ポジハラとは「ポジティブ・ハラスメント」の略。
意味は「ポジティブ思考や行動を、過度に押しつけること」らしいです。
てか私も、我が子や年老いた母親に、やっちゃってるかも。
もしかして「ハラスメント」になっちゃってるの~?‥‥難しいなぁ (/ω\)
でも自分が超ネガティブだった頃は「ポジティブな人がムカついた」し、病んでる時は一気に無気力になったりも‥‥ (それを思い出しなさいという神様からのサインなのか…)
ここでは「ポジハラ」についての簡単な解説と、「ポジハラについて思うこと」「結局どうすればいいのか」などの私の見解をまとめます。
ポジハラ (ポジティブ・ハラスメント)とは
まず「ハラスメント」とは、「いじめ」「嫌がらせ」と訳されます。
言葉や行動により、相手を不快にさせたり困らせたりすることですね。
それを踏まえると「ポジハラ」とは「ポジティブ思考を押しつけて、相手をネガティブ (落ち込み、自己否定、無力感、怒りなど) な気分にさせること」と言えそう (‘_’)
ポイントとなるのは「相手がどう思うのか」。
たとえば、不安や悩みを打ち明けた人に
- 「ほら、前を向いて!」
- 「大丈夫! もっと笑っていこう!」
- 「もうっ‥‥元気出そうよ!」
と言った時。 相手が「うん、そうだよね、ありがとう」って心から思えれば、ポジハラにはならない。
反対に、相手が「落ち込む」「ポジティブになれない自分はダメ」「人の気も知らないで‥」「なんかモヤモヤする」とか思えば、ポジハラになってしまうのですね。
当然ですが、「しつこい」「言い方がキツイ」「ポジティブ思考を強要する」などは、ポジハラ認定される確率が高まると言えるでしょう “(-“”-)”
ポジハラについて思うこと
悪気のないポジハラ、世の中にあふれてると思う。
ポジハラ「する」側の気持ちも「される」側の気持ちもわかるから、考えるほど難しい‥。
相手の精神状態などによるから難しい
私がポジハラ「されること」が多かった頃を、思い出してみました。
それが「ポジハラ」になるのかは、はっきり言って
- 不安や悩みなどの内容にもよるし、
- 「どの程度悩んでいるのか」にもよるし、
- 自分の体調やホルモンバランスにもよるし、
- 誰に言われたかにもよるし、
- どんな言われ方をしたかにもよる。
たとえば、そんなに心が疲れてない時に弱音を吐き、「できると思えばできる!ポジティブ思考が大事!」とか言われても、あまり気にならなかった。「そうかもなぁ」とも思えたり。
でも本気で仕事がイヤで、軽うつ状態の時に「希望を持って!明るく!」と言われた時には、「希望ってなんだっけ‥‥」と生きる気力がダウンしたな (._.)
ポジティブが効果的な場合もあるから難しい
感情って、伝染します。(もちろん個人差あり)
他人の影響を受けやすい人ほど、一緒にいる人の感情と同じ感情の状態になりやすくなる。
明るくポジティブな声がけをすることで、以下のような可能性が高くなるとも言えます。
- 相手がすごくネガティブな状態でない限り、相手も本当にポジティブな気分になる
- 職場などの場合、職場全体の空気が明るくなる
- 「言霊」の力で、本当にそうなりやすくなる
量子力学的に考えても「ポジティブな言動・感情は、ポジティブな現実を呼ぶ」とも言えますね。
エイブラハムの引き寄せの法則によれば、どう考えるかを選ぶことで感情も変わる。前向きな考え方をすれば、ネガティブ感情が和らぐケースもあり、私も日々体験しています。
でも無理矢理なポジティブは危険だから難しい
じゃあ、ネガティブな人が「強引に自分をポジティブにさせればいいのか」というと、違う。
人や状況によっては効果を発揮するケースもあるけど、抑え込んだネガティブ感情が積み重なると、後から大爆発する場合もあります。
「無理なポジティブ思考はうつ病になりやすくなる」という実験結果もあるもの。
私も若い頃、無理矢理ポジティブをつくってみたりもしたけど、ぐったり疲れちゃった (*´Д`)
人の意識の95%を占める「無意識」の部分にネガティブが溢れていると、ただポジティブな意識を持とうとしても、ネガティブな無意識の力が、ポジティブを打ち消しちゃう。
田坂広志先生の著書によると、無理にポジティブな想念を抱こうとすると、無意識の世界に逆にネガティブな想念が生まれてしまうとも‥‥(心は「双極的な性質」を持つため)。
無意識の部分の「ネガティブ」(強い自己否定、自己懲罰、自責など) を書き換えるには「少しずつ」「焦らず」「時間をかけて」していくしかないのです。
ポジハラする人もされる人も、結局どうすればいいのか
考えれば考えるほど難しい? 一体、どうすればいいの?
