仏教では「人生は苦しいもの」が大前提となっている。
それを知った時、心がラクになる気もしたし「えっ?」という気もした。
人生は苦しいものなのだとしても‥‥
私たちは
- 仏教の修行により「苦」を減らして生きるのも
- ただ「人生は苦しいもの」と思って生きるのも
- 「人生は苦しいもの」と思わずに生きるのも
「選べる」存在なのですね。 ありがたい (*^-^*)
ここでは、生きていれば苦しいことはあるけれど「人生は苦しいもの」と思うのか思わないのかは自由であること、「人生は苦しいもの」と思いにくくする工夫などをまとめます。
生きていれば苦しいことはあるよね
仏教で言う「苦しみ」とは、たとえば
- 病気やケガ、体調不良
- 加齢や老化現象
- 愛する人やモノとの別れ
- 人間関係がうまくいかない
- 思い通り、望み通りにならない etc.
生きていれば逃れられない「苦」は多々ありますよね。
もちろん仏教は「人生は苦しいものだけど、頑張って生きましょう」で終わりでなく「悟りを得れば、もう迷わず、苦しみからも解放される」ということで、さまざまな教えがあります。
悟りを得る (近づく) ためには、お寺の住職さんの弟子となり、修行をする。
そこまでではなくても、興味を持ち、学んだり一部を実践したりしている人もいるでしょう。
でも、誰もが仏教の修行をしようと思うわけではありませんね。それどころか「興味がない」「少し知識はあるけど、瞑想などの実践は全くしていない」という人が大半を占めるのでは?
「人生は苦しいもの」と思って生きるのも自由
「人生は苦しいもの」と思うだけで、心がラクに生きられるのなら‥‥
「人生は苦しいもの」と思うとラクになる時
「苦しいことが重なる時」ってありませんか?
もしかしたら「今その渦中にいる」という方もいらっしゃるかもしれません。
苦しいことが重なる時って
- どうして自分だけ不幸ばかり‥
- 本当にしんどい、生きる気力がなくなる
- 神様なんて、いないのだな‥
などと、私は考えていました (*_*)
そんな時に「人生は苦しいもの」という言葉に出会えていたら、安らぎを与えてくれたことでしょう。
「ああ、もともと生きるとは苦しいことなのだ、仕方ない」と受け入れやすくなるから。
みんな、それぞれ苦しい。 どの時代においても、苦しい。
今の状況を「受け入れられる」と、気持ちが少しラクになる。「ひとまず今日も仕事に行こう」とか「とりあえず食べよう、お風呂に入ろう、寝よう」とか、そういう気力が湧きやすくもなります。
そもそも人間はネガティブを感じやすい
よく言われることですが、人間の本能としてネガティブを感じやすい。
「ネガティブ=悪」と捉えられることが多いですが「いい面」もありますよね。 たとえば
- 「不安」だから準備・対策ができるし
- 「恐怖」を感じるからリスクが減るし
- 「疑う」から本質を見抜きやすくなるし‥。
ただ私も痛いほど経験してきましたが、ネガティブが過ぎると、心がしんどい。
人生の中で「苦しい」と感じることが多くなります (>_<)
そのまま「人生は苦しいもの」と思い続けるのもいい
そう。 意識しないと、私たちの脳はすぐネガティブに傾く。
大きな「苦しいこと」ならともかく。
なんでもかんでも「ネガティブ」「苦しい」ととらえ、そのたびに
「ああ、人生は苦しいものなのだ」と思い、少し安心しながら生きる。
それを続けるのも自由。
以前の私のように、ただ「苦しい苦しい」と愚痴ばかりで生きるのも自由。
もしくは「人生は苦しいもの」を前提としながらも、ちょこっと「苦」を減らすために、次章で書く「苦しみを減らす工夫」をするのも自由。 私たちは、好きに生きられるのです☆
「人生は苦しいもの」と思わずに生きるのも自由
「人生は苦しいもの」と思わずに生きるのも「人生って楽しい!」と思うのも自由です。
そう思うとそうなりやすくなるのが人生
現代物理学の「量子力学」では、結論として
- 意識している (目を向けている) ことは増大する
- 思うこと、信じることが現実化する
- 今の感情と同じ感情の出来事が引き寄せられる
という「確率が上がる」ことがわかっています。
たとえば「あの人は嫌な人」と思えば「あの人は嫌だ」と思うような現実をたくさん見せてくれる。 今「楽しい」と思うと、未来も「楽しい」と思える出来事が引き寄せられやすくなる!
「人生は苦しいもの」と思えば、その人にとっては「苦しい人生」になる可能性が高まるのです。
「人生は苦しいもの」と思いにくくする工夫
人生は苦しいものと「思っちゃう」場合は仕方ないけど。
そこから軌道修正する工夫もできますよ (*’▽’)
人や物事の「良い面」を探す、目を向ける
そもそも、すべての人や物事に「良い・悪い」「幸・不幸」などはない。
自分自身あるいは世間が「意味付け」しているに過ぎません。
たとえば、
- 同じ出来事が起こっても「いい」と思う人と「嫌だ」と思う人がいたり
- その時は不幸だと思ったけど、後から振り返れば幸せにつながっていたり
- 一つの出来事や特定の人に「いい面」も「悪い面」もあったり‥‥
要は、どこに目を向けるか、どう考えるか。 言い方を変えれば、どんな人や物事の中にも「喜び」「すばらしさ」「よき学び」などを見い出すことができるのですね (*´▽`*)
以下の記事も参考にしてみてください。
★嫌なことをいいことに変える5つの方法。すべては考え方しだい! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
★他人の良いところを見つけるメリットとコツ&悪い部分スル~のコツ | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
「正負の法則」を信じる
「正負の法則」という考え方があります。
人生は「プラスの面」と「マイナスの面」の両方のバランスで成り立っている、ということ。
それを前提とすると、今の苦しみには「プラス面」も存在するのだ!
