手放すとは &「手放すと心が楽になるもの」の例を箇条書き!

佳見 そら

列車の切り離し作業を見た。切り離された車両は、軽やか~に去って行った。

ああ、自分の心を楽にしないものも‥‥

こんなふうに「軽やか~」に手放せるといいな~ (*´▽`*)

といっても「心を楽にしないもの」って何だろう。いっぱいありそう!

ということで、ここでは「手放す」の意味・類義語・宗教の教え・効果などを簡単にまとめ、「手放すと心が楽になるもの」の例を、種類別に箇条書きで挙げていきます☆

「手放す」とは

「手放す」って、なんだろう。

「手放す」の意味・類義語

辞書での「手放す」の意味は「持っているものを、自分の手元から放す」こと。

類義語を考えてみました。

たとえば、

  1. 物なら捨てる」「誰かにあげる」「寄付・メルカリ・買取店などに出す」
  2. 行動や習慣であれば「やめる」
  3. 仕事や活動であれば「やめる」「人に譲る」
  4. 立場やポジションであれば「降りる」「人に譲る」
  5. 人との関係であれば「別れる」「離れる」「(その関係を) 解消する」「解放する」
  6. 考え方であれば「(その考え方を) やめる」
  7. 理想や願いであれば「あきらめる」「天にゆだねる」「自然の流れにまかせる」
  8. 感情であれば「(自分の中から本当に) なくなる」「湧き出てこなくなる」
  9. 過去生からのカルマや業であれば「なくなる」? (自分の実感がなく、よくわかりません‥)

1~6ぐらいまでは、ある程度ムリヤリ手放すこともできそう (物理的・表向きには)。 ただ 7以降は、腑に落とすために時間を要すだろうし、いろんな実践をしても本当の意味で手放すのは難しそうです (‘_’)

昔からの宗教の教えでも‥

「手放す生き方のススメ」は、古くからの宗教の教えにもあります。

たとえば仏教 (主に禅) では、たとえ正しいことや役立つことであっても「執着」することで苦しみに変わると言われます。

執着とは、ある物事に対し

  • 心が強くひかれ、離れないこと
  • 深くとらわれること
  • 「それがないと困る」と思うこと

などを言います。

ましてや、心を楽にしないものに「執着」していたら、苦しみしか生まれないわけで‥‥。なので「執着」を手放すことで、心の重荷から解放され穏やかになれる。という教えなのです。

聖書を読んでいても「手放すことが大切」という教えが見られます。 「あらゆるものを手放すからこそ神様からの恵みを得られる、幸せになれる」という感じで私は解釈しています。

また、スピリチュアル系では

  • 不要なものを手放すと新しいエネルギーが入ってきて、ポジティブな変化につながる
  • 「何が何でも叶えたい!」「叶わないと困る!」という執着を手放すと願いが叶う
  • 何かをぎゅっと握りしめることは「停滞」。宇宙は日々変化しているので、その流れに沿って「 (定期的に) 手放し、新しいものを取り入れる」ことが幸せにつながる

などとも言われます。

手放す効果

私自身は、あらゆるものを少しずつ手放した (手放せた) ことで

  • ストレス・疲れが軽減した
  • 心の余裕・穏やかさが得られた
  • 体調がよくなった、風邪をひかなくなった
  • 頭の回転がよくなった (自分で感じているだけかも)
  • 人間関係が楽になった

という効果を感じています。

ただ「何を手放すと心が楽になるのか」「どんな効果・変化が現れるのか」は人や状況により違います。 私が得られた効果も、飽くまで今のところ感じる効果に過ぎない。

宗教などの教えも、万人に合うわけではないでしょう。 私自身は、執着するもしないも、手放すも手放さないも人の自由で、「執着する自分」「手放せない自分」も受け入れてあげていいと思っています (*^-^*)

「手放すと心が楽になるもの」の例

前述の1~9の種類別に分け、箇条書きで挙げていきます。

飽くまでも「例」です。 人や状況により違うので、ご理解ご了承ください!

自宅の不要物

まずは自宅にある不要物が手放しやすい!

長期間使っていない物

実際に私が断捨離した物の一例。

  • 使い方のわからないキッチングッズ
  • 「高価だから」という理由だけで持っていた服
  • 見栄だけで買った、超~使いづらいバッグ
  • 昔使っていたゲーム機・携帯電話・パソコンなど
  • 昔買った本・CD・DVDなど
  • 捨てるのが面倒だから保管していた布団類
  • 自分に合わなかった整髪料・化粧品など
  • 何のコードだかわからないコード etc.

