私は日々「自分の周波数を上げること」を意識しています。
早い話、なるべく「いい気分」「プラスの感情」でいられるよう、工夫して生きるということ。
そうすると、脳が勝手に「いいこと」を探すし、量子力学的にも「いいこと」「いい人」を引き寄せやすくなる。
幸せでいられれば、他人にも優しくできる。自分の幸せは、周りの人にも伝染しやすい。
そう腑に落ちたから、周波数を上げる (なるべく下げない) ことを「生きる軸」にしています。
でも生きていれば、自分自身に「一般的に言われる悪いこと」が起きることもあるし、友達のお父さんやお母さん、遠くの知人が亡くなったりということもあります。
ニュースを見れば、毎日誰かが事件・事故・災害などの被害に遭っている。世界に目を向ければ、紛争や飢餓に苦しむ方々‥‥いくらでもいわゆる「不幸」な状態はあります。
でもそのことばかり考えていれば、自分の周波数は下がるわけで‥。
ここでは「遠くの不幸とどう付き合うか」を考え、それをまとめたいと思います。
遠くの不幸、知らなければ「ない」のと同じ
ごくシンプルに。遠くの不幸を知ることがなければ、その人にとっては「ない」ことになる。
わかりやすい例としては「毎日誰とも会話せず、ニュースも一切見ず、一日中好きなゲームに没頭している人」は、外側でどんなことが起こっていようと「楽しい」わけです。
そこまで極端でなくても、
- 昔の友達が亡くなってても、誰かから聞かない限り悲しくならないし
- 遠くの不幸にまつわるニュースを見ても、無知でよくわからなければ心を痛めないし
- ペルシア語の新聞に深刻な内容が書かれていても、写真がない限り何もわからない
と言えるのです。
ただ現実的には遠くの不幸を知ることもある
だったらニュースも新聞も一切見ず、人に会っても挨拶しかしない関係にすればいい。
といっても、現実的ではないですよね。
情報や人とかかわることでの「喜び」もあるわけだし。
だから生きていれば遠くの不幸を知ることはあるし、それに伴って「悲しい」「怒り」「無力感」「不安」「恐怖」というネガティブ感情が引き起こされることもある。
もちろん、自分や周りに「不幸な状況」が起きることもあります。
ただ「遠くの不幸」の場合は、一般的なニュースや新聞を見ていれば、毎日毎時知ることになります。ニュースや新聞記事の大半は、ネガティブ感情につながる内容だからです。
たとえ自分が見なくても、日常的に人づきあいがあれば、人から聞くことも多い。
そのたびに、ひどく心を痛めたり、ずーーっとネガティブ感情でいたりすれば、自分が壊れてしまいます (>_<)
私たちは、そういう「遠くの不幸」とも付き合っていかなければならない。というか、上手な付き合い方がわかれば、もっと心をラクにして生きていくことができるのです。
ネガティブでいるだけでは誰のためにもならない
たとえば、
- 身近な人が亡くなったことを聞いた時に
- 国内での自然災害や児童虐待などのニュースを見た時に
- 国外での紛争や飢餓などのニュースを見た時に
何も感じなかったり、おかまいなしに明るく騒いだりすれば、「冷たい人」と思われるかもしれません。
(発達障害などで共感性が低かったり、悟りを得て「何事にも動じない」という場合もあるとは思いますが…)
逆に考えると、ひどく心を痛めていれば「優しい人」と思われる可能性が高い。
けれども、ずーーっと心を痛めていても、実は誰のためにもなりません (‘_’)
中には、その思いをきっかけに、それにかかわる仕事をしたりNPO法人を立ち上げたり。そこまででなくても、何らかの活動や行動に移したりする方もいらっしゃり、本当に頭が下がります。
ただ実際は「ネガティブな気分でいるだけで、何も行動しない」という人が圧倒的多数でしょう。
自分がネガティブな気分でいても、何かが好転するわけではないですし、
- 自分の幸せにつながらないどころか
- =自分の周りの幸せにもつながらない (感情は連鎖しやすいので)
- =自分の周りの、その周りの幸せ (=世の中の幸せ) にもつながらない
ということになるのです。
ネガティブな感情になることは仕方ないし、悪くもない。でも「ずーーっと頭と心から離れない」ましてや自分の心身が病んだりでもしたら、目の前の生活に支障が出ることさえあります。
遠くの不幸に対し、自分にできることは‥
じゃあ、遠くの不幸に対し、自分は何もできないのか。
「無力」な自分に、これまたネガティブになることもあるでしょう。
ここでは、お金をかけずにできる「遠くの不幸に対して自分ができること」を3つ挙げてみます。
自分の周波数を下げすぎない
前述の通り、ネガティブ感情になるのは仕方がない。
でも、ずーーっとネガティブでいては、自分の周波数は下がる一方 (>_<)
周波数が下がれば「不安なこと、怖いこと」「怒りや悲しさを感じること」などに目を向けやすくなりますし、量子力学的にも悪い現実を引き寄せやすくなります。
また、周りの周波数を下げやすくなり、ひいては世の中の周波数を下げることにも影響してしまうのです (._.)