- 負の先回りで、後で必ず生かせる時が来る
- 「自分の成長 」につながっているのだ
- 今苦しいということは、次はいいことが起こるぞ!
また、大きな苦しい出来事は「厄落とし」「人生の転機」とも言えるかもしれません。
よく言われることだけど‥‥
私も人生で2回「大きな苦しい出来事」があり、その後の「自分の大きな成長」と「人生の劇的な変化」を体験しています。
小さな苦しい出来事も「よしっ!小さな厄が落ちたから、次はいいことが起こるぞ!」「幸せにつながるぞ」って、いちいち思う。 心で思うだけなら誰にも邪魔されず、自分の自由なのだから (;’∀’)
しなくてもいい「苦しいこと」はしない
苦手なことや、やりたくないことをしている時。
苦しいですよね (-“-)
でもそれって、自分が絶対にやらなきゃいけないこと?
冷静に考えると、やらなくてもいいこともあるかも。 やらなければ「苦」が一つ減るぞ~ !(^^)!
なんか心がざわついた人は、以下の記事を。
★苦手なことを頑張る?やってもらう?…上手く選べるとラクです! | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
★「どうでもいいやりたくないことを、ゆるくやめる」とラクで幸せ。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
苦しいことを「まだマシだ」と思ってもいい
苦しい出来事に対し
- この程度で済んでよかった
- 学びや気づきがあっただけマシだ
- 〇〇に比べたら、まだいい方だ
と思うのも自由です。
実際、もっと苦しむような状態になっていた可能性もあります。
自分より不幸な人を見て「まだマシ」と思うことに罪悪感を抱く場合は、以下の記事も。
自分より不幸な人を見て安心する。そんな自分を受け入れてラクに。 | 気にしない自分をつくろう!〜ラク楽イキ生きブログ〜 (kinisinai-jibun.com)
苦しい時でも、心地いい時間を過ごしていい
あなたの「心地いい時」は、どんな時ですか?
私は
- 好きなアロマオイルの香りを嗅ぐ
- 緑の木々や畑を見たり、日光浴したりする
- 家族や好きな人と楽しく会話する
- カフェに行く、野球を見る、楽器を演奏する
- ヨガや軽い運動をする etc.
苦しい出来事がまだ解決されていない時に、それらをしてはいけない決まりはありません。
趣味や好きなことがある人は、それを思いっきり楽しむのもいい。
なかなか難しい場合もあるかもしれませんが、短時間でも一瞬でも、あえてそれらをしてみる。 苦しいことを忘れられる時間を持つことは、メンタルを保つ上でも大切です。
「人生って楽しい」と思うと、すべてが楽しい?
先日、自分でびっくりしたことがありました。
詳細は省きますが、以前の私なら超ネガティブになるような出来事に対し、心のどこかでそれを楽しむ自分がいたのです。
心配する子どもに「大丈夫。ママが奇跡を起こすから!」と口から出る始末 (笑)
結局、本当に奇跡みたいな出来事が起き、数週間かかるかもしれなかったことが数日で解決。
私は「意識が現実をつくる」ということを知ってからコツコツ実践を続け、少しずつ自分が変わってきました。
という体験に本当に興奮し、ブログでよく記事にしています (;’∀’)
「人生って楽しい!」と思えば、もしかしたらすべてのことが「楽しい」あるいは一般的に言われる苦しいことも「そんなに苦しくない」と思えるのかも‥。 と、まだまだ道半ばながら感じたのでありました (;’∀’)
まとめ:さあ、どう生きますか?
「人生は苦しいもの」と思うか否かは自由なことと「人生は苦しいもの」と思いにくくする工夫などをお伝えしてきました。
どう思って生きるか、苦しみを減らす工夫をするか否か‥‥ すべては自由。
状況や、その時々で、選んで変えてもOKです。
どれが一番「自分の心がラクになるか」「自分にしっくりくるか」。
はたまた何も考えないで生きるのもいいかもしれないけれど (*^-^*)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
そら 様 毎日 ブログを読ませていただいています。 (暇老人ですからね)
本当に そらさん、 いおいろ よく考えて いいこと楽しいこと書いてありますね。
本になさったら、 ベストセラーになると思います。
お釈迦様は「人生は苦である」と、また ある人は「生まれたのが運の尽き」といいました。
これらは マイナスな考えともいえます。でも、そこから、プラスの向かって生きようね、というのが そらさんの 考え方、生きかたかなあ、と思います。
ひろ様、このたびは記事をお読みいただき、コメントをくださり、ありがとうございます。
人生の大先輩に毎日ブログをお読みいただいているとのこと、嬉しくありがたく思います。
「生まれたのが運の尽き」というお言葉も、ある視点から見れば真実なのかもしれません。
世の中には、いろいろな言葉がありますね。
あらゆる人が、あらゆることを言うし、言っていいのですよね。
その中から、自分に合ったもの(自分の心がラクになったり幸せな気持ちになったりする言葉)を見つけ、採用していけばよいのかなと思っています。
コメントをくださり、ありがとうございました。