あることを忘れていた物

かつ「これからも使わなそうな物」

  • 誰かからもらった写真立て
  • なぜかあったハロゲンヒーター
  • 粗品のエコバッグやポーチ類
  • 変色したブーツ、のびのびのTシャツ
  • 大量のタオル類 etc.

気分が下がる物

  • 家庭科の授業で泣きながら作ったスカート
  • 発狂したくなるほどつまらなかった調理部のエプロン
  • 怖い男の人からもらった手帳
  • 嫌いな人の結婚式でもらった食器類
  • やり方が理解できなかった、おもちゃの編み機
  • 上手にできなかった、おもちゃのチョコづくり機
  • 嫌な過去を思い出す写真 etc.

基本的に「使わない物」「あることを忘れている物」「見ると嫌な気分になる物」「壊れている物」「古くて汚い物」は悪いエネルギーを発しています。 手放すことで、自宅のエネルギーが変わり、起こる出来事なども変わってくるから不思議!

また、全体的に物が少ない方が心は疲れにくいです。理由は以下の記事に!

なぜ物が多いと心が疲れるのか。疲れやすい人は読むべし! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜

行動・習慣

基本的に

  • 心が重くなること
  • やりたくないこと (「やるべき」「やらなきゃ」と思うこと)
  • 体によくないこと

は、手放せると心が楽になります。

具体例としては、たとえば

  • 毎朝必ずニュースを見る (or つけておく)
  • つい完璧にやろうとする家事・育児・介護など (の一部)
  • 家族の自立機会を奪うほどのお世話
  • 心が重くなるだけのSNS
  • 不快になるブログを毎日読む
  • 苦しいのに続けている毎日の発信
  • スマホ三昧、ゲーム三昧など
  • 誰かの愚痴を聞く
  • コンビニで必ずスイーツを買う
  • 食べすぎ・飲みすぎ・偏食
  • よくわからずに飲んでいるサプリやドリンク
  • 眠いのに夜更かしをする
  • 湯船に浸からない etc.

「毎日」を手放し「週に何回かにしよう」と思うだけで、心が楽になる、健康につながるなどのケースもあります!

「寝る時間を除いた時間に、何をしているのか」を、細かく書き出すのも一つ。 意外と「気が重くなるだけのこと」「やりたくないこと」「体によくないこと」が含まれているものです (´・ω・)

仕事・活動

基本的には「うまくいかないこと」「苦痛で仕方ないこと」「ムダなこと」などを手放すと、心が楽になる。

まず組織のトップや、個人で経営・運営している場合、

  • その仕事や活動自体
  • 仕事や活動の一部
  • 使っている物やサービスなど

を「手放す」というケース。

でも、そういう方々は私のブログなど読んでいないと思うので‥ (;’∀’)

それ以外のところでは、たとえば

  • 仕事やパートを「辞める」
  • 正規雇用から非正規雇用に「変える」
  • フルタイムから短時間に「減らす」
  • 一部の業務・雑務を「やめる」
  • 何かの活動に参加するのを「やめる」
  • 活動に参加する形態を「変える」
  • 活動の中の一部に「参加しない」

などがあるでしょう。

また

  • 働きすぎ
  • ムリしすぎ
  • 我慢しすぎ
  • 自宅に仕事や活動を持ち帰りすぎ
  • 気の使いすぎ
  • サボり癖
  • 人に頼りすぎ

などを「やめる」というケースも当てはまるでしょう。

立場・ポジション

上記と重なる部分もありますが‥‥

  • 自治会長の職を「人に譲る」
  • スーパーバイザーの立場を「降りる」
  • パトロンの立場を「やめる」etc.

肩書を外す (肩書が外れる) 感じ。 心が楽になるかは、人それぞれ。

この世で生きている以上、手放せない立場 (親とか子とか) もありそうだけど‥。それらを手放したい場合は、うまく距離をとったり (物理的・精神的に) 、そこで楽しむ工夫をしたりして乗り切っていきたいですね。

人との関係

手放すと心が楽になるもの。

「人間関係」が思い浮かぶ人は、意外と多いのでは?

