命令や叱責をしたくなったら「疑問形」にして三方ヨシ!

佳見 そら

色に例えると、命令や叱責は「黒」の気がする。

言い方によっては、どす黒くもなる (笑)

それらを疑問形にするだけで、柔らかい白やピンクになりそう! (もちろん言い方にもよる (;’∀’))

ここでは、命令・叱責を疑問形にする例と、疑問形が三方 (自分・相手・周り) にヨシの理由、でも言い方も大事であること、「つい命令・叱責してしまった時はこうしてます」などのお話をします (*^-^*)

命令・叱責を「疑問形」にする例

ここではフランクな表現でまとめますが、相手との関係性などにより敬語でお願いします (‘◇’)ゞ

人に命令したくなった時

相手が家族や部下とか、あるいは自分がテンパってる時とか?

つい命令しちゃうかもだけど、一呼吸置いて「疑問形」にする。

  • 早くして!⇒「ちょっと急いでできるかな?」「早くしてくれると嬉しいけど (どうかな)?」
  • 静かにしてよ!⇒「もう少し静かにできるかな?」「声のトーンを少し下げられる?」
  • 〇〇をやりなさい!⇒「できるよね?」「やろうか?」「今やるのは難しいかな?」
  • もう一回!⇒「もう一回やってみようか?」「どうかな? もう一回やる?」
  • 〇〇をやっといて!⇒「やっておいてくれるかな?」「頼んでもいい?」etc.

命令されると「逆にやりたくなくなる」「その時だけ仕方なくやる」という人も多いかも。 きつい言い方をされると「プチトラウマ」のようにもなり兼ねないかもだし‥ (‘_’)

相手を叱責したくなった時

相手の欠点に気づいたり、何度も同じ間違いをされたり‥

ついカッとなり、相手を叱ったり責めたりしたくなっちゃう?

そんな時も、軽く深呼吸してから「疑問形」に。

  • 改善するべき!⇒「改善してもらえるかな?」「改善した方がいいと思うけど (どうかな)?」
  • いつも遅い!⇒「早くするための対策を一緒に考えてみない?」「次回は早くできるかな?」
  • 〇〇は変だよ!⇒「△△とかの方がいいと思うよ?」「あなたはどう思うの?」
  • また同じミスだよ!⇒「今後はどうしたらいいと思う?」「対策を考えてみようか?」
  • 〇〇はダメ!⇒「よくないと思うよ?」「このことについて、あなたはどう思う?」etc.

同じ疑問形でも「どうしてできないの?」「何度も言っているのに、何故わからないの?」などは「ザンネン疑問形」と名付けます。 ここでお勧めする疑問形は、基本的に「肯定的な表現」です (^ω^)

以下の記事には「疑問形」の例や効果、疑問形以外の心地よい伝え方などをまとめています。

★子育てにコーチングを取り入れると、ラクで楽しく幸せが増える! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

疑問形が三方ヨシの理由

ここで言う三方ヨシとは、

  • 「相手」にヨシ
  • 「自分」にヨシ
  • 「その周りの人 (世間)」にもヨシ!

「相手にヨシ」の理由

3つあります!

相手が恐怖心を抱きにくくなるから

言い方や表情にもよるのですが‥

疑問形は、飽くまでも「問いかけ」なので、「相手への否定」「押しつけ」ではなくなります。

(仮に否定や押しつけのニュアンスであっても、その力が弱まる)

否定や押しつけは威圧感 (恐怖心) を与えやすいです。

疑問形にしてあげることで、優しく柔らかい印象になりやすくなります (*^-^*)

相手にネガティブ感情が生まれにくくなるから

命令や叱責をされると

  • やろうと思っていたのに、やりたくなくなった (反発心)
  • 次回はちゃんとやらなきゃ (プレッシャー・焦り)
  • ああ、自分はダメな人間だ (自己否定)

などの「ネガティブ感情」が生まれやすくなります (‘_’)

ネガティブ感情を抱くことは、単純に不快 (-“-)  しかも「同じようなネガティブな出来事と引き合いやすくなり、またネガティブ感情になる」という負のループに陥る (可能性が高くなります)。