だから、可能な範囲で切り替えること。
切り替えが苦手な方は、以下の記事も参考にしてみてください。
切り替え上手になるには? すぐにでも試せる12個の方法! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
友達のお父さんが亡くなったことを告別式の一か月後に知った時は、お悔やみの手紙をしたためて送ることで、気持ちが切り替えやすくなったこともありました。(自己満足に過ぎなければ申し訳ないですが…)
また「今ここ」に集中することもオススメ!
今この瞬間を味わったり、目の前のことに集中したりできると、過去の後悔や未来の心配から離れることができます。
といっても、なかなか私はコツがつかめず‥。同じような方は、ぜひ以下の記事を。
今に集中するコツがやっとわかった。日常生活で練習しラクで幸せに。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
祈りの時間を設ける
遠くで困っている方々に、何かをしたい気持ちはある。
実際に行動に移すのもよいですし、少額でも少量でも寄付をするのも一つでしょう。
お店にある募金箱なら気軽にできますし、最近はキーワード検索やアプリ登録で寄付できる仕組みもあるようですね。
もちろん、信頼できる寄付団体を調べ、本格的に行うのもよいでしょう。
ただ被災地支援などの場合、やみくもに物を送っても「分別」「保管場所の確保」「いらない場合の処分」などで迷惑をかけることも多いそうなので、適切な方法を調べてから行えるとよいですね。
私が強くお勧めするのは「祈ること」。
これなら、いつでもどこでも誰にでも、寝ながらでも今すぐにでもできます。
- 被災地の被害が最小で済みますように
- 少しでも解決の方向に向かいますように
- 生きとし生けるもの、すべての幸せを祈ります
など、その時々に合った文言で祈るとよいでしょう。
「起床後」とか「入浴中」などと、時間を決めると取り組みやすいです。
「自己満足」と言う人もいるでしょうが、祈りの力は実際に証明されています。一人でも多くの人が祈ることで、その力は大きくなっていくでしょう。
また、人のために祈ることは、実際に人のためになる力を与えるだけでなく、なんと自分の心身にもよい効果あり! 詳しくは以下の記事を…。
何もできない自分が情けない。人のために祈るススメと祈る効果。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
「大切なのはどれだけ多くのことや偉大なことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです」とは、マザーテレサの名言。小さなことでも心をこめて、自分にできることをしていきたいですね。
感謝で集合的無意識によい影響を
心理学者・ユングが提唱した「集合的無意識」。
科学的には仮説に過ぎませんし、詳しい説明は省きますが、簡単に言うと「人々の心は、目に見えない無意識の世界で、お互いにつながっている」ということ。
ちなみに私は、学びとシンクロや人の視線を感じるなどの体験から、この仮説を信じています。
これが真実であれば、先に述べたことの効果も増します。
- 自分がずっとネガティブ感情でいることは、集合的無意識全体が暗くなることに貢献してしまう
- 思いやりの心から祈ることは、集合的無意識全体に好影響を与え、よい方向に進みやすくなる
と言えるからです。
そこでもう一つお勧めしたいのが「感謝」すること。
感謝されれば、多くの人が嬉しくなります。感謝には
- 人間関係を良好にする効果
- 体の免疫力を高める効果
- 心にいいホルモンが分泌される
など、まさにいいことだらけ!
感謝の気持ちを持つこと、伝えることは、自分と周りの周波数を上げることにつながり、集合的無意識全体にもよい影響を与えるのです (^-^)
まとめ:まず自分の心をラクにすることから
遠くの不幸に、悲しんだり腹を立てたりしやすい。それが、しんどい。
という人は、ニュースを見る時間や、人付き合い自体を減らすのも一つです。
私も実践していますが、正直、心がだいぶラクになりました。
また、祈りや感謝の実践をすることで「『何もしていない、何もできない自分』にネガティブになること」が減る期待ができます。
まずは、自分の心をラクにすることから。
どこかで誰かが不幸であっても、自分は目の前のことに集中していいし、幸せを感じてもいいんです。というより、それが集合的無意識に影響を与え、地球の平和につながるとも言えるからです。
あなたは、遠くの不幸とどう付き合っていきますか? 自分に合った考え方を見つけられるとよいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。