「よほどのことがない限り謝らない」っていう人、いますよね。
家族でも友人でも職場の人でも。
つい頭にきちゃうよね。「えっ? この場面で謝らないの~?」みたいに (*ノωノ)
謝らない人は、なぜ謝らないのか? じっくり考えてみました。
ここでは、謝らない人の心理・特徴を10こに分けてまとめ「頭にきちゃう自分も、謝れない相手も、受け入れられると心がラク」というお話をします。
謝らない人の心理・特徴
謝らないあの人は‥‥ 一つだけに当てはまる? 複数に当てはまる?
チェックしながら読んでみてくださいね。
「自分は悪くない」と思っている
人は基本的に「悪いことをしたから」「申し訳ないと思うから」謝る。
(「謝っとけば丸く収まるから」などのケースもあるけど)
ゆえに「自分が悪い」と思うことが少ない人は、なかなか謝りません。
- 人にぶつかったら「相手が悪い」
- 間違った情報を伝えても「情報元が悪い」
- 遅刻しても「渋滞が悪い」etc.
心の底から「自分以外の人やモノが悪い」と思っているため 謝らないのです。
また、物事をニュートラルに見がちな人 (出来事や行為などに「いい」「悪い」のジャッジをあまりしない人) も謝らない傾向があるかも。 (+人のことも責めない傾向アリ)
プライドが高い
「謝る」= 自分のミスや欠点を認めること。
「プライドが高い」とは、以下のような意味。
- 自分の知識や能力に自信があり、誇らしく思っている
- 自尊心が高すぎて、おごりや自慢がある
ゆえに、謝りたくない。
仮に「自分の非だ」「自分にも原因がある」と思っても、それを人前で認めたくない感じ。「だって自分は素晴らしい存在なのだから」という心理 のゆえ、謝れないのです。
人に負けたくない、上でいたい
謝らない人の特徴として「負けず嫌い」のケースもあります。
「謝る」=「負けを認めているような感覚」になっている。
何事も勝ち負けにこだわり、かつ
- 他人に負けたくない
- 自分が負けるなんて許せない
- 自分の方が上でいたい
と思うゆえ、なかなか謝らないのです。
自分に自信がない
根底で「自分に自信がない」から謝れない。
「自信がないから謝ってばかり」の人もいるのですが、それとは逆のケースです。
心理としては、
- 自分の非に傷ついている、恥ずかしい
- ここで非を認めたら、もっと自分はダメだと思われる
- 人からバカにされるのが怖い etc.
プライドが高い人の中にも「実は心の奥底では自信がない」という人もいます。
嫌われたくない、評価を下げたくない
広い意味では、前述の内容と重なる部分もありますが‥。
もっとピンポイントで。 たとえば
- 彼女に嫌われたくないから、彼女の前では謝らない
- 職場での評価を下げたくないから、職場では謝らない
- ここの集団では上でいたいから、ここでは謝らない
などのケースです。
実際は逆だと思うけど‥ (謝るべき場面で謝らない方が株が下がるよね)。
責任を負いたくない
謝ってしまうと、自分の非を認めることになり、その結果何かをしなければならない。
その「何かをしたくないから謝らない」というケースもあるでしょう。
たとえば、
- 過失を認めたら、補償しなければならない
- 自分の責任だと認めたら、辞めなければならない
- ミスを認めたら、自分がやる作業が増える etc.
仕事・プライベートにかかわらず、そういう場面はありますよね。
何事に対しても「大したことない」と考えがち
何事も大げさに考えたりネガティブに捉えたりしがちな人は
- 小さなミスや非も大きく捉える
- 「多大な迷惑をかけるかも」と思う
- 「これも自分の非かもしれない」などと考える
ゆえに、謝ることが多くなります。
その反対に、何事も
- 「まあ、大したことではない」
- 「すべては、どうにかなる」
- 「自分の非だけではない (物事はさまざまな要因から成り立つので)」
などと考える人は、謝ることが少ないでしょう
このタイプの場合、他人が謝らなくても気にならないことが多いです。かつ謝ってばかりの人を見ると「なぜ、あんなに謝っているのだろう」と思うかも。
本当は謝りたいけど恥ずかしい
自分のミスだと認識している。
「迷惑をかけた」とも思ってる。
でも、なんか「恥ずかしくて」「照れくさくて」謝れない、という心理。
このタイプの特徴として「コミュニケーションが苦手」ということが挙げられます。中には「謝ることだけが苦手」「謝るという行為に慣れていない」という人もいるでしょう。
謝ると逆に怒られると思っている
過去のトラウマや、育てられ方が原因の可能性もありますが‥‥
「謝ると怒られる」と思い、怖くて謝れない、という心理。
「本当は謝りたいけど、謝るのが怖い」という人と「潜在意識 (心の奥底) が無意識のうちにストップをかけている」という人に分かれるかもしれません。
自分を責めすぎていて、人からも責められるのが怖い
稀かもしれませんが、すでに自分を責めているケース。
普段から自分を責める癖があり、自分の非には、もう十分すぎるぐらい自責をしている。
=「さらに人からも責められたら、もう自分は立ち直れない」などという心理から謝らない (謝れない) のです。
腹が立つ自分も、謝らない人も、受け入れる
謝らない人に、どんな心理や特徴があろうと。
謝らない人に対して
- え~~「ごめん」の一言がないの~?
- 私だったら絶対に謝るのに
- どういう神経してるんだろ、おかしい
などと思うのは仕方ないよね。 すべてOK。
私たちはいろんな人と出会い、いろんな体験をし、いろんな感情を味わうために生まれてきたのだから。謝らない人にどう感じても、自分を責める必要もダメだと思う必要もない。
でも、そういう自分をOKって受け入れつつ、ちょこっと相手側にも寄り添ってみる。
- 心の奥底では、謝れない自分のことがすごく嫌なのかも
- 育てられ方のせいで、そうなってしまったのかもしれない
- コミュニケーションが苦手なだけかもしれない etc.
自分の心がラクになるのなら「あの人はかわいそう、仕方ない」で終わらせるのも一つ。
自分も相手も「受け入れる」ことができると、人間関係がぐんとラクになります。
(ただ「しかるべき対処をする必要がある」「内容的にどうしても許せない」ということもあるでしょうが‥)
謝らない人を受け入れやすくするための考え方は、以下の記事をどうぞ!
謝らない人にイライラしないための「考え方」を10個ご提案! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
まとめ:人の心理は確実には読めないけれど‥
謝らない人の心理・特徴について、主にお伝えしてきました。
10こに分けてまとめましたが、人の心理は複雑です。
複数の心理が絡み合っているかもしれないし、どこか一つだけが強いのかもしれないし。
でも「なかなか謝らないあの人にも、いろいろ事情があるのかも」
とわかっただけでも、少し心がラクになる。
とまとめつつ、やっぱりイラっとしちゃうんだけどね (笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。