「ポジハラをしてしまう側」と「される側」に分けて、さらっと考えてみました。
ポジハラをする側
他のハラスメント (パワハラやセクハラ) にも言えるのかもしれませんが…。
あまり気にしすぎると、もう何も話せなくなりますよね (>_<)
そもそも、全く悪気はない (ことも多いと思います)。
一言一言、慎重に考えながら言葉を話していたら、疲れてしまうし。
あまりにネガティブな友人知人で、付き合う必要のない人なら、徐々にフェードアウトするのも一つなのかな。
というか、根っからのポジティブな場合、発する周波数が相手と違うから、自然と離れる可能性も高い。
大切な友人や家族、職場の部下とかなら、まずは「共感する」「寄り添う」気持ちを持ち、かつ「共感の言葉」を、きちんと表に出すことでしょうか。
その上で、ポジティブな言葉を発する?
でも、それでもまた「ポジハラ」になっちゃう?
だったら、ポジティブな言葉を発さずに、話を聞くことに専念する?
中には、それだけで相手が「ガス抜きできてスッキリ」ということもある。
で、ポジティブな言葉を発するとしても「やんわり軽く」にしておく。
ただ、以前の私もそうだったけど、聴いてくれる人には長々とことん話しちゃうんだよね (/_;)
専門のカウンセラーでも神様でもないし、聴き続けるのはしんどいかもしれないなぁ…。自分が病んじゃったら、元も子もないし。
ポジハラされる側
ポジティブな言葉や励ましに、落ち込んだり腹が立ったり。
「聞き流せばいい」「スルーしよう」「心の中で無視無視」とか言う人がいるけど。
それができれば、こんなに悩んでないよね (/ω\)
本当はポジティブな人がうらやましい?
一つだけ、無理なく、今の状態のままポジティブになれる方法がある。
よく言われることだけど、何を言われても「別にネガティブでもいい」って思ってみる。
だって感情って湧き出ちゃうもんだし、どの感情が「いい」とか「悪い」とかって、人間が後付けしたに過ぎない。
「ネガティブだからこそ気づけること、わかること、回避できることもある」とも言えるし。
話を聴いてくれる人には、遠慮せずに聴いてもらっちゃおう。あらかじめ時間を決めておくとか、スッキリしてもしなくても「聴いてくれてありがとう」って言えればいいのかも。
誰にも話せなければ、自分で感情を認めてあげよう。自分のことを、思いやろう。
自分の気持ちに、フタをしなくてもいいんです (^-^)
以下の記事に「気持ちを唱える」「自分に語りかける」方法をご紹介しています。
自分を認める3つの方法。簡単だから毎日やってみよう! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
何をどう思ったっていい。そんな自分のことを「十分に頑張ってるよ」と心の中で抱きしめてあげる感じ。それをコツコツ続けることで、少しずつ自然とポジティブになれる期待ができます。
まとめ:なかなか難しいかもしれんけど‥
「ポジハラとは」「ポジハラについて思うこと」「結局どうすればいいのか」などについて、まとめてきました。
正直、思うことを書いていると超長くなりそうだし、スパッとした結論が出ないのですが‥。
最後に一つだけ勝手に言わせていただけるのなら、まず「ポジハラする側」に対しては、
「ちょっと気をつけようかな」と思えるだけでも、いいのでは?
そう思うだけで自分の言動を意識したり相手にフォローできたりするものだし、あまり考えすぎても自分が疲れてしまうから (‘ω’)
「ポジハラされる側」に対しては、
「別にネガティブでもいいや」って安心してもいい、あきらめてもいい、ということ。
最後に以下の関連記事のリンクも貼っておきます。
不安や悩みが頭から離れない…案外「あきらめる」と解消するかも! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)。
「ポジハラ」、あなたはどう感じますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。