親が気にしてるだけで、子どもは意外と気にしてないというお話。

佳見 そら

泥遊びをする子どもたちのイラスト

「仲間に入れず寂しいだろうなぁ」「あんなふうに言われて傷ついただろうなぁ」

つい子どもに感情移入しすぎたり、いつまでも気にし続けたり‥‥。 だから疲れる (>_<)

ぜんぶ、子どもを愛するがゆえですよね。「私、頑張ってる」って、もっと自分を褒めてあげたい!

でも、ちょっと待てよぅ? 意外と子どもは何も感じてなかったり、すぐに切り替えたりしてるかも?

無意識のうちに、親のメガネを通して子どもの心を見ている。で勝手に、疲れているのかも。

ここでは、私の体験談や経験からの気づきをまとめていきます。メガネをはずすと、ちょっとラクになる☆

どうしても自分を基準に考えがち

人はどうしても自分の性格や経験、感じ方や価値観などをもとに、人の気持ちを推測しがちです。

たとえば、私は外での立ち仕事をしていたことがありましたが、真冬、真夏、雨、強風の日‥‥多くの人が「大変ですね」とか「自分にはとてもできません」とか仰っていました。

でも私は、あんまり大変とは感じず、3年続けました (コロナで淘汰~ *ノωノ)

私自身も、

  • 子どもが5人いる友達や
  • 障害のあるお子さんを持つ知人や
  • フルタイムで働きながら3人の乳幼児を育てる知人

などのことを、以前は「すごく大変」と思っていました。でも皆それぞれ

  • 「大変さより、楽しい方が大きい」と言っていたり
  • 「絶望した時期もあったけど、今は考え方を変えてラクになった」と言ったり
  • 大変そうな素振りは全くなく、さらっとこなしていたり‥‥。

そう。その人にとって「大変か」はわからないし、たとえ大変でも「自分が思うほど大変と感じているか」もわからないのですね (‘ω’)

感情も、同じことが言える。

  • 「きっと傷ついただろうな」
  • 「不安で仕方ないだろうなぁ」
  • 「すごく怖いだろうなぁ」

などと自分が思っても、相手がどう思っているか、どの程度思っているかまでは、わからないわけです。

私のメガネで子どもを見ていた体験談や思うこと

以前の私は「心配性」「気にしい」「すぐ落ち込む (しかも長引く)」。

当たり前っちゃあ当たり前ですが、いくら自分の子どもでも、全く同じように「心配性」「気にしい」「すぐ落ち込む」というわけではないのであり‥‥。

雨風の中の下校が「大変」じゃないらしい

最近の話ですが、大雨で風も強い中、小学校低学年の我が子が帰ってきました。

「傘もさせないし、さぞかし大変だろう。『あ~あ、もうイヤだ~』とかぶつぶつ言うのかな」と思っていましたが‥‥

ずぶ濡れだけど、ニコニコ (*’▽’)

「歩くのも大変だったでしょ? 寒くない?」と聞く私に、「みんなで帰ってきて楽しかった~」って。

最近「自分のメガネで見ないこと」を心がけていたけど、こりゃぁまだまだだわ (笑)

一人で遊んでて楽しい子もいる

幼稚園や保育園 (こども園)、小学校の休み時間など。

自分の子が「ポツン」でいると、「お友達がいないのかな」「寂しいだろうなぁ」って心配になっちゃう (*´Д`)

ママ友は、自分の子が学童で一人で遊んでいるのを見て、涙が出てきたそう…。

でも、もしかしたら子ども自身が一人でいることを選んでいるのかも。

  • 絵を描くのが好きとか、その時は絵が描きたい気分だったとか
  • 砂いじりや植物を見つけるのが楽しいとか
  • なんとなく一人でいたい気分だっただけかもしれない

「仲間外れにされた」とか「本当は友達と遊びたいのに入れない」とかなのか。それとも子ども自身が「一人でいたい」「一人でも別にいいやぁ」って思う、もしくは特に何も気にしていないのか。そこの見極めが大事かなって思います。

もちろん、心配なら先生に聞いてみたり相談したりするのもよいでしょう。

ただ「一人で遊ぶのが楽しい」「一人でも別にいいやぁ」などと思う子どもに、ムリヤリ「お友達と遊びなさいっ!」って目くじらを立てる必要はないのかなぁと、個人的には思います。

幼稚園で嫌なこと?があっても家ではケロッ

我が子が幼稚園 (年中) の時。担任の先生から電話で、今日転んですり傷をつくったことと

「〇〇ちゃん (我が子) が日直だったんですが、好きな食べ物を言うところでなかなか言えなくて…。あえて助け舟を出さずに10分待って、お友達に応援してもらいながら、なんとかハンバーグと言えた」

と聞きました。

「本当にご指導ありがとうございます~」などと返しながらも、さぞかしつらかっただろうと涙がこぼれる思い (*_*)

電話を切った後「こんなことがあったんだね、よく頑張ったね」と子どもに言いましたが、肝心の子どもはケロッ。気にもしていない様子 (;’∀’)

思えば、迎えに行った時も、いつもと全く同じ様子でニコニコしていたし。

それよりも、いま私が涙ぐんでいることに対して不安な様子でした (‘_’)

てか今思うのは、もしかしたら本人にとっては、別に「つらい」とか「嫌だ」とか思っていなかったのかもしれない。

それか「つらい」「嫌だ」と思ったのだとしても、もう朝の会が終わった時点で忘れたのかもしれない。

一つ言えるのは「私みたいに一度『つらい』と思ったら、しば~らく (帰宅してからもずっと) 考えちゃう」なんて子どもはあまりいないであろう、ということ ( ;∀;)

まとめ:フィルターにかける習慣をつけるとラクかも

「親 (自分) が気にするほど、子どもは気にしていなかった」という、飽くまで「私の体験の一部」をお伝えしてきました。

子どもが「不安」とか「嫌だ」とか思っていないのに 親がそう言いすぎると、子どもの脳に刻み込まれ、子どもも今後同じように「不安」とか「嫌だ」とか思いやすくなる可能性が高まります。

「大変だったね」「疲れたね」「ダメだね」「怖いね」「しんどいね」なども同様。

もちろん、本当に子どもが「つらい」などと感じている場合、それに共感してあげるのは大切です。

でも「不安や心配、恐れや気にしいが強すぎる」という親御さんは、一度「自分のメガネで見ていないか」を頭の中のフィルターにかけてから声がけをする習慣をつけるといいのかも (^-^)

気づいた時だけでOK。無理せずでOK。

私は「子どもが私と同じように感じているかはわからない」と意識し始めてから、「心がラク」になることが増えました!

子どもに自分のネガティブさがうつりにくくなり、長い目で見てもラクなことが増えると思います☆

以下の記事には、その理由を脳科学や量子力学の分野からも解説しています。

子どもの前でネガティブ言葉を使わないと、何かとラクになるかも | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)

ただ、お子さんにもよりますが、年齢が上がるごとに「学校で嫌なことがあっても親には言わないで我慢する」というケースも見られるようになります。

場合によっては、いじめや先生からの暴言などを隠すこともありますので、そこの見極めは大事だということを補足させていただきます。

この記事をお読みいただき、ありがとうございました。


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