ここでは具体例だけを挙げますが、

  • 付き合いたくない人との付き合い (最低限の付き合いにするだけでも違う)
  • 付き合いたくない人とのSNSやラインのやりとり (最低限にすることも含め)
  • (付き合わざるを得ない人と) 心から付き合うこと (表向きで最低限付き合い、心で距離をとる感じにする)
  • 年賀状やお歳暮などの「物のやりとり」
  • 腐れ縁の相手と付き合い続けること
  • 結婚などの関係
  • その地域や組織 (転居したり脱退したりする)
  • 束縛していた相手

などがあるでしょうか。

私個人としては「急に」「強引に」「音沙汰もなく」はお勧めしておらず、別記事でも「少しずつ」とか「マナーやモラルは守りつつ」ということを書いています。 (まあ状況にもよりますが‥)

考え方

手放すと心が楽になる「考え方」。

ある程度手放せるだけでも心が楽になる」ものも、多い。

私の実体験としては

  • 人から認められてこそ価値がある
  • 人に褒めてほしい
  • 人に勝ちたい、勝たなきゃ意味がない
  • (人と比べて) 自分の方が上だ、下だ
  • こうしなくちゃいけない、こうするべきだ
  • (起こる出来事に抗うように) あれもしなきゃ、これもしなきゃ
  • (起こる出来事を受け入れず) もうダメだ
  • 完璧にやらなきゃ
  • こうしないとおかしい
  • これがないと困る
  • 常に何かしていなきゃ
  • 生産性のあることをするべきだ
  • 世間のペースや流行についていかなきゃ
  • 「絶対〇〇だ」という決めつけ
  • 「絶対こうなるはずだ」という決めつけ
  • きっと悪い展開になる
  • 100か0かしかない
  • 自分は運が悪い
  • 「相手はこうだ」という決めつけ
  • 「自分のせいだ」という思い込み
  • 自分には価値がない
  • 自分はダメ人間だ
  • 誰からも好かれたい

などを手放せたら、本当に心が楽になりました (*’▽’)

理想・願い

これも手放せると、本当~に心が楽です。

特に、他人への「期待」「理想」「願い」は手放した方がいいかも。

よく言われますが、他人は変えられないから! (やり方や状況によっては変えられるケースもあります)

自分のことでも、たとえば

  • こういう仕事に就きたい
  • こういう人と付き合いたい
  • こういう人間になりたい
  • こんな場所に住みたい
  • こんなことをしたい

などを、半分ぐらいでも手放せると (数や程度を) 楽。

といっても「はい、今から理想も願いも持ちません」は難しい “(-“”-)”

ムリヤリ手放しても「モヤモヤ」が残るでしょうし‥。

また経験上、最も「心がラク」と「楽しい」を両立させられるのは「理想や願いを持ち、できる範囲で最善を尽くし、結果は (天・神・宇宙などと呼ばれる存在に) まかせる」ということのような気もします。

ネガティブ感情

ネガティブ感情も「湧き出てこなくなると」本当に楽。

たとえば

  • 誰かへの不満・イライラ・怒り
  • 何かへの焦り・モヤモヤ
  • 人や物事に対する恐怖
  • 自分はダメだ (自己否定)
  • 自分のせいだ (自責)
  • あいつのせいだ (他責・怒り)
  • どうして〇〇しなかったのだろう (後悔)
  • 〇〇が起こったらどうしよう (不安)
  • あいつに復讐してやりたい
  • あの人が妬ましい
  • 本当に申し訳なく思い、苦しい
  • あんなことを言われて悲しい・傷つく
  • 自分には能力も価値もない etc.

過去の辛い出来事に付随したネガティブ感情も、手放せると本当に楽だけど‥‥

自然と頭に湧いちゃうものは、仕方がない (‘_’)

私もいまだに浮かぶ時があり

  1. 「それもOK」「そう思うのも無理ないよね」と受け入れ
  2. 少しでも心地いい気分になれる「考え方」を選び
  3. 切り替えて好きなこと・心地いいことをする

という基本を、繰り返し繰り返し実践しています (;’∀’)

過去生からのカルマ・業

すみません、まだよくわかりません。

でも、たとえば異性関係に関するカルマがある人が、今回の人生で

  • 異性の変な面が目に入る
  • 異性に執着をもたれる
  • いつも別れ際にもめる

などの出来事が多いとします。

もし、このカルマを手放せると (自然な流れでかもしれないし、何らかのワークなどを実践した結果かもしれない)、そういう出来事が目の前に現れなくなくなり、心が楽になる。 そんな感じかもしれません。

まとめ:手放す方法については触れませんが‥

「手放す」の意味・類義語・効果と「手放すと心が楽になるもの」の例について、お伝えしてきました。

手放す方法については、この記事では触れませんが

  • 何もかも手放す必要はないし
  • 手放せなくても自責・自己否定しなくていいし
  • もし手放せたとしても、継続的な心がけが必要です。

特に、ネガティブ感情やカルマなどは、ムリヤリ手放そうとしても逆効果なケースが多いです。 (たとえばネガティブ感情は、問題の解決や「感情を感じ切ること」「受け入れること」などの積み重ねも大切。)

まずは比較的カンタンな「自宅の不要物」「行動・習慣」などの手放しから始めるのがオススメです☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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