相手が考えたり選択したりできるから

人は問いかけられると、脳で考える (可能性が高くなります)。

疑問形で話せば、たとえ一瞬でも、相手は「考えること」をします。

それにより、相手は

  • 納得した上で行動する (言うことを聞く)
  • 納得できない場合は、意見を言える
  • 冷静に対話でき、よりよい方法が見つかる

などの可能性が高まり、場合によっては「有意義な機会」ともなるかもしれません (*’▽’)

「自分にヨシ」の理由

先述の

  • 相手が納得した上で、こちらの言うことを聞いてくれる
  • (納得できない場合は) 相手が意見を言える
  • 相手と冷静に対話でき、相互理解やよりよい解決、学びにつながったりする

ということは、自分にとっても「心地いい」あるいは「有意義」となるでしょう。

相手との関係も良好になりやすい、とも言えますよね。

また、「本当は命令や叱責なんてしたくない」「でも、つい出てしまう」という人も多いかもしれませんが、「疑問形にしよう」と心がけるだけで「命令や叱責をしたくない」という願いが叶う! 嬉しい \(^o^)/

以下の関連過去記事もあります。

★怒ると損する7つの理由。‥自分のために怒りを静めようっと! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

「周りの人 (世間) にもヨシ」の理由

多くの人が「自分以外の人同士が険悪な雰囲気になっている」のを見るのは、嫌でしょう。

  • HSPの気質
  • プチトラウマを抱えている
  • メンタルが弱い

などの人は、なおさら‥。

どんなモノや物事からも、特有のエネルギーが放たれています。

気持ちの良い会話からは、気持ちの良いエネルギーが溢れ出ている (*´▽`*)

それを見聞きする (浴びる) 人も良い気分になり、良い出来事と引き合う可能性が高まります (量子力学的にも説明可能)。 そうすれば、また良いエネルギーが溢れるので「世間・地球にヨシ」とも言えるのですね。

もちろん「言い方」も大事

仏典や聖書でも説かれるように「言葉」は大事です。

でも、メラビアンの法則の実証実験が示す通り「話し方」「表情」も大事で、言葉そのものよりも強く影響を与えるとされます。

なので、言葉を疑問形にしても

  • 声のトーンがきつい
  • 明らかにバカにしたような話し方
  • 顔つきが怖い、怒っている

などでは、柔らかい白やピンクではなく、真っ黒かも (*ノωノ)

ただ、私の経験上「疑問形にしよう」と心がけるだけで「きつさが和らぐ」「柔らかい言い方になる」という可能性が高まるように思います。(相手とのやりとりも、たいてい気持ちのいいものになります!)

命令・叱責しちゃったら私はこうしてます!

それでも、つい命令や叱責しちゃうこともある‥。

とりあえず自分を許す

つい出てしまったもんは仕方ない。過去は変えられない。

なので、自分を責めたりダメ出ししたりは、一切しない (*^-^*)

きっと、すべては神様の御業。

  • 何かしらの学ぶことがあったり
  • 何度も何度も出ちゃっても、そこに意味があったりする。
  • そして、すべては良き方向に向かっている

のだと思います。

すぐにフォローする

すぐにフォローできる場合は、その場でフォローします。

たとえば

  • 「うるさい! ごめん、もう少し静かにしてもらえると有難いな
  • 「昨日も言ったよ! あっ、昨日も言ったと思うのだけど、明日からはどうすればいいか考えてみない?
  • 「ほら、すぐにやりなよ! あっ、すぐに取りかかれるかな?」etc.

わざとらしかったり、こまごましちゃってる時もあるかもしれんけど (笑)

後から気づいたら、その時にフォロー

後から気づくこともあります。

その場合には、後から謝り、疑問形を交えながら対話します。

「一昨日は言い方がきつかったかもしれないね。ごめんね。〇〇の件、どうすればよいか一緒に考えようか?」みたいな感じで。

まあ、あえて蒸し返さない方がよさそうなケースもあるので、臨機応変で (;’∀’)

まとめ&ちょこっと意識する

命令・叱責を疑問形にする例と、三方ヨシの理由、でも言い方も大事であることなどについて、お伝えしてきました。

もし「よさそう」と思っていただけたら‥ あるいは「知っていたけど、やっていなかった」という方がいらっしゃったら‥

ちょこっと意識して、取り入れてみませんか?

できない時は、あって当たり前。 後でフォローすればいいのだから。

ぐらいの軽い気持ちで、ぜひ一緒に取り組みましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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