんだけど。さすがにHSPの気質からか、相手に申し訳ない!
一般的には、相手の性別がわからなかったら「どうしよう…」って困っちゃうもんね (;’∀’)
だから、ロングスカートやアクセサリー、ピンク色を上手に使うなど。まあせっかくなら楽しみながら「女性と思われるように」しておいています‥‥(いつのまにかピンクを使っても嫌みにならない年齢になった…)
今までも「毎月美容院に行くのが面倒だから」髪を伸ばしっぱなしだったけど。もう「男性に間違われないようにするために」、ショートヘアにはできないなぁ(笑)
いや~~、若い頃は、こういう日が来るとは思いませんでした (^-^;
まとめ:今は、ぜんぶ楽しんでます!
長く生きていると、いろんな変化があって面白いなぁ。
心がラク~に生きている今は、男性に間違われてもショックでもなく笑っちゃったけど…(それでいいのかっ?)。久しぶりに「昔は女らしくないとか、男っぽいとか、いろいろ気にしていたなぁ」と思い出しました (*‘∀‘)
昔に比べると、性別にとらわれず「自分らしさ」を出しやすい世の中になったなぁとも感じますね。
一生つきあっていく「自分」のことを、「自分」が一番愛して大事にしてあげたいですね。
超まとまりのない記事を最後までお読みいただき、深く感謝いたします<m(